言語療法とは

病気や、外傷、発達上の問題などで、コミュニケーション機能や摂食・嚥下機能、高次脳機能などが損なわれることがあります。言語聴覚療法では、言語聴覚士が患者さんの障害された機能に対して評価を行い、必要に応じてコミュニケーション練習、構音・発声練習、摂食・嚥下に対する練習、また食事摂取方法の指導や適切な食形態の検討などを行います。同時に、ご家族に対しても指導や援助を行います。

当室での言語聴覚療法の対象となる主な障害、疾患は以下の通りです。
対象となる障害
原因となる疾患
高次脳機能障害 脳血管障害、脳腫瘍、頭部外傷など
失語症 脳血管障害、脳腫瘍、頭部外傷など
運動障害性構音障害 脳血管障害、変性疾患など
音声障害 頭頚部がん、各種手術後など
摂食・嚥下障害(小児を含む) 脳血管障害、脳腫瘍、頭部外傷、変性疾患、がんなど
*当院では、医師と看護師が嚥下障害の疑いのある患者さんに対して初期評価を実施します。そこで嚥下障害が認められると、言語聴覚士がさらに詳細な評価を実施し、必要であれば嚥下造影検査を施行します。その結果に合わせて、訓練や食形態の調整、食事摂取方法の指導などを実施しています。
 
*また、当室言語聴覚士は、耳鼻咽喉・頭頸科の専門外来である補聴器外来において、耳鼻科医師、臨床検査技師と連携を取りながら聴覚障害をお持ちの患者さんの診療を行っております。
リハビリテーション室010
リハビリテーション室009
リハビリテーション室011