【プレスリリース】「新ドライアイ診断基準により「ドライアイ確定」患者が3割増加」を発表いたしました

患者さんへ

新ドライアイ診断基準により「ドライアイ確定」患者が3割増加
~確定診断によりドライアイ治療の適応拡大へ~

研究者のコメント

我々の研究グループは、2016年のドライアイ診断基準の改定を受けて、旧ドライアイ診断基準と新ドライアイ診断基準におけるドライアイ患者の分布について調査を行いました。その結果、旧診断基準において「ドライアイ疑い」と診断されていた患者の8割が、新診断基準では「ドライアイ確定」と診断され、ドライアイ確定患者数は3割も増加することが明らかになりました。
さらに、新診断基準におけるドライアイ確定例の中で、涙液層破壊時間短縮タイプのドライアイは、4割を占めることが明らかになりました。
ドライアイの加療では、涙液層の安定性を低下させている眼表面の不足成分を看破して、点眼によって成分を補充する必要があります。本研究結果から、「涙液層破壊時間短縮タイプのドライアイ」が新診断基準では「ドライアイ確定」として、その多くを占めることが明らかになったことで、「涙液層破壊時間短縮タイプのドライアイ」における涙液の安定性の改善に着目した加療ができると考えます。

眼 科
猪俣 武範 村上 晶