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消化器内科学講座

消化器内科学教室の紹介

 順天堂消化器内科学教室は昭和43年に始まり、平成18年9月より現渡辺純夫主任教授が就任し今日に至っています。現在医局員数は約100名であり順天堂大学でも最大級の診療科に発展し、13の関連病院へ医局員を派遣しています。
 消化器内科が対象とする臓器といえば消化器系臓器(食道、胃、大腸)を直ちに連想することでしょう。ところが我々消化器内科は食道、胃、大腸だけではなく、小腸、肝臓、胆嚢、膵臓、腹膜と多彩な臓器の病気を診断し、治療を行っています。消化器内科では年間約65000名の外来患者さんと常時100〜120人の入院患者さんの診療を行っています。特に入院では悪性腫瘍(肝臓癌、胃癌、大腸癌、膵臓癌など)の患者さんが約3分の1を占めています。これらの患者さんに対し、内視鏡的治療、放射線療法、化学療法(抗癌剤治療)を行っています。特に最近では内視鏡的治療の技術が向上し、初期の食道癌、胃癌、大腸癌では外科的手術療法を行わなくても内視鏡治療のみで完治可能となってきました。したがって初期の癌を発見するために内視鏡診断学が重要となり、さらに内視鏡治療技術のさらなる向上のため、我々消化器内科医は消化器内視鏡検査および治療を日々勉強しています。また消化器悪性腫瘍の中でも肝臓癌の占める割合が高く、特にC型肝炎ウィルス陽性者さんで肝臓癌の発症の危険が高い事が知られています。肝臓癌の予防には慢性肝炎の状態のうちにC型肝炎ウィルスの排除が必要です。ウィルス排除目的に積極的にインターフェロン療法を行い、肝臓癌の予防に取り組んでいます。悪性腫瘍ばかりでなく、良性疾患の治療にも力を入れています。特に従来の治療では難治性といわれている10歳後半から20歳代で発症する潰瘍性大腸炎の新たな治療法の開発にも力を入れ、全国から多数の患者さんが来院し、臨床試験を行って評価しています。
 このように消化器内科では消化器病の専門医でありつつ、対象臓器が多彩のため消化管や肝臓、膵臓といった細かな分野にとらわれず、幅広い診療技術と考え方を習得したバランスのとれた消化器内科医師を養成すると同時に、治療することだけでなく患者さんとのコミュニケーションをはかり精神面のCareを行えることを目標としています。

消化器内科の医学部学生教育

 消化器内科における学生臨床実習は4年生後半から始まります。消化器疾患の診断と治療に関する基礎的事項を理解し、患者さんに接することにより実際に診療に応用できる能力を育てることを目標としています。すなわち患者さんと対話から必要な情報を得、診察を行い、病状を把握し、診断のための検査を考え、最も必要な治療法を考える態度を身につけることである。これらの目標をクリアするために、消化器内科の病棟実習では学生は病棟グループの一員として配属され指導医と一対一で担当患者さんの病状把握に努める。さらに教授回診にて教授と指導医と学生の3者でディスカッションを行い患者さんの病態を明らかにし、適切な治療法を選択する力を身につける。また消化器疾患の基礎的事項を理解するために少人数(6名程度)によるクルズスや検査実習、教授外来実習を実施している。実習期間は2週間と短いため、とてもハードな実習であるが、教授を筆頭に消化器内科医局員全員で学生を指導し、面倒を見ていることが特徴である。