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2017.8.31 プレスリリース プレスリリース 大学・大学院

食べても太りにくい!肥満・糖尿病治療に新たな光

脂肪細胞の褐色化を抑えるブレーキを発見
~亜鉛運搬の調節により食べても太りにくい体質の開発へ~

群馬大学生体調節研究所分子糖代謝制御分野の福中彩子助教と藤谷与士夫教授(順天堂大学大学院医学研究科客員教授)、順天堂大学大学院医学研究科代謝内分泌内科学の綿田裕孝教授、徳島文理大学薬学部病態分子薬理学の深田俊幸教授らの研究チームは、亜鉛トランスポーターのひとつであるZIP13が脂肪細胞の褐色化にブレーキをかけている調節因子であることをつきとめました。脂肪組織のZIP13を特異的に阻害する薬剤を開発すれば、エネルギーを貯める皮下白色脂肪組織内にエネルギーを消費するベージュ脂肪細胞を誘導することによる、肥満や糖尿病に対する新たな治療法開発に結び付くものと期待されます。本研究成果は,英国科学誌「PLoS Genetics」に,8月30日現地時間午後2時(日本時間8月31日午前3時)に公開されました。
本研究成果のポイント
  • 亜鉛トランスポーターZIP13を欠損したマウスの皮下脂肪組織中では、Ucp1などの褐色脂肪細胞マーカーを有するベージュ脂肪細胞が誘導されており、エネルギー消費量が増加し、高脂肪食を与えても太りにくいことが明らかとなりました。
  • ZIP13を欠損した細胞では、ベージュ脂肪細胞の分化過程でC/EBP-β蛋白質が持続的に蓄積し、そのことが脂肪細胞が褐色化しやすくなる理由と考えられました。
  • ZIP13を標的とした新たな肥満・糖尿病治療薬開発が期待出来ます。

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