学校法人順天堂 順天堂大学理事長・学長室

 
理事長・学長トピックス
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2007年 1月4日 平成19年賀詞交歓会
第83回箱根駅伝総合優勝 理事長就任時の3つの公約
平成18年トピックス 平成19年から〜順天堂大学 今年のマニフェスト〜
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理事長・学長 小川秀興

平成19年1月4日(木)、午後4時より有山登記念館講堂において賀詞交歓会が開催されました。
理事・評議員・教授の方々をはじめ、400名を超える大学教職員、同窓生等の関係者が出席し、小川秀興理事長・学長による年頭のご挨拶、続いて有山登記念館地下食堂にての懇談会が盛大に行われ、新たな年のスタートが切られました。

年頭所感
理事長・学長 小川秀興
平成19年1月4日有山登記念館講堂

 皆様、明けましておめでとうございます。本日は多数の皆様にご参集戴きまして誠に有難うございます。平成19年賀詞交歓会に先立ちまして、年頭のご挨拶を申し上げます。順天堂大学の伝統として、理事長が過去1年間の出来事を総括し、新年度に向けての目標、理念をお話しするのが本会の主旨でございます。従来は有山登記念館地下食堂で皆様にお立ち戴いて聞いて戴くのが恒例でしたが、昨年より皆様にはお掛け戴きゆったりとお聞き戴くように致しました。しかし、今日は用意致しました座席数を遥かに超える多勢の方々にご出席戴き、既に会場後方には沢山の方がお立ち戴いており、皆様の新年にかける意気込みが感じられます。

第83回箱根駅伝総合優勝
 順天堂大学恒例の箱根駅伝は、往路のみならず、復路も1位でゴールし、総合優勝という素晴らしい結果を収めました。本当に良かったと思います。優勝に至るまでの道程には様々なドラマがありました。スタートの1区は14位でありましたが、徐々に順位を上げ、区間新記録を3度塗り替えた山登りの今井君の活躍もあり、見事往路優勝致しました。復路は6区、7区で若干危惧があると聞いていましたが、そうした心配もなく、最後の松瀬君も区間新記録を出して堂々の優勝となりました。正に、品位を重んじて王道を歩むという順天堂のモットーを具現するかのような結果でした。
 箱根駅伝に順天堂大学が初出場したのは昭和33年(1958年)です。顧みますと本年は50回連続出場、この節目の年の優勝となりました。
 初めて優勝したのは昭和41年(1966年)のことでした。それから数えて今回は11回目の優勝です。50回出場して11回の優勝ですから、実に2割を超える勝率で優勝しています。これは順天堂大学スポーツ健康科学部が掲げる“心身ともに健全な若者を育成する”、というモットーに相応しい教育活動を実践していることを表していると思います。
 平成11年(1999年)、20世紀末の大会では9回目の優勝を果たしました。平成13年(2001年)、21世紀初頭を飾る年には10回目の優勝を果たしました。そして50回目の出場となる本年、6年ぶり11回目の優勝です。私共は大変な感動を持って箱根の山で彼らを迎えた後、昨日、ここ有山登記念館にて健闘を称える祝勝会を開きました。
 その時に耳にした印象的な言葉を二つ紹介したいと思います。一つは今井正人君が、「これだけよく指導してくれた先輩、そして仲村監督を男にするために頑張りました」と言った一言です。
 もう一つは澤木啓祐スポーツ健康科学部長の言葉です。澤木先生は10回目の優勝を遂げた時に、監督の地位を後進仲村君に譲りました。昨夜の祝勝会で仲村監督を称えて「大変なプレッシャーに良く耐えた。私も監督を引き受けて6年目にようやく優勝することが出来ました」と話されていました。この言葉にも、後進による今年の総合優勝を称える言葉として素晴らしい含蓄があると思います。
 今年出場した10名のうちの6名は4年生でした。つまり入学し2、3、4年と研鑽を積み、4年生の年、チームのコアになって出場し見事優勝を遂げました。これは正に教育の効果、若者達のモチベーションの高さを物語っています。更に聞くところによるとこの4年生達は個性豊かな学生ばかりで、ともすれば自らの信念に基づいて行動するあまり、団体行動を忘れることもあったそうですが、彼らは昨年の修羅場を経験し、あの悔しさ、1年上級の4年生に負担をかけて申し訳なかったという気持ちを持ち続け、今度は自分たちが雪辱を期すのだとの想いで精進して来ました。そこに集団の中の個の確立、個性ある人々によるひとつの集団の形成という順天堂大学スポーツ健康科学部のモットー、本学寮生活の原点が確立されていることを垣間見ることが出来ました。誠に印象的でした。
 また、今井君は4年生ですが、4年生の残りの5人が、或いは復路を担当した5人が「1分42秒の差をつけてくれた今井の貯金のおかげで優勝出来たと言われたくない」、「2位以下を更に引き離して自分達の力で勝つのだ」という気持ちで臨み、結果的に6分を超える差をつけて堂々たる総合優勝を飾りました。箱根路の旅、昨年の修羅道、今年往路の覇道、復路総合優勝の堂々の王道。これは順天堂大学3学部6病院に集う全ての方々にとってここ10年ほどのあらゆる分野の出来事を象徴するドラマでした。
 彼らが優勝することが出来たのは、選手達だけではなく、監督、コーチのモチベーションの高さ、長い歴史の中で50回も東京・箱根間を駆け抜けた歴代の選手たち、そして50年間駅伝に係わり合いを持った人達の長年積み重ねてきた努力の結晶です。そうした目に見えない、表舞台には顔を出すことのない人達の支えによって総合優勝を飾ることが出来たということにも一言触れておきます。
 更に私共は今後の彼らの活躍にも期待したいと思います。実力のある4年生が6人卒業するからといってがっかりしないで戴きたいと思います。これからが勝負です。6人も卒業するのですから1、2、3年生は大変なチャンスがあるのです。祝勝会でも、正に大変な時期だから自分達が頑張るのだという気迫を持って臨んで欲しいと申し上げましたが、奇しくも同じ言葉が、本年出場が叶わなかった控えの選手達の口から決意として語られました。大いに期待しています。
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