05 活動報告

2014.1.30

4年生瀧澤裕樹君 米国細胞生物学会発表体験記/後輩へのアドバイス

~体験記~

2013年12月14日(土)~18日(水)にかけてアメリカ合衆国、ルイジアナ州ニューオリンズにて開催された2013 ASCB Annual Meeting(American Society for Cell Biology:米国細胞生物学会)に、基礎研究医養成プログラムの一環としてポスターセッションに参加しました。2013年3月に高松市で行われた日本解剖学会総会で発表を行っていましたので、今回の発表で二回目となります。しかしながら、発表にあたって幾つもの英語論文を読み、内容以外にもポスターの纏めや発表の原稿を英語で行うといった今までになかった面に戸惑うことも多くありました。発表についても、想定していた質問と異なった質問の時につまってしまうなど、質疑応答でぎこちなさが残ってしまっていたと思いました。特に今回の細胞生物学会の目玉の講演の一つであった、ノーベル賞受賞者による発表や色々なシンポジウムに参加して自分の英語の力の至らなさを痛感すると共に、英語とは別のプレゼンテーションの能力の必要性も感じました。そのことは、同年代の研究をしている学生も人数自体はごくわずかでしたがおりまして、発表の内容での優劣は別としても、発表のやり方などで負けてしまっていると感じられることでも実感させられるとともに、今後への大きな刺激となりました。学会に参加することが出来たのは4日間でしたが、とても4日とは思えない貴重な経験となりました。1学生である私にこの様な発表の機会を下さった基礎研究医養成プログラムの方々、一昨年の基礎ゼミから今回の学会まで見るに堪えない状況から発表として成り立つまでポスターの製作の指導をして下さった解剖学・生体科学講座の栗原秀剛先生にこの場をお借りしてお礼申し上げます。

~後輩の学生へ一言アドバイス~

■  新4年生の皆さんへ

研究成果の学会発表を強くお勧めします。発表はどれだけ場数を踏んだかだと思えます。学生のうちに経験出来ることはしておいた方必ずプラスになると思います。

■  新3年生の皆さんへ

「基礎ゼミ」という研究の一端を体験する貴重な機会があります。研究室によっては厳しく鍛えられる所がありますが、そこを堪えることで後々良かったと思える選択になると思います。また、研究の内容も大切ですが、研究とはどのようなプロセスで行っていくのかという側面も見ることが出来るのも良い経験になると思います。

■  新2年生の皆さんへ

今年から本格的に医学的な知識を学び始めます。最初のうちは、その勉強で手いっぱいになってしまうかもしれませんが、時間に余裕があれば英語の勉強などをしておくことをお勧めします。また研究に興味がある方は、基礎研究医養成プログラムを介してすぐにでも研究を行うができます。

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