患者さんへのご挨拶

Dr鈴木健司
順天堂大学医学部附属順天堂医院
呼吸器外科教授
鈴木 健司
順天堂大学呼吸器外科では様々な胸の病気に対する治療を提供しております。
またその診療を世界中の患者さんに提供することをミッションとしており、新しい肺がんの治療法、縦隔腫瘍の治療法などを世界の学会で報告しております。つまり日本にあって世界をリードする診療と研究を行っている数少ない施設の一つです。また学術的なことばかりでなく、患者さんお一人お一人の社会的、経済的な要素を考慮に入れた治療方針を計画するよう心がけております。

確かに肺がんや中皮腫は難治性の病気ですが、是非とも「胸に影がある」といわれたら私たちの外来に是非とも来て頂ければ幸いです。あらゆる治療の可能性とおすすめの治療法、そして決してあきらめない治療を提示させて頂きます。

患者さん向けの本として以下をご参照ください。

あなたの医学書 「名医の言葉で病気を治す」肺がん  誠文堂新光社
順天堂大学医学部附属順天堂医院 呼吸器外科教授  鈴木 健司著

診療科概要

肺がんをはじめとして多くの呼吸器疾患を対象に治療を提供しております。
当科の得意分野は以下の通りです。
 
  1. 肺がんに対する外科治療
  2. 縦隔腫瘍に対する外科治療
  3. 胸膜中皮腫に対する外科治療
  4. 気胸などその他の呼吸器疾患に対する外科治療

肺がんは増加の一途をたどっています。今や胃がんを抜いて肺がんはがん死亡数の第一位となっています。それだけ悪性度の高い肺がんですが、一方で検診の普及により早期発見が為される場合もあります。極端に治りにくい肺がんと極めて早期の肺がんが混在しているのです。これまでは早期の肺がんも進行肺がんも同じような治療を行ってきました。今後はがんの悪性度に応じた治療方法を確立する必要があります。がんの悪性度とともに、患者さんの社会的、経済的要因も加味した治療方針を提供させて頂きます。
 
早期肺がんに対する手術の縮小と進行肺がんに対する手術の拡大をバランスよく行い、提供します。手術後の合併症も少なく、胸腔鏡を併用することで多くの患者さんは手術後5日程度で退院されます。呼吸器の分野で不可欠な呼吸器内科との連携も充実しています。総合病院なので心臓病や腎臓病、糖尿病などがあっても手術が可能となる場合が多くなります。縦隔腫瘍では神経内科との連携で重症筋無力症という難病を併発した患者さんを数多く治療しています。胸膜中皮腫に対する治療もバランスよく積極的に行っています。気胸に関して積極的に行っています。
 
「胸に影がある」といわれたら、ぜひとも私たちの外来にいらしてください。適確な診断と治療の方針を提示させて頂きます。
呼吸器外科04
呼吸器外科05
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外来診療

当院は「特定機能病院」として厚生労働省から承認された病院ですので、原則として他の医療機関からの紹介状(診療情報提供書)が必要となります。
初めて当科外来を受診する場合、診察を円滑に行うためにも紹介状をご持参いただきますようご協力をお願いいたします。
なお、紹介状をお持ちでない場合でも、受診していただくことは可能ですが、初診時選定療養費として別途自費にて8,250円(税込)を申し受けます。
患者さんご自身でご予約いただく場合
先生方にご予約いただく場合
外来受診についてのご不明な点や、休日・祝祭日、緊急時の受診に関するお問い合わせは、下記のTEL番号へのご連絡をお願い申し上げます。
お問い合わせ
順天堂大学医学部附属 順天堂医院 呼吸器外科医局
〒113-8431 東京都文京区本郷3-1-3
TEL:03-3813-3111(大代表) 内線 5380、5381

⼊院診療

入院患者さんには、鈴木健司教授をはじめ、全スタッフで毎朝7:30回診を行っており、
治療方針を決定させていただいております。

治療方針検討会

火曜日、金曜日には、全スタッフで患者さんの治療方針検討会を行っております。

病棟の紹介

病棟は、主に1号館9階A病棟です。

手術を受けられる患者さんへ

当科の手術についてご説明するパンフレットを作成いたしました。
ぜひご一読ください。
 
ご不明な点がありましたら、外来に関しては、外来医長の「今清水恒太」、病棟に関しては、病棟医長「服部有俊」、その他全般に関しては、医局長「松永健志」までお問い合わせください。
お問い合わせ
順天堂大学医学部附属 順天堂医院 呼吸器外科医局
〒113-8431 東京都文京区本郷3-1-3
TEL:03-3813-3111(大代表) 内線 5380、5381