診療科概要

令和4年1月、食道・胃外科と消化器低侵襲外科が統合され、新たに食道・胃外科としてスタートいたしました。
食道・胃外科の前身である第一外科は、昭和27年の福田保教授の就任に始まります。胃がん手術で有名な村上忠重教授、胃内視鏡創始者の一人であった城所仂教授、さらに胃がん縮小手術の草分けであった榊原宣教授へと引き継がれ、わが国の消化器外科分野の治療と発展に尽くしてまいりました。
平成10年には食道がん手術の権威である鶴丸昌彦教授が就任し、今日まで食道がん手術においてわが国トップレベルの実績をあげています。
平成14年に順天堂外科学教室が臓器別診療科に再編、鶴丸教授のもと「食道・胃外科」が誕生いたしました。平成21年に梶山美明教授が就任し、その卓越した技術のもとで優れた実績は引き継がれていきます。
平成31年には峯真司教授が就任し、鏡視下食道がん手術を積極的に推進。高難度な技術を駆使した質の高いリンパ節郭清を行い、わが国屈指の生存率を誇ります。また、胃がんの手術で特に難しいとされる噴門部がんや、食道・胃の良性疾患(粘膜下腫瘍など)への鏡視下手術など、常に確かな技術に拠る高品質な医療に取り組んでいます。

消化器・低侵襲外科は平成27年5月、「より優しく患者さんを治す」外科治療の推進と開発、そして質の高い医療を実践できる外科医の育成を目指し、初代教授に福永哲医師を迎えて開講いたしました。根治性と安全性、そして患者さんのQOLを第一に、迅速かつ積極的に高難度の低侵襲治療に取り組み、術後の患者さんの早期の社会復帰を実現しています。また、一般的には腹腔鏡手術やロボット支援下手術が難しいとされる高度進行胃がんに対する化学療法後のConversion surgeryや食道浸潤例や食道胃接合部癌についても、認定医による高レベルな手技により、低侵襲手術の考慮を可能にします。
これまで積極的に新たな低侵襲治療の開発にも取り組できており、その術式は広く普及し国内外で行われています。
令和元年からは、肥満症の外科手術治療が始まりました。肥満症に起因する深刻な合併症に苦しむ患者さんに対して、糖尿病・代謝内分泌内科やメンタルクリニック等の他科と連携し、手術適用になった場合には「腹腔鏡下スリーブ状胃切除術」を行います(詳しくは「肥満外来」をご覧ください)。

消化器疾患でお悩みの方は、当科へご相談ください。