整形外科・スポーツ診療科

整形外科・スポーツ診療科

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プログラム責任者からのメッセージ

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生涯動き続ける未来を、
整形外科医として
実現する

順天堂大学大学院研究科
整形外科・スポーツ診療科教授
石島 旨章

Dr石島旨章
「自由に動くことができること」、これはヒトがもつ重要な機能のひとつです。

超長寿社会を迎え、人生100年時代の到来が確実視されています。「生涯動き続けることができ、家族や友人とスポーツや旅行を楽しみ続けること」は、誰もがもつ希望であると思います。しかし、現代社会では、残念ながら年齢が高くなるほど運動器の障害や疾患の有病率は高まり、80歳を超えると男女ともに何らかの運動器疾患に罹患しており、その実現は極めて困難になっています。つまり、生涯にわたって運動器の機能を維持できるようにすることは容易ではありません。

我々整形外科医には、生涯にわたる移動機能を維持できる社会の実現に向けた貢献が求められています。そして次世代の整形外科医には、運動器の機能とその重要性に加え、運動器疾患や障害についての深い理解とそれに基づく適切な治療、そして未解決や不確定の諸問題を解決し前進させる研究力が期待されています。

順天堂では、骨・軟骨・靭帯・神経など運動器の機能と疾患を深く理解し、既知と未知を理解したうえで、運動器疾患により移動機能が低下した目の前の患者さんに現時点で最善の治療を行うことができる整形外科医を育成します。さらには、現在の医学と医療には常に限界があることも理解でき、医学の前進に少しでも寄与できる知識と技術をもつ能力も身に着けることができるための機会を作ります。これにより、多くの若手医師が国内外で基礎や臨床の両面で、そして関節(肩・肘・手・股・膝・足)・脊椎・骨軟部腫瘍・外傷・スポーツ・リウマチ・小児などのすべての領域で、運動器の正常から異常(疾患や障害)までを、広い視野と多くの知識と高い技術により対処できる整形外科医の育成も目指しています。

夢を持つ若き医師の方々、学是「仁」、理念「不断前進」、そして学風「三無主義」をもつ順天堂にて是非一緒に働きましょう。お待ちしています。

入局・研修を希望される先生方へ

順天堂大学は初期・専門研修(大学院生・シニアレジデント)を 実施する若手医師の処遇を出身校に全く関係なく優遇します!

初期研修で整形外科を選択した場合

将来整形外科医志望でも、整形外科志望でなくても、初期研修中の選択科目として当科を選択することが出来ます。その間は、病棟受け持ち医として上級医師からの指導を受けながら、整形外科の基本的知識、技術の研修を行います。また、選択期間中の他病院への見学や学会参加なども希望があれば、積極的に斡旋・紹介いたします。

後期研修(入局者)

初期研修を終えた医師であれば、誰でも順天堂大学整形外科に入局することができます。入局時期はこだわらず、他科からの途中入局者も歓迎しています。
後期研修開始1年目は主に、本院(本郷)および附属4病院、即ち静岡病院(旧順天堂伊豆長岡病院)、順天堂浦安病院、順天堂江東高齢者医療センター、練馬病院の計5大学病院のいずれかで整形外科研修を行います。
その後は、附属病院や関連病院も含めてローテーションし、様々な整形外科疾患に触れ、経験、知識、技術を蓄積します。
整形外科医として6年間の臨床経験を終えると、日本整形外科学会認定専門医の受験資格が出来ます。専門医試験は、筆答と口頭試問からなり例年90%弱の合格率です。

大学院進学について

順天堂では、大学院入学を希望される先生については積極的に進学を奨め、サポートする体制に取り組みつつあります。当科でも、入局前後に限らず、その体制を整備しておりますので、希望者はいつでもご相談下さい。
大学院進学

整形外科専門医取得後

人生設計に基づき、教室として可能な限りでのサポートをします。専門(subspeciality)分野の研修、研究を目指す場合は、大学病院および附属病院での専門診あるいは特色ある関連病院の整形外科等に所属して、専門領域の臨床や研究に打ち込んで真の専門家を目指して研鑽を積むことができます。

研究体制の紹介

当教室における研究は、各専門診で行っており(脊椎診腫瘍診股関節診肩関節診手外科診膝関節診)、医局員は自由に自分の興味ある分野にて研究を行うことができます。大学院での研究の他、海外や国内施設への留学も可能です。
また、大学院に入学せず附属病院や関連病院に籍を置きながら臨床研究を行うことも可能です。研究意欲のある医師の入局を歓迎しています。