患者さんへのご挨拶

Dr永原章仁
室長 消化器内科教授
永原 章仁
内視鏡室では上部消化管内視鏡検査、大腸内視鏡検査、小腸内視鏡検査、内視鏡的逆行性胆管膵管造影検査、超音波内視鏡検査や気管支鏡検査などの検査や、内視鏡による早期癌およびポリープの切除、総胆管結石・閉塞性黄疸に対する内視鏡治療などを行っています。

われわれは、高度で安全な医療、患者にやさしい医療を提供することを基本としています。内視鏡を用いて病変を早期かつ確実に診断し、非侵襲的で患者に負担の少ない治療を目指します。

消化器内科、食道・胃外科、大腸・肛門外科、肝・胆・膵外科、消化器・低侵襲外科、呼吸器内科、呼吸器外科、小児科、小児外科の専門性をもった医師が診療にあたります。

部門概要

組織・体制

内視鏡室はB棟3階にあります。
2017年に検査室8室から11室へ、および2020年にX線透視室2室から3室へ拡張され、現在計14検査室を利用しています。
実施している検査は、上部消化管内視鏡、大腸内視鏡、ダブルバルーン内視鏡、胆膵内視鏡、超音波内視鏡、カプセル内視鏡、気管支鏡等です。

当室は、内視鏡の機器管理、内視鏡機器の洗浄・消毒・メンテナンス、検査予約、患者受付、検査記録・フィルムの整理、等の業務も行っています。
スタッフは、看護師17名(うち消化器内視鏡学会認定内視鏡技師5名)、看護助手5名、スコープ等洗浄員5名、事務員・クラーク7名です。
 
院長、内視鏡室長、内視鏡室医員、検査医が所属する臨床各科の委員、看護師委員、内視鏡室運営に関係する各部門(放射線科、臨床工学室、病院管理課、医事課)からなる運営委員会を月に1回開催しています。
内視鏡室集合
内視鏡室集合2
室長 永原章仁(消化器内科教授)
室員 上山浩也(准教授)、村上 敬(准教授)、赤澤陽一(助教)
看護主任 小松崎真理

理念および目的、活動内容

内視鏡室002
内視鏡を用いて病変を早期かつ確実に診断し、非侵襲的で患者に負担の少ない治療を行うことを目的とし、高度で安全な医療、患者にやさしい医療を提供することを基本としています。
消化器内科、食道・胃外科、大腸・肛門外科、肝・胆・膵外科、消化器・低侵襲外科、呼吸器内科、呼吸器外科、小児科、小児外科の専門性をもった医師が診療にあたります。夜間・休日の緊急内視鏡に関しては原則として消化器内科医師がon call体制で担当しています。

主な取り組み

①検査研修医、検査介助スタッフの教育訓練

消化器内視鏡学会認定指導施設として、内視鏡研修医の教育・訓練を積極的に遂行しています。内視鏡研修医は検査責任医のもとで実地の修練を行い、内視鏡専門医資格の取得が可能となっています。
検査介助スタッフについても、鉗子操作等の各種介助技術の教育プログラムを作成し、内視鏡学会認定内視鏡技師の資格を積極的に取得しています。

②リスクマネージメント

内視鏡検査・治療は偶発症を伴うことがあり、医師・スタッフが遵守する各種検査・治療ガイドラインを制定するとともに、患者に対しても事前に検査説明・承諾書による十分なインフォームドコンセントのもとに検査を実施しています。抗血栓薬の取り扱いに関しては、日本消化器内視鏡学会が制定した新ガイドラインに即して当室でも新たに抗血栓薬取扱マニュアル、説明・承諾書を作成し運用しています。感染対策に関しては、機器洗浄・消毒マニュアル、機器取扱マニュアルを作成して対処しています。

③医療連携

院外の関連医療機関からの検査予約、検査所見の報告、院内で使用している説明・承諾書の提供、等を行い、医療連携に積極的に取り組んでいます。

内視鏡検査を受けられる患者さん

内視鏡とは

内視鏡室003
主に上部消化管内視鏡(胃カメラ)と下部消化管内視鏡(大腸内視鏡)があります。これらの検査により消化管の内部を詳しく観察でき、異常が早期発見できます。検査時間は胃カメラが約10分、大腸内視鏡は約30分です。
その他の特殊検査・治療として、超音波内視鏡、胆膵内視鏡、ダルルバルーン内視鏡(小腸内視鏡)、カプセル内視鏡、気管支鏡等があります。

検査時の服装と食事について

内視鏡室004
身体を締め付けない楽な服装でお越しください。
食事(飲食・飲水)に関しては「内視鏡検査を受ける方へ」の用紙をご確認ください。
内視鏡室は看護師18名、そのうち9名が内視鏡検査技師の資格を持っています。
当内視鏡室では、年間2万件以上の患者さんが、検査・治療を受けられています。
検査をご希望の方はいつでも担当医にご相談ください。

お問い合わせ

内視鏡検査をご希望の場合には、各科の外来をまず受診してください。外来担当医が検査日などを予約します。
その他、検査についてのご不明な点がありましたら、下記の電話番号へご連絡をお願い致します。

ご紹介くださる医療機関の方

内視鏡検査(上部消化管、下部消化管、ERCP、超音波内視鏡、気管支鏡など)をご希望の場合には、各診療科の担当医の外来へご紹介ください。紹介を受けた担当医が外来で検査日などを予約します。
 
あらかじめ内視鏡室に登録いただいた院外の先生は、内視鏡室に、直接、検査日をご相談ください。
 
緊急の内視鏡検査を必要とする患者さんをご紹介いただく場合には、救急当番医にご連絡ください。救急当番医より緊急内視鏡当番医に連絡をとり、迅速な処置を行います。