口蓋扁桃摘出術とは

口蓋扁桃とは、俗に言う「扁桃腺」です。
口蓋扁桃摘出術とは、文字通り口蓋扁桃を摘出する手術です。

対象疾患

  1. 習慣性扁桃炎(目安としては年に4回以上扁桃炎にかかる場合)
  2. 扁桃病巣感染症(IgA腎症、掌蹠膿疱症、胸肋鎖骨過形成症など それぞれ専門の科の評価が必要です)
  3. 睡眠時無呼吸症候群

入院期間

入院期間は基本的に1週間前後です。一方、出血のリスクが高い場合など、術後の経過に応じて退院が延期になる可能性もあることをご了承ください。

手術の方法

  • 全身麻酔で行います。
  • 開口器で大きく口を開き、電気メスなどの器具を用いて両側の口蓋扁桃を摘出します。
  • 出血の際は、血管を焼く、糸で縛るなどして止血します。
  • 出血が無いことを確認して、手術を終了します。

※手術時間は1時間前後です。

合併症の可能性

  1. 出血
    唾液に血が混ざる程度の出血は自然に薄まってくることが多いです。出血の勢いが強く量が多い場合は、再度全身麻酔をかけて止血が必要になる可能性があります。このような大量の出血は手術直後と手術1週間後に見られやすいので、注意して管理いたします。
  2. 咽頭痛(のどの痛み)
    術後の咽頭痛はどうしても避けられません。痛みがひどい場合には、適宜鎮痛剤を使用します。通常、痛みは時間経過と共に和らいできます。
  3. 口角炎・口内炎
    開口器で大きく口を開くため、口角が切れてしまうことがあります。また、開口器で舌を長時間圧迫するため、口内炎ができたり、舌の違和感が出現したりすることがあります。いずれも、時間経過と共に改善していくことがほとんどです。

退院後

退院して約1~2週間後に、外来で創部をチェックいたします。 前述したとおり、出血の可能性があるため、退院後も安静にすることを推奨しております。デスクワークなどの復帰は可能ですが、重い荷物を運んだり体を動かしたりするような力仕事は避けるべきです。 少しでも痛みが残る場合は、熱いものや辛いもの、固いものなどは摂取を避け、食べやすいものを摂取するようにしてください。

口蓋扁桃摘出術