胃粘膜下腫瘍

胃の中にできるポリープのような病気ですが、胃の粘膜よりも深いところ(粘膜下)にできる腫瘍です。胃GIST(ジスト)、平滑筋腫、神経系腫瘍などが粘膜下腫瘍に含まれます。

症状

腫瘍が小さい場合は症状がほとんどありませんので、検診などで偶然発見されることが多いです。大きくなってくると腫瘍が崩れて出血し、吐血や下血などの症状が出ることがあります。

診断

内視鏡検査やバリウム検査で腫瘍を確認します。超音波内視鏡検査などで腫瘍から組織を一部取り顕微鏡でどのような性状の腫瘍かを調べることもあります。またCT検査等で腫瘍の大きさなどを調べます。

治療

大きさが2cm以下の場合はすぐに治療する必要がないので定期的な内視鏡検査(半年~1年ごと)で経過を見ていきます。2cm以上になると手術で切除し、診断治療を行うことが推奨されます。5cm以上の場合は悪性の可能性が高いので切除が必須です。

手術は腹腔鏡で腫瘍を切除します。腫瘍を取り残さないように、かつ胃をできるだけ残し変形しないよう、内視鏡と腹腔鏡両方を使用し、胃の内側と外側の両方から腫瘍を確認しながら正確に切除します。この方法は福永教授が2005年に本邦で初めて導入した内視鏡下全層切除+腹腔鏡下閉鎖術という方法です。