順天堂大学小児科学教室
教室の紹介
診 療研 究教 育 |  
       
   当小児科・思春期科学教室は、平成19年8月に清水俊明先生が教授に就任されたばかりの若い教室ですが、当教室では、代々一貫して小児科学全般にわたり臨床および研究を行ってきた結果、現在では広範な小児科学のほぼ全ての分野の診療および研究体制が確立されております。平成23年は14名の新入局員を迎え、他学からも10名の新入局者を迎えることができました。この若い力を伸ばしていくための教育体制を既に確立させ、現在、皆がのびのびと診療、研究を行っています。
    
診療

 都心の中心に位置し、最新の医療設備を擁し、安全かつ最高の医療を提供すべく努力しております。過去10年間の年間平均外来患者数は31,000人を、入院延べ日数は13,000日を越えております。
小児病棟は1号館10階に小児科・小児外科混合病棟からなる100床(NICUを含む)を小児外科、産科、心臓血管外科、脳神経外科との連絡を密にしながら運営しています。特定機能病院であるため入院患者さんは、未熟児新生児、先天性心疾患、血液・悪性腫瘍疾患が多いですが、他にも消化性潰瘍、難治性下痢症、潰瘍性大腸炎などの消化管疾患、肝胆膵疾患、神経疾患、腎・泌尿器疾患、川崎後心合併症、アトピー性皮膚炎、気管支喘息、肥満・糖尿病、低身長、発達障害、神経性食欲不振症など多岐にわたる患者さんが入院しており、特に消化器疾患の診断・治療は、我が国でトップクラスです。
 診断・治療における高度医療の実践に努めるだけでなく、病棟では子供の恐怖心を少しでもなくすよう子供が好きなアンパンマンのアニメを配した壁画で飾られ、医師は白衣を着用せず、看護師はエプロンを着用し患児に接しています。またチャイルドパーティー、院内学級、遊びや音楽やお絵かきのボランティア活動、遊びを通じ自分の病気を理解させるプレイセラピーなどを積極的に行い、入院生活のQOL向上に心がけています。少子化の時代を迎え小児病棟の運営自体が厳しいなかにあって、本病棟はその開設以来、常に満床の状態が続いています。
    

研究
 近年小児医療は疾患構造の変化とともに大きく変貌してきています。拒食症や神経症などの精神疾患の増加、従来予後不良であった悪性腫瘍などの慢性疾患の患者さんが長期生存あるいは治癒する時代となり、小児期から成人期にキャリーオーバーしてきていることが挙げられます。また成人の生活習慣病を小児期から予防することの重要性も指摘されています。このような背景から最近、小児医療を胎児期から成人期までの一貫した流れの中でとらえる「成育医療」という概念が提唱されており、当教室でもこのような考えに沿って診療と研究を行っています。臨床・研究グループとしては消化器・栄養、免疫・アレルギー・膠原病、循環器、血液・悪性腫瘍、腎臓泌尿器、肝臓・代謝、新生児、神経、内分泌、児童精神、発達、感染症など12のグループがあり、積極的な活動を繰り広げています。
    
教育
 医学生教育に関しては、5年生で行われるBSLは3週間あり、クラークシップ制により密度の高い指導が行われています。6年生の選択コースの学生に対しては、臨床力を身につけるために積極的に小児救急の現場に触れるよう、学内だけでなく関連病院の外来あるいは当直を臨床医と一緒に仕事をしながら体験させています。また当科で行っている研究の一端に触れ、自分で論文を書くことで統計処理の方法、考察の仕方を学ぶことで論理的思考が医療にいかに重要かを会得してもらっています。
 研修医を含めた医局員の教育に関しては、国際的なレベルの医師を養成する目的で、様々な教育が行われています。優秀な医師を育てるためには優秀な指導医を育てることが大切であることをモットーに、海外の優秀な教育指導者の招聘、教育関連病院を含めた指導医のTeacher's trainingの導入、小児救急医療(PALS)や児童精神科疾患の研修など、レベルの高い教育を行っております。週一回の抄読会では、海外の最新の論文を読み知識を深めるとともに、月一回、小児科学関連の最新のトピックスをテーマに専門家を招き教育講演をお願いしております。これらの教育・研修を通して、世界に通じるグローバルスタンダードな医療を行える医師の育成に努めております。

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電話:03-3813-3111(大代表)

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