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プログラム責任者からのメッセージ

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人間力を磨き、
多様な患者に対応する
救急のプロへ

順天堂大学大学院研究科
救急科教授
橋口 尚幸

Dr橋口尚幸
救急を目指す方は、困った人を助けてあげたいという気持ちが、他の専門診療科に比して、特に強い人達だと考えています。たくさんの多様な患者さんに対応するためには、様々なことを知る努力が必要です。医学に関しても浅く広くではなく、深く広く知らなくてはならないし、短時間で初見の患者さんのバックグラウンドを理解して、治療方針に反映させるような技術も必要です。手術だけ、手技だけ、全身管理だけが上手くてもダメで、自分自身の総合的な人間力が試される診療科です。

順天堂大学は、本郷、静岡、浦安、練馬の4病院に救急科があり、うち静岡、浦安、練馬の各病院は救命救急センターです。
本郷は地理的な要因もあり救命救急センターではありませんが、かかりつけ患者を中心に多彩な疾患に対して高度な医療を提供しています。静岡病院はドクヘリ、ドクターカーの運用も行っており、中でもドクヘリの年間出動件数は日本のトップ3に常に入っています。浦安病院はラピッドカー、小児救急医療センターも運営し、千葉県湾岸部の最後の砦として役割を果たしています。練馬病院は、これまでも地域の中核病院として役割を果たしていましたが、2023年に救命救急センターの指定をうけ、さらに精力的に役割を果たしています。

バラエティに富んだ4つの病院の救急は、お互い切磋琢磨しつつ、必要時は積極的に協力し合うような関係です。ぜひ我々の仲間に入って一緒に人間力を磨き、救急を専門とするものとして高みを目指していきましょう。