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2017.3.7 プレスリリース プレスリリース 大学・大学院

差別・中傷などの社会批判による心的外傷後ストレスは強く持続する~福島原発所員の3年間の追跡調査から~ 

順天堂大学大学院医学研究科・公衆衛生学講座の野田愛准教授、谷川武教授らの研究グループは、福島原子力発電所員のメンタルヘルスについて追跡調査を実施し、災害関連体験*1と心的外傷後ストレス反応(PTSR:posttraumatic stress response)*2との間に因果関係があることを明らかにしました。本研究で、原発事故の災害関連体験によるメンタルヘルスの不調は時間とともに回復することがわかりましたが、「差別・中傷などの社会批判によるPTSR」は、3年経過してもなお、非常に強く残ることが認められました。これらの結果は、災害後における支援策の具体的な改善に役立ちます。本研究は、英国の医学雑誌「Psychological Medicine」に掲載されます。
本研究成果のポイント
  • 災害関連体験が原因となり、メンタルヘルスに不調が生じることを証明
  • 災害関連体験によるメンタルヘルスの不調は時間とともに回復する一方で、PTSRリスクは災害から3年経過しても持続する
  • 「差別・中傷によるPTSR」は、他の項目より影響が顕著であった

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