当科では主に、卵巣がん、子宮頸がん、子宮体がんを取り扱っています。1980年より子宮がん検診の普及により、子宮頸がんの死亡率は減少しておりますが、生活習慣の欧米化から、卵巣がん、子宮体がんの発生率は増加傾向にあります。婦人科悪性腫瘍が他の固形がんと異なるところは、化学療法が良く奏功することです。よって、卵巣がんのように早期発見が難しく、その約半数ががん性腹膜炎の状態で発見されても、最大限の腫瘍減量手術と化学療法を組み合わせることにより、再び寛解状態に持ってゆくことが可能になります。当科では、国際的なガイドラインに基づいて治療戦略を建てております。また、がんだけを治療するのではなく、患者さん一人ひとりの心情、社会的背景に合わせて治療を進めてまいります。婦人科を受診するのはちょっとためらうけどがんが心配という方も含めて、いつでもご相談ください。
産科・婦人科 講師 医局長 荻島 大貴 講師 寺尾 泰久
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