小腸カプセル内視鏡検査について
小腸カプセル内視鏡検査とは
小腸カプセル内視鏡は、簡便かつ非侵襲的に小腸の画像化を可能にする革命的な検査です。

カプセル内視鏡検査の特徴

- 造影検査やファイバースコープによる内視鏡検査に比べ、苦痛がほとんどありません
- X線による被ばくがありません
- 検査中は日常生活ができます
小腸カプセル内視鏡検査の流れ

記録装置

体表の8か所にセンサーを張り、カプセル内視鏡の画像を記録するレコーダーに接続します。

レコーダはポシェットに入れて、肩から掛けて自宅に持ち帰ります。検査は当日の夜に終了し、レコーダは翌日当院にご持参いただきます。
カプセル内視鏡の画像
小腸カプセル内視鏡検査の適用となる患者さん
- 原因不明の消化管出血、特に小腸出血が疑われる患者さん
- 原因不明の腹痛、下痢等があり、小腸疾患が疑われる患者さん
- 次の患者さんへの使用には注意が必要です。
[安全性が確認されていないため。]
- 妊婦の方
- 重篤な消化器憩室疾患の方
パテンシーカプセル検査
消化管の狭窄が疑われる患者さんでは、カプセル内視鏡検査が可能かを判定するために、パテンシーカプセル検査を事前に受けて頂くことがあります。
パテンシーカプセルの特徴

- 実際の検査に使われるカプセル内視鏡と同一サイズで、内視鏡機能のないカプセル
- 体外に排出されなかった場合、X線検査で位置の確認が可能
- 体内に留まっても、約30時間で自然に崩壊するカプセル
詳細は、消化器内科までお問合せください。