診療科概要

教授挨拶

リハビリテーション医学  主任教授 藤原俊之

平成29年1月より順天堂大学大学院医学研究科リハビリテーション医学主任教授に就任いたしました。
リハビリテーション医学はWhole life and Whole body Medicineです。新生児期から老年期までの人生(Whole Life)にわたり、生活全般(Whole Life)にかかわる機能を回復させ、臓器や障害部位に拘わらず脳から四肢にいたるまでのすべての障害(Whole body)を治療の対象とする医学(Medicine)です。
我々は機能を改善させ、障害を軽減し、活動を広げることを目的とします。よって高次能機能、言語機能、嚥下機能、運動機能、感覚機能、疼痛などのあらゆる機能障害に対応し、歩行障害、日常生活動作の障害などの活動の制限に対するアプローチを行います。

我々の使命

  • 世界最高水準のリハビリテーション医療の提供
  • リハビリテーション医学を担う人材・指導者育成
  • 世界をリードする研究の促進

この3つの使命を果たすべく我々は

  1. 確固たる学術・技術に基づいたリハビリテーション医学の実践
  2. 人を大切にする
  3. 未来を見据え、世界をリードする研究
を行います。

1.確固たる学術・技術に基づいたリハビリテーション医学の実践

リハビリテーション医学の治療手段の一つに運動療法があります。運動療法はリハビリテーション医学の重要な治療手段の一つです。しかしそれがすべてではありません。我々はリハビリテーション専門医(Physiatrist)として、運動療法だけでなく、電気刺激、経頭蓋磁気刺激、経頭蓋直流電気刺激などを用いて神経活動を修飾する物理医学的治療手段や疼痛をコントロールするためのブロック治療、痙縮による運動障害を治療するためのボツリヌス治療、失われた機能を代償する手段としての義肢・装具療法、薬物による薬物治療、最先端のロボット工学や神経科学を応用したブレインマシンインターフェイス(脳の信号を利用して失われた機能の回復を図る治療法)などのあらゆる治療を手段使い分けて、最大限の機能回復、最小限の介助量、最高の生活の質(Quality of Life)の獲得を目指します。

2.人を大切にする

「医は仁」です。人を大切にする気持ちが大事です。我々は必要な人に必要なリハビリテーション医療を提供します。
医学、医療を担うのは人です。医師のみならず優秀なリハビリテーションスタッフを育成し、優れたメンバーによるチーム医療を実践します。
学閥のない順天堂大学で広く全国からの研修医、後期研修医、医師を受け入れ、リハビリテーション医学の発展をはかり、広く世界に貢献します。
海外からの研修生も受け入れております。
大学院博士課程、修士課程には、学外で働く医師、コメディカルも多く受け入れています。

3.未来を見据え、常に世界をリードする研究

リハビリテーション医療の効果を検証し、その機序を明らかとすることで、常に世界をリードするリハビリテーションの開発、研究を行います。
  • 脳卒中片麻痺患者の上肢機能の実用性を改善させるHANDS therapyを開発し、日本だけでなく世界的な広がりを見せています。世界18か国でハンズオンセミナー、レクチャーを行っています。
  • ブレインマシンインターフェイスを用いて、脳の神経活動を読み取り、四肢の失われた運動機能を回復させる治療法を開発、研究しています。
  • 世界に先駆けて、非侵襲的に脊髄にある歩行神経回路を刺激して、歩行機能を改善させる治療法(FAST walk)を開発、臨床実証研究を行っています。

現在まで競争的研究資金の獲得は1億5千万以上、特許取得3件、英文原著論文は50編を超えます。
海外からの研究生も多く受け人れています。

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