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循環器内科学講座

学生教育の現状

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順天堂では学生諸君が2年生になると、それまで生物学や化学、物理学であった知識が初めて医学として統合されてきます。我々循環器内科で扱う内容も、心臓の基本的な構造、機能ということから、初めて心臓の病気とは何かを考える時期になるのです。まだ基礎的知識の段階を出ていませんが、しかしながらこの基礎的知識こそ、後の諸君の医師としての存在価値を左右するものとなり得るのです。この時期には基礎系講座の講義との連携で循環器内科の講義が2回行われます。
3年生はいよいよ心臓血管系疾患についての詳細な知識の習得になります。当科の講義は13時限にわかれて行われます。教科書から学ぶ態度も極めて重要ですが、講義では様々な方向から疾患について考える事になります。このような、視点を変えて学ぶ事がさらに重要です。またこれとは別に、この時期には基本的診察法とその理論についての講義、実習が始まり、なるべく早期から臨床の診察について準備を開始します。
4年生の後半から5年生にかけては、当科の診療チームの一員として、入院患者様の診療に加わる事になります。病棟担当の指導医が1:1で諸君の相談に応じ、また診察技能を高める為に努力します。病棟実習は2〜3週間のローテーションですので短時間ですが、その間、医師としての個別指導、グループ学習、教授回診における症例検討、救急現場の対応、初期治療への参加、検査の実施や見学、症例の学術的検討、等々様々な内容で密度の濃い実習が行われます。また、聴診技術の習熟から画像診断、心電図、特殊治療法の見学まで、様々な技能に接するのがこの時期です。
6年生になると、卒後の臨床研修に向けて4週間づつ2回にわたり、再度当科の診療チームに参加して、自分の学習に、修練に、医師としての自己を磨くチャンスが与えられます。この時期には5年生の時期よりはるかに様々な医療を実践するチャンスがあります。

循環器内科では、将来これを専門としないとしても、医師一般として必要な態度、知識、技能について、上に示した長期にわたる教育期間において、徐々にでも目標を達成して行く事を念頭において教育を進めています。また医師として育って行く諸君を、学生生活全般を通じて常に見守って行きたいと考えています。医学部教育は単に知識の伝授の場ではありません。医師とは何か、患者様とどう向き合っていくのか、臨床の現場で多少なりとも感じ取ってもらいたいと考えています。
医療現場を取り巻く環境は、現代の社会情勢の中で、ますます厳しくなっています。そんな中で一人前の医師としての基礎を築き上げられるよう医局をあげて応援しています。