JCI基準に則った安全重点項目指標(QI)

当院では病院全体で取り組む安全重点項目として、手指衛生向上、転倒転落防止、患者誤認防止の3つを定めています。
これらは当院が2015年12月に取得したJCI(Joint Commission International)認証でも定められた国際患者安全目標(IPSG)の一部であり、安全な医療の提供のためには必要不可欠なものとして、患者さんにもご協力をお願いしております。
これらの取り組みの成果は、四半期ごとに病院長から順天堂の理事会へも報告され、組織を上げて改善に取り組んでおります。

手指衛生向上

毎年世界中で何億人もの患者が医療関連感染に罹患していますが、ほとんどの感染は予防が可能であり、手指衛生はその代表的な方法です。しかし感染対策においては、単に手洗いや手指消毒を行うだけではなく、必要なタイミングで確実な手指衛生を実践することが大切です。
当院では、世界保健機構(World Health Organization:WHO)の推奨する「手指衛生が必要な5つの場面」に基づいて、これらのタイミングにおける職員の手指衛生の状況をアルコールゲル消費量と遵守率の2つの観点から継続的にモニタリングし、感染のコントロールに常に注意を払っています。また患者さんやご面会の方にも、ご本人と周囲の方を守るために手指衛生の励行をお願いしております。
取り組みの成果は、こちらよりご覧いただけます。

手指衛生が必要な5つの場面

転倒転落防止

転倒・転落は、治療・手術に伴うものや環境の変化、疾患そのものなどさまざまなものが要因と考えられますが、外傷や骨折に繋がることもあり注意が必要です。
当院では、患者さんごとに転倒・転落のリスクを評価し、お渡しするクリアファイルやネームバンドホックの色を変えています。これにより職員同士の注意喚起を行うと同時に、リスク評価に基づいて介助などのサポートを実施しています。この評価の効果やサポートの適切性などを計るため、実際の転倒・転落の発生率をその損傷のレベルごとにモニタリングしています。
皆様のご理解とご協力をお願いいたします。

患者誤認防止

患者誤認は、重大な医療事故に繋がる恐れのある行為であり、医療の現場においてご本人確認はとても重要です。
当院では、ケアを行う前に患者さんにフルネームと生年月日をお伺いする形でご本人確認を行い、患者誤認を防止しています。さらに、その実施状況を定期的にモニタリングすることで継続的な実施と改善を促しています。
患者さんの安全は、患者さんと医療者の相互の協力があって初めて達成できるものと考えます。皆様のご理解とご協力をお願いいたします。

その他の医療の質を示す指標(QI)