禁煙支援ニュースNO.3

2007.04.15 禁煙推進委員会

4月から、本郷キャンパスで働く(勉強)する皆さんへ

順天堂大学は、“健康大学”として、受動喫煙の防止だけでなく、喫煙の健康被害について積極的に社会に啓蒙していきたいと考え、平成18年8月1日から、病院エリアを含む本郷キャンパスは『全面禁煙』となっております。
病院は、診察や治療、ご相談等のために訪れたり、入院されたりする施設であり、「より安全で快適な環境」と皆さまのご健康を守ることを使命とする立場からも、1号館正面ガーデン、駐車場、通路等を含めて敷地内は、『全面禁煙』です。
また、当院では、禁煙外来を設け、タバコをやめたい方を支援しております。皆さまのご理解とご協力をお願いいたします。

世の中に着実に進む禁煙の流れ

新幹線も全面禁煙、鉄道も全面禁煙、そしてタクシーも禁煙!

JR東日本では、平成19年3月18日から、新幹線・特急が全面禁煙となりました。また、小田急電鉄と東武鉄道でも、特急の禁煙車を全廃しました。(JR北海道は、昨年3月から実施中)
タクシーについても、「名古屋のタクシー 禁煙です」(読売新聞、平成19年3月17日)が取り上げられ、また、神奈川県も、平成19年8月からの県内全タクシー禁煙に向けて準備中です。

文京区の「路上喫煙禁止地区」の指定とその後の動向

歩行喫煙による被害をなくすため、春日町三丁目町会および後楽町会の申請により、文京区では、初めて、平成19年1月23日から、右図のエリアが「路上禁煙禁止地区」に指定されました。
地下鉄の入り口では、タバコのポイ捨てが、劇的に減ったようです。

『ND』って、知っていますか?

『ND』とは、Nicotine(ニコチン) Dependence(ディペンデンス)、つまり、“ニコチン依存症”のこと。
『ND』は、治療の必要な完治出来る病気です。

タバコに含まれているニコチンは、神経系に作用する物質です。
タバコを吸うとニコチンが肺から血中に入って脳に達し、その作用によって“頭がすっきりする”、“集中力が高まる”、“落ち着く”などと感じると言われていますが、実際は“イライラ”、“落ち着かない”といったニコチン離脱症状により、喫煙によりニコチンを補充せざるを得ない依存症(病気)なのです。

健康管理室は、『ND』の教職員・学生の皆さまを対象に、健康相談を受け付けています。

タバコが体に悪いことは、皆さまご存知のことと思いますが、タバコの影響は、がんや呼吸器・循環器疾患の原因として、また、メタボリックシンドロームとの関連など、多数挙げられています。
その他、女性には、お肌のシミ・シワの原因にもなります。
「自分が好きで吸っているのだから関係ない」と思っているあなた。夫が喫煙者である妻(非喫煙者)の肺がん死亡率は、非喫煙者の夫をもつ妻(非喫煙者)の約2倍。子供の喘息の発生率も約1.5~2倍です。喫煙者の皆さま、自分の大切な人をたばこの害から守ってください。そしてあなた自身も禁煙チャレンジで健康への第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
「禁煙してみようかな!」と少しでも思われた方は、初めての方も、再チャレンジの方も、いつでもOK!是非、健康管理室(4号館別館B棟)へ足を運んでみてください。

1本のタバコの急性効果

喫煙は、心筋梗塞、狭心症、脳卒中、閉塞性動脈硬化症などの心血管疾患の発症に深く関与しています。実際に、喫煙者の心筋梗塞発症頻度は非喫煙者に比べて3倍以上、突然死は7倍以上といわれています。
喫煙により、血圧や脈拍、動脈の太さはどの様に変化するのでしょうか。愛煙家の方(32歳男性)が、タバコを1本喫煙した様子を観察してみました(左図)。
驚くべきことに1分後には、血圧は10%以上上昇、脈拍は20%以上増加しました。また、上腕動脈の径は10%以上細くなってしまいました。
すなわち、1本の喫煙はリラックスをもたらすのではなく、むしろ身体に過度のストレスを与えているのです。
これらの喫煙による交感神経刺激作用が、心血管疾患発症の原因の一つと考えられています。

禁煙パトロール:6月上旬実施予定

関連リンク: 呼吸器内科「禁煙外来」