腹膜透析(CAPD)
腹膜透析用カテーテルの腹腔内留置術について(1)
| 手術目的: | 慢性腎不全を患い膜腹透析療法を必要とされる方に、ご自身のお腹の中(腹腔)に透析液を注入したり、体内の老廃物がふくまれた透析液を体の外に排出するためのカテーテルを腹腔内に留置します。 |
| 手術方法: | @通常、全身麻酔や硬膜外麻酔をします。 A腹部で臍(へそ)のやや右下より皮膚を縦に8cm程切開します。 B脂肪層、腹筋層を分けて、その下の腹膜に5mmの横切開を入れて、そこから腹膜透析用カテーテルを骨盤内へ向けて挿入します。 Cカテーテルが適正な位置にあることを確認し固定します。 D腹腔外のカテーテルは皮下を通して(皮下トンネル)下腹部に出口を作成します。 E実際に透析液を注液・排液しカテーテルの状態を確認します。次いで、透析液のもれや出血がないことを確認し、閉腹して手術終了です。 |
| 合併症: | 手術のときに起こり得る主な合併症には出血・感染症・消化管穿孔(腸管を傷つけてしまうこと)があります。 腹膜透析を開始した後、早期(1〜12ヶ月)に起こる合併症には、カテーテルの位置異常・カテーテルの閉塞・カテーテルへの大網(腹腔内にある脂肪の膜)の絡みつき、腹壁ヘルニア(腹壁の弱い部分より腹腔内に貯留した透析液が皮下に漏れ出てくること)等があります。 長期間(一般的に6〜10年以上)、腹膜透析をつづけると腹膜硬化症といって腹膜そのものが硬く厚くなって腸管どうし、あるいは腹壁と癒着してしまい、腸閉塞をおこしてしまう致命的な合併症をおこす危険が高くなります。 |
腹膜透析用カテーテルの腹腔内留置術について(2)
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腹膜透析はお腹の中(腹腔)に入れた透析液に血液中の毒素や余分な水分を排泄(移行)させ、それを通常1日4回入れ替えることによって治療します。 |
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腹膜に囲まれた腹腔内に透析液を注入し、一定時間貯留している間に腹膜を介して血中の不要な老廃物や水分を透析液に排泄(移行)させた後、その液を体の外に取り出して血液を 浄化します。 |
カテーテル出口部 ![]() |
腹腔内に留置されたカテーテルは皮下を通って腹部表面に出てきます。 3〜6ヶ月程度で出口部は、カテーテルと 皮膚が密着します。 良い出口ではカテーテルは表皮に包まれるようになります。 |
腹膜透析用カテーテルの腹腔内留置術について(3)



