先進医療は、国民の安全性を確保し、患者負担の増大を防止するといった観点も踏まえつつ、国民の選択肢を拡げ、利便性を向上するという観点から、将来的な保険導入のための評価を行うものとして、保険診療との併用を認めることとされているものです。
有効性及び安全性を確保する観点から、医療技術ごとに一定の施設基準を設定し、施設基準に該当する保険医療機関は届出により保険診療との併用ができることとされています。
先進医療を受けた時の費用は、次のように取り扱われ、患者さんは一般の保険診療の場合と比べて、「先進医療に係る費用」を多く負担することになります。
- 「先進医療に係る費用」は、患者さんが全額自己負担することになります。
※詳細な金額については「当院で実施している先進医療一覧」をご参照ください。
- 「先進医療に係る費用」以外の、通常の治療と共通する部分(診察・検査・投薬・入院料等)の費用は、一般の保険診療と同様に扱われます。一般保険診療と共通する部分は保険給付されるため、各健康保険制度における一部負担金を支払うこととなります。
- 患者さんは「先進医療に係る費用」+「各健康保険制度における一部負担金」をお支払い頂くこととなります。
平成23年7月1日現在
当院で実施している先進医療一覧
硬膜外腔内視鏡による難治性腰下肢痛の治療
(腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊椎管狭窄症又は腰椎手術の実施後の腰下肢痛(保存治療に抵抗性のものに限る。)に係るものに限る。)
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全身麻酔下、腹臥位で内視鏡を硬膜外腔に挿入し、病的所見を認めた部位で癒着剥離、炎症物質の灌流、局所麻酔薬・ステロイド投与を行うことにより、低侵襲で治療を行うものです。 先進医療に係る費用:198,000円(1回の治療につき) 担当診療科:麻酔科・ペインクリニック |
| 骨軟部腫瘍切除後骨欠損に対する自家液体窒素処理骨移植 |
骨腫瘍に対する手術療法に際し、患者自身の罹患骨を用いて再建する方法。切除骨から腫瘍病巣を取り除いた後、液体窒素で冷却処理し、腫瘍切除後の骨欠損部の再建に用いる。従来用いられてきた熱処理等と比較し、軟骨基質の温存、蛋白・酵素の温存が可能で処理後も骨形成因子の活性が保たれるため骨癒合に有利である。術後の関節機能が温存されるほか、容易に処理を行うことができる。 先進医療に係る費用:58,000円(一連の治療につき) 担当診療科:整形外科・スポーツ診療科 |
| 大腸腫瘍に関する内視鏡的粘膜下層剥離術 |
早期大腸がん又は腺腫に対し、内視鏡的粘膜切除術(以下「EMR」)では実施困難な症例(一括切除が困難な病変や、EMR後の遺残・再発病変など)にも対応出来る内視鏡を用いた手術です。病変の大きさに制限がなく、一括切除することにより、正確に病理診断が行えるため、適切な治療方針の決定に繋がります。また、腸管が温存され、侵襲性が少ないので、肉体的・精神的にも負担が少なく、比較的短期間での入院が可能です。
先進医療に係る費用:154,810円 担当診療科:大腸・肛門外科 |
| 多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術 |
単焦点眼内レンズの焦点は遠方又は近方のひとつであるのに対し、多焦点眼内レンズはその多焦点機構により遠方及び近方の視力回復が可能となり、これに伴い眼鏡依存度が軽減される。術式は、従来の眼内レンズと同様に、現在主流である小切開創から行う超音波水晶体乳化吸引術で行います。
先進医療に係る費用:397,280円 担当診療科:眼科 |
| 先天性難聴の遺伝子診断 |
先天性難聴に関して、遺伝子変異の種類により、「発症時期」、「難聴の程度」、「難聴の進行の有無」、「聴力の変動の有無」、「前庭症状の有無」、「随伴する症状」、「糖尿病などの合併症の有無」が異なることが明らかとなり、難聴の正確な診断、適切な治療法の選択、予後の推測、合併症の予測、難聴の進行および発症の予防等が可能となる極めて有用な検査です。
先進医療に係る費用:58,300円 担当診療科:耳鼻咽喉・頭頸科 |
| 腹腔鏡下子宮体がん根治手術 |
子宮体がんに対する手術療法で、開腹による子宮全摘、骨盤および傍大動脈リンパ節切除では、15-20cmの皮膚切開を必要としますが、本術式はこれを5-12mmの数カ所の小切開による腹腔鏡下に手術を行う方法です。手術による侵襲を大幅に低減することが可能で、術後疼痛の軽減、入院期間の短縮、早期の社会復帰が可能となります。
先進医療に係る費用:455,440円 担当診療科:産科・婦人科 |
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