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2024.02.22 (THU)

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【国際教養学部】公開講座「難民映画祭パートナーズ上映会」を開催しました

2024年1月23日(火)に、公開講座「難民映画祭パートナーズ上映会」として、『ムクウェゲ「女性にとって世界最悪の場所」で闘う医師』の上映会とワークショップを開催しました。国連UNHCR協会によって行われている「難民映画祭」のスピンオフである、「難民映画祭パートナーズ上映会」は、教育機関や自治体、企業などが、国連UNHCR協会とパートナーシップを結び、主催するものです。国際教養学部(FILA)は、2016年度から8年度連続で、この取り組みに参加しています。

公開講座の準備・運営にあたったのは、難民映画祭パートナーズ上映会FILA運営委員会を中心とする国際教養学部生と教職員です。ご参加者にとって、難民問題を「自分ごと」として捉える機会になることを願い、開催しました。

加藤洋一学部長によるご挨拶のあとに上映を行い、その後ワークショップ「いのちの持ち物けんさ」を実施しました。「いのちの持ち物けんさ」は本学部3年生で、学生団体「SOAR(ソア)」代表の今田知里さんの主導で行われました。本ワークショップは、参加者に「想像する力」を用いていただき、難民の心の痛みに少しでも寄り添うために、ご自身を振り返っていただくものです。ワークショップの最後には、参加者の皆さまに、難民支援に関し自分にできることを考えていただき、カードに書いて持ち帰っていただきました。

本学学生・教職員のほか、一般の方々のご参加もあり、映画について「ムクウェゲ氏の志と行動力に報いなければという気になる素晴らしい作品」「メディアがあまり取り上げていないトピックを扱っているのが良い」、またワークショップに関し「自分ごととして考える良いきっかけになる」「短い時間でよく内容がねられたワークショップでした」などのご感想をいただきました。また、アンケートの「上映会を通じて難民問題を「自分ごと」と捉えられるようになったか」という設問へは、多くの方が「自分ごと」と捉えられるようになったとご回答くださり、「カードに書いた行動を実行するか」という設問には、8割以上の方が「実行する」とご回答くださいました。

 

難民映画祭パートナーズ上映会FILA運営委員会の学生たちの感想です。

 

  • 難民を少しでも多くの人に知ってもらうために、映画祭の運営を務めました。ワークショップ中の参加者からのご意見や、運営委員会メンバーからもらったフィードバックより、難民問題に対する自分とは異なる価値観を知ることができ、自分自身の学びに繋がりました。運営をしてよかったと思います。
  • 全体的な感想としては、準備に手間取るタイミングもありましたが、当日、メンバーが一丸となり頑張る姿が見られました。今回取り入れることのできなかった要素等を、次年度の運営に活かせればと思います。個人の感想としては、今までに色々な運営の経験をしてきましたが、このような形のものは初めてで新鮮でした。少しではありますが、地域の方とコミュニケーションをとる機会ができて、よかったです。
  • ワークショップは、少しでも「自分ごと」として難民問題を捉えるきっかけになったのではないかと思いました。また、普段交流することの少ない幅広い年齢の方々と交流できる、良い機会にもなりました。今回の運営を通して、完璧な運営ではなかったかもしれませんが、自分の中で成長や学びを得ることができたと思います。
  • 映画祭の準備をする中で、ミーティングの進め方や運営の方法について学ぶことができました。当日は、普段関わらない方々と交流でき、新たな価値観を会得することができました。また、参加者の行動変容を促すことを企図した今回の映画祭は、これまで経験したことのない貴重な経験となりました。
  • 今回初めて映画選定からプログラム決めまでを学生主体で行い、その過程で多くの経験ができました。どのようにしたら順天堂大学国際教養学部の色を出した上映会を開催できるのかについて、議論を重ね、今回は運営委員会に学生団体SOARのメンバーがいることもあり、SOARのワークショップを行いました。今回の上映会が、1人でも多くの方にとって、難民問題を「自分ごと」として考えていただくきっかけになっていたら嬉しいです。次年度も学生主体で行い、今回以上に本学部の特色を出した上映会を行いたいです。
  • 難民映画祭の運営を通して、自分が難民問題について、思っていたよりも無知であったことに気づき、これからもっと現状を学んでいく必要があると気付かされました。今回、参加者の皆さまにはたくさんのことを考えていただきましたが、ご自分の興味関心のある範囲で、難民問題について関心の糸を切らさないでいただくことが大切だと思います。

 

関連情報

 公開講座「難民映画祭パートナーズ上映会」告知ページ

 https://www.juntendo.ac.jp/news/16938.html

 

学部長ご挨拶

ワークショップ「いのちの持ち物けんさ」(写真の一部を加工しています)

ご参加者から国連UNHCR協会へのご寄付を募り、6,790円をお届けできました。

会の準備・運営にあたった、FILA運営委員会を中心とする国際教養学部生と教職員

難民支援に関し自分にできることを考えて、カードにご記載いただき、持ち帰っていただきました。