診療体制について

外来における診療体制について

外来受付は、月曜日から金曜日の午前、午後、土曜日の午前に行っており、紹介の患者さんも常時受け付けております(但し、水曜午後は外来がございませんので、受け付けができません)。外来患者数は、初診が月に約30~50名、再診が約1600~1800名です。
当科では専門外来を設けておりますが、外来の全ての医師があらゆる血液疾患を診療致しますので、気兼ねなくご紹介ください。
患者さんのQOL、ADLを維持するため、外来で施行可能な化学療法や輸血などの支持療法は外来化学療法室や外来処置室にて積極的に行っています。

病棟における診療体制について

入院診療は、グループ体制で行っており、グループ長が主治医となり日々の診療をそのグループに属する担当医とともに複数名で行っています。
入院患者さんについては、悪性リンパ腫、白血病、多発性骨髄腫を代表とする血液腫瘍の方が最も多く、初回の化学療法は入院で行います。また、原因不明の血球数異常、脾腫、発熱を認め、血液疾患が疑われる場合は、診断の確定や治療方針を決めるため、入院の上数多くの専門的な検査を受けていただくことが必要となります。
当科は非血縁者間骨髄移植・臍帯血移植の認定施設となっており、移植治療については専門性が高いため、専門の移植チームを設けて、治療に当たっております。
これらの患者さんの検査結果、診断、治療方針はグループ内での検討、更には、教授回診や症例検討会で綿密に話し合い、さまざまな医師の意見を取り入れ、慎重に判断するようにしております。

緊急入院が必要な場合のご依頼に際してのお願い

急性白血病が疑われる患者さんや出血傾向をともなう血小板減少症の患者さんなど、ご紹介当日の緊急入院が必要な場合は地域医療連携室を通じてご相談いただければ幸いに存じます。緊急のご用件は病棟医長、あるいは当科救急応答医にご連絡ください。可能な限り迅速に対応いたします。