順天堂大学スポーツ健康科学部/大学院スポーツ健康科学研究科
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学部初期教育「総合講座」

学部初期教育「総合講座」

いろいろな「学ぶ」を考える総合講座

「聴く、考える、議論する、まとめる」過程を経験する大学最初の授業です。

本学では、入学直後の3日間に「前期総合講座」という集中講義を実施しています。この授業は、講義をもとにしたディスカッションとその発表を通じて、それまでの中学や高校までとは異なる「大学での学び方」の基礎を学ぶものです。

1日目と2日目は、午前中にスポーツ科学、スポーツマネジメント学、健康学の3学科の教員が、それぞれの立場から「『学ぶ』とはなにか?」をテーマとした講義を行います。各学問領域の概要や、各自の専門とする研究について、本格的な学びのスタートについたばかりの新入生にもわかりやすいよう、身近な事例や話題となっている事柄などを取り上げながら紹介してゆきます。講義を通じてそれぞれの学問特有の「モノの見方」を感じることで、各学科での学びの具体的なイメージを持つことができます。

午後はグループ研究討議として、午前中の講義をふまえたディスカッションを行います。新入生は7名ずつのグループに分かれ、講義を聞いて感じたことを互いに話し合い、理解を深めてゆきます。また、この場は入学後間もない新入生たちが互いを知り合い、親交を深める場ともなっています。

3日目は、午前中にまとめのグループ研究討議を行います。各グループには畳1畳ほどの大きさの模造紙が配付され、これまでの2日間の討議内容をこの模造紙1枚にまとめてゆきます。

午後にはこのポスターをもとにした発表会が行われます。各グループのポスターが体育館の壁一面に貼られ、学生たちはぞれぞれのポスターを見て、グループごとに優秀作品を選出し、投票します。この投票が最も多かったポスターを作製したグループに最優秀作品賞が贈られます。いずれも力作ぞろいの中から選出されるポスターだけに、毎年趣向を凝らした作品が生み出されます。

以上のように、本講座は、「話を聞く→考える」という個人の営みをふまえ、グループディスカッションという他者との営みへと進みます。そこでは自身の考えを的確に伝えるとともに、他者の考えにも耳を傾けることが求められます。そこには相反する考え方が現れるかもしれませんが、互いの理解を深めることで、グループとしての考えをまとめ、それをポスターという一つのかたちに落とし込んでゆきます。運動部活動の経験から集団での活動には慣れている本学の新入生たちですが、授業という場でこのように主体性を求められることはあまり経験がないようで、多少の戸惑いもあるようです。しかし、大学での学びにおいては、教員による講義は一つのきっかけであり、このきっかけを出発点として自らの考えを深め、答えを導き出すという作業が、大学における学びの主となります。そのためには独りよがりではいられません。他者の意見を積極的に求め、考えを絶えずブラッシュアップさせることが必要です。本講座は、いわばそのウォーミングアップとしての役割があります。

本学での学びの全ては、この3日間から始ると言っても過言ではないでしょう。

テーマ(例)

前期メインテーマ「学ぶ」

  • 順天堂の歴史
  •  スポーツで飯を食う
  •  なぜ学ぶ、アンチドーピング教育
  •  アメリカでの研修から
  •  科学するこころ、-それは、なぜ?-

総合講座