医学教育研究室
特徴
- 建学の精神をもとに1972年に発足
- 医学における科学的、全人的な教育の創造
- 医学を教育の立場から支えています
平成23年度の研究室構成
| 教授:檀原 高 | (カリキュラム委員、教務委員、学生部委員、臨床研修センター長、私立医大協会卒前教育検討ワーキンググループ委員、総合診療科兼務) |
| 教授:岡田隆夫 | (医療看護学部長、第2生理学教室主任教授) |
| 先任准教授:冨木裕一 | (カリキュラム委員、臨床実習担当者会委員、外科系担当、大腸肛門外科講座先任准教授、医学教育研究室兼任) |
| 准教授:建部一夫 | (カリキュラム委員、臨床実習担当者会委員、膠原病内科兼任) |
| 准教授:鈴木 勉 | (臨床研修センター運営委員長、臨床実習担当者会委員、呼吸器内科兼任) |
| 准教授:西塚雅子 | (カリキュラム委員、神経生物学・形態学講座准教授、医学教育研究室兼任) |
| 客員教授:ペーター セーズ | (東京メディカル・サージカルクリニック) |
| 客員教授:町淳二 | (ハワイ大学医学部外科教授) |
| 助教:石井裕子 | |
| 非常勤講師:山本信之 | (静岡県立がんセンター呼吸器内科部長) |
| 非常勤講師:馬場忠哲 | (皮膚科開業:あさひ皮膚科クリニック) |
| 非常勤講師:鶴岡浩樹 | (自治医科大学地域医療学センター非常勤講師) |
| 非常勤講師:鶴岡優子 | (自治医科大学地域医療学センター助手) |
| 非常勤講師:酒井理恵 | (小児科兼任) |
| 大学院生:西澤 徹 | (東洋公衆衛生学院学科長) |
| 大学院生:何 十月 | |
医学教育研究室の沿革
順天堂は天保9(1838)年、学祖佐藤泰然(松本良順の実父)が設立したオランダ医学塾に端を発し、今日まで継承されている日本最古の西洋医学塾である。学是『仁』の精神をもとに、自由な競争環境下で活発な教育研究活動を行うという建学の精神、優秀な人材であれば出身校に関係なく任用するという学風が現在の順天堂の礎となっている。また、『人を見ずして弟子を選ばず』という精神で、学力と人となりを併せ持つ人材を養成していくことを目指している順天堂大学は建学当初から入学時に面接を導入している。
順天堂大学医学教育研究室(以下、本研究室)は、1972年7月に開設された。当時の医学は先端技術を駆使した先進医療と高度専門化に急激に傾斜していた時代であった。その中にあって、医学教育の重要性を認識されておられた懸田克躬学長、真島英信医学部長の先見性のあるご英断で、本研究室が誕生した。
本研究室の吉岡昭正初代教授は、従来の徒弟制度的な医学教育を教育科学として捉え、科学的な発展に努力をされた。1975年には順天堂医学教育ワークショップが冨士研で開始された。FDを目的とした医学教育ワークショップとして、現在も毎年継続して開催されている(2006年第32回目)。1978年に吉岡先生は50歳半ばで悪性疾患により逝去された。
以降も本研究室は、医学部長が室長を併任し、全学的な体制を維持しつつ、医学教育の改革が図られた。1991年6月には岐阜大学名誉教授 尾島昭次先生が本研究室客員教授に就任された。尾島先生は全国的な視野で医学教育を展開された。尾島先生は、2006年胃癌の再発のために病没された。
1996年に小川秀興先生(現理事長)、2001年に木南英紀先生が医学部長に就任されて、医師国家試験の安定的な高い合格率、優れた研究成績・公募補助金の獲得増などの成果を上げている。平成18年4月からは富野康日己学部長、平成23年4月からは新井一新医学部長に引き継がれている。
その間、1998年4月新井康充先生が客員教授に就任された。1991年6月に第2生理学教室の岡田隆夫が併任講師となった(1988年 本教室・第2生理学助教授、2004年 第2生理学・本研究室教授)。2001年8月には檀原 高が本研究室教授(呼吸器内科教授併任)となり、2002年より総合診療科に臨床の場を移した。2005年6月からは米国クレイトン大学を卒業して、クリーブランドクリニックで研修を修了した建部一夫が常勤スタッフとして加わった(膠原病内科併任)。建部は、従来から海外での臨床実習(小児科 清水俊明教授担当)のために町、セーズ、馬場の各先生と共に医学英語教育に従事するとともに、臨床医学教育(内科系)も担当している。2006年5月からは、臨床医学教育(外科系)の担当として大腸肛門外科 冨木裕一准教授が、さらに米国で家庭医学を専門とする鶴岡浩樹、鶴岡優子が非常勤として臨床の場を総合診療科において、医学教育研究室併任となった。2008年4月より小児科で臨床を行い、公衆衛生学講座大学院で学位を取得した酒井理恵が助教となった。また、同年11月より西塚雅子准教授が医学教育併任となり、基礎医学のカリキュラム立案・実行に中心的な役割を任っている。2009年12月より臨床医学(内科系)教育、臨床研修の指導の担当として鈴木勉が医学教育研究室准教授(呼吸器内科併任)となった。
順天堂大学医学教育研究室(以下、本研究室)は、1972年7月に開設された。当時の医学は先端技術を駆使した先進医療と高度専門化に急激に傾斜していた時代であった。その中にあって、医学教育の重要性を認識されておられた懸田克躬学長、真島英信医学部長の先見性のあるご英断で、本研究室が誕生した。
本研究室の吉岡昭正初代教授は、従来の徒弟制度的な医学教育を教育科学として捉え、科学的な発展に努力をされた。1975年には順天堂医学教育ワークショップが冨士研で開始された。FDを目的とした医学教育ワークショップとして、現在も毎年継続して開催されている(2006年第32回目)。1978年に吉岡先生は50歳半ばで悪性疾患により逝去された。
以降も本研究室は、医学部長が室長を併任し、全学的な体制を維持しつつ、医学教育の改革が図られた。1991年6月には岐阜大学名誉教授 尾島昭次先生が本研究室客員教授に就任された。尾島先生は全国的な視野で医学教育を展開された。尾島先生は、2006年胃癌の再発のために病没された。
1996年に小川秀興先生(現理事長)、2001年に木南英紀先生が医学部長に就任されて、医師国家試験の安定的な高い合格率、優れた研究成績・公募補助金の獲得増などの成果を上げている。平成18年4月からは富野康日己学部長、平成23年4月からは新井一新医学部長に引き継がれている。
その間、1998年4月新井康充先生が客員教授に就任された。1991年6月に第2生理学教室の岡田隆夫が併任講師となった(1988年 本教室・第2生理学助教授、2004年 第2生理学・本研究室教授)。2001年8月には檀原 高が本研究室教授(呼吸器内科教授併任)となり、2002年より総合診療科に臨床の場を移した。2005年6月からは米国クレイトン大学を卒業して、クリーブランドクリニックで研修を修了した建部一夫が常勤スタッフとして加わった(膠原病内科併任)。建部は、従来から海外での臨床実習(小児科 清水俊明教授担当)のために町、セーズ、馬場の各先生と共に医学英語教育に従事するとともに、臨床医学教育(内科系)も担当している。2006年5月からは、臨床医学教育(外科系)の担当として大腸肛門外科 冨木裕一准教授が、さらに米国で家庭医学を専門とする鶴岡浩樹、鶴岡優子が非常勤として臨床の場を総合診療科において、医学教育研究室併任となった。2008年4月より小児科で臨床を行い、公衆衛生学講座大学院で学位を取得した酒井理恵が助教となった。また、同年11月より西塚雅子准教授が医学教育併任となり、基礎医学のカリキュラム立案・実行に中心的な役割を任っている。2009年12月より臨床医学(内科系)教育、臨床研修の指導の担当として鈴木勉が医学教育研究室准教授(呼吸器内科併任)となった。
医学教育研究室の業務内容
下図は本学の教育関連の組織図を簡略化したものである。本研究室は医学部・医学研究科(大学院)を構成する研究室で、教育に関する基本概念・方略・評価などの立案を行うことが重要な業務となる。基礎医学関連したものは岡田が、臨床医学に関連したものは檀原が主に担当する。本研究室の作成した案は医学部長の諮問機関であるカリキュラム委員会、教務委員会(医学部教授会で委員を選任)を経て、教授会で討議・決定される。その過程で、各講座から教育担当教員会で経過説明とカリキュラム実行についての具体的な意見交換が行われる。重要事項についてはワーキンググループが適宜組織され、現場の実態に則したカリキュラム案が呈示される。学生部関連事項についても本研究室とカリキュラム委員会が討議に参加する。
本研究室はカリキュラムに規定された以下のような実習を含む教育を各講座の教育担当教員と協力して行う。
本研究室はカリキュラムに規定された以下のような実習を含む教育を各講座の教育担当教員と協力して行う。
- 1年次:医療と人間、医療入門、看護実習、病院実習、施設実習
- 2年次:外来案内実習、小児実習、外科基本実習(OSCE)
- 3年次:統合講義(臨床入門)、医療面接実習、診察技法実習(OSCE)、外科基本実習(OSCE)、基礎ゼミ(本年度:BLSマスターコース)
- 4年時:第1期臨床実習、臨床実習(コア実習)、共用試験(CBT、OSCE)、コア実習試験
- 5年次:第2期臨床実習とBSL試験
- 6年次:選択コース、必修講義、卒業試験(総合試験)
- 各学年共通:一般医学協議会、基礎医学担当教員会、臨床実習担当教員会、カリキュラム委員会、学生部委員会、教務委員会、共用試験、医学教育ワークショップ、医学教育ミニワークショップなど参加、運営、運営支援
- 共用試験(CBT問題作成と運営、OSCE評価者教育・他大学モニター)、臨床実習室(スキルラボ)運営

現在の活動と将来
〈1〉主な活動状況
プライマリケア主体の臨床医学教育が強く希求される中でも、より専門性の高い医学教育にいかに展開させていくかが重要である。順天堂附属病院群は各々特化された専門性も有している。また、大学院や附属の研究所も特徴のある専門性の高い研究が行われている。生涯教育が必須となる医学では、臨床研修を含む卒後教育のあり方も問われる。教育の基本概念・方略・評価法などについて各部署と横断的に協力を行いながら、卒前卒後教育の充実に向けた努力をおこなっている。
- 医学入学当初からの6年一貫教育に向けたカリキュラムを立案・実行している。
- 6年一貫教育における一般教養の活性化と早期医学教育の確立をめざした『医療入門』、『医の人間学』、early exposureのための実習(早期病院実習、看護実習、高齢者を対象とした施設実習)を行っている。
- 基礎・臨床医学の統合型講義をすることにより、医学を根源から理解しようとする態度を身に付けるようにしている。同時に医療面接、身体診察、医学基本手技の実習、小児体験実習、外来案内実習、災害医療トレーニングなどの実践的な教育法を導入している。
- スキルラボを利用した臨床技能向上に向けた実技教育を進めている。
- 4年次からの臨床実習を行い、臨床研修の導入へ向けた教育を推進している。
プライマリケア主体の臨床医学教育が強く希求される中でも、より専門性の高い医学教育にいかに展開させていくかが重要である。順天堂附属病院群は各々特化された専門性も有している。また、大学院や附属の研究所も特徴のある専門性の高い研究が行われている。生涯教育が必須となる医学では、臨床研修を含む卒後教育のあり方も問われる。教育の基本概念・方略・評価法などについて各部署と横断的に協力を行いながら、卒前卒後教育の充実に向けた努力をおこなっている。
研究
詳細は大学院ホームページをご参照下さい。
大学院:医学教育学ページ








