順天堂大学について

順天堂の3つの柱

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順天堂大学は、8学部4研究科6附属病院からなる健康総合大学・大学院大学として、「教育」「研究」「診療・実践」という3つの柱を通じた国際レベルでの社会貢献と人材育成を進めています。
学是「仁」(人在りて我在り、他を思いやり慈しむ心、これ即ち「仁」)と理念「不断前進」(現状に満足せず、常に高い目標を目指して努力し続ける姿勢)に則り、出身校、国籍、性による差別無く優秀な人材を求め活躍の機会を与えるという「三無主義」の学風を掲げ、「教育」「研究」「診療・実践」を柱に、グローバル社会において医療やスポーツ、人々の健康を支える人材の育成・輩出に取り組んでいます。

具体的な取り組み(順天堂GOOD HEALTH JOURNAL)

順天堂の教育理念

順天堂は、健康総合大学・大学院大学として、グローバル社会で医療・健康・保健・福祉を支える人材の育成・輩出に取り組んでいます。そのため、人間形成の過程におけるゆとりある教育、学生の個性を引き出す教育、自己学習の意欲を喚起する教育を柱に据え、独自の教育が進められています。

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成果を挙げる少人数教育

学生の個性を引き出し自己学習の意欲を喚起する教育として、学生のアクティブな自習学習を促しています。少人数教育・小グループ学習を積極的に導入し、自主性や学習意欲が自然と身につくよう配慮されています。

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Focus

自分を成長させる場となる全寮生活

医学部とスポーツ健康科学部の人間形成の場となっているのが、1年次の全寮生活です。学生は、千葉県のさくらキャンパスにある「啓心寮」で、共同生活を送ります。

入寮前は共同生活への不安や抵抗感を抱く学生もいるようですが、入寮式で2年生の室長が開催する歓迎会やルームメイトとの顔合わせで、不安や緊張は瞬く間に解消してしまいます。

そして1年後、学生の多くは、「部活の合宿のようで、あっという間の1年だった」「家族のように楽しく暮らせた」「生涯の友人を得ることができた」と振り返ります。もちろん、共同生活ではルールを守り、他人を思いやる心が大切です。「自分を見つめる絶好の機会になった」「人間関係の大切さを学んだ」という声が示すように、集団の中における個の確立を醸成し、自分を大きく成長させる場となっています。

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社会ニーズに真撃に対応

開学以来の学是、教育理念を貫き通す一方で、常に時代の動向、ニーズをキャッチし、変化に即応した人材育成を進めています。

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有能な人材を各界に輩出

各学部が連携し、揺るぎない教育理念と時代をリードする先取の精神に基づいたカリキュラムと指導法により、医師国家試験、看護師国家試験をはじめとした各種国家試験の合格率は非常に高く、またリーダーシップを発揮する有能な実践的指導者が学校教員として多く巣立っているほか、多様な業界へ優秀な人材を送り出しています。近年では、医学部に在学中あるいは卒業後に米国の医師免許(ECFMG certificate)を取得し、医師として世界へ羽ばたく人材も多く輩出されています。

Focus

学習意欲の向上を図る多彩な取り組み

本学では、専門科目はもちろんのこと、一般教養科目にも重点をおき、より一層の教育の充実を図っています。例えば、語学教育においてはTOEFLやIELTSなどの試験において特に優秀な成績を修めた場合に授与する奨励賞制度を導入し在学生の学習意欲の向上を図るなど、国際化を視野に入れた積極的な教育的支援に取り組んでいます。

また、入学試験において成績が特に優秀な場合に学費の一部又は全額を減免する学費減免制度や、在学時における多彩な奨学金制度及び、卓越して成績が優秀な学生に対する学納金減免(特待生)制度なども導入しています。

研究 最先端の研究環境を整備し、優れた研究成果を世界に向けて発信する

独自の「中央機構」を採用

順天堂大学では、研究に必要な施設や機器・設備類を中央機構で導入し、大学全体で保有、管理する横断的な中央研究体制により研究の効率化やレベルアップを図っています。また、文部科学省などの認可・助成を受け、最先端の教育研究基盤として、数多くのセンター・研究所が設立されています。

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Focus

アトピー疾患克服の研究推進

順天堂の研究分野の中でも特に注目されているのが、平成10(1998)年度に開設されたアトピー疾患研究センターの研究活動です。「現在の日本国民の約3分の1がアトピー性疾患にかかっているということを考えた場合、これは生活習慣病ともいえると思います。そのような環境因子と、発症に至る免疫、遺伝上の制御機構との関連を国内外の学者の英知を集め、研究し、本症の予防と治療の根幹をなす情報を世界に向けて発信する施設たらんと所員一同、邁進していく所存です」と、小川秀興理事長・アトピー疾患研究センター初代センター長は、固い決意を表明しています。

産学官連携の推進

健康総合大学を理念とした医学・スポーツ健康科学・看護学の共同研究を推進するとともに、欧米やアジアなどの諸外国との交流も積極的に促進しています。研究活動の水準の高さは高い評価を得ており、多くの国・公・民的資金の提供を受けています。また、数多くの研究成果が研究論文として世界に公表されています。

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“Quality of Life”の実現に向けた研究

スポーツと健康づくりを通じた「Quality of Life」実現に向け、医学とスポーツが連携した研究に取り組んでいます。「仁」を大切に育み、次世代を担う学生や若い研究者の涵養に取り組みながら、21世紀の医療、ヘルスケア、健康を支える研究に尽力しています。

Focus

「学際的交流」と「国際化」

順天堂では、「学際的交流」と「国際化」をキーワードに、研究体制を構築しています。
学際的交流では、基礎医学と臨床医学の交流はもとより、健康総合大学として医学と健康科学、スポーツ科学、保健や福祉分野、さらには他の自然科学、人文科学との積極的な交流に努めています。国公私立大学の枠組みにとらわれず、優れた研究者を擁する研究機関との交流や連携を推進しています。

国際化においては、垣根を持たない開放性、公平性の精神に基づき、豊かな国際性を育む環境を整えています。海外の大学との交流が盛んで、留学の機会が多い一方で、欧米や東南アジアから数多くの外国人留学生を迎えているのも順天堂ならではの特長です。

診療・実践 人々の健康な暮らしを守り、より良い社会の実現に貢献する

“順天堂人”として使命感をもって

「自由な競争環境の中にこそ、活気ある教育研究活動が展開される」という共通認識により、学閥がなく、優秀な人材であれば出身校を問わず任用するという学風(三無主義)が確立されています。順天堂に集う者はすべてがその学風を理解し、自己研鑽と競争環境、相互信頼の下、「順天堂人」としての連帯感を涵養し高い倫理観に基づいた医療を実践し続けています。

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Focus

JCI(Joint Commission International)認証取得

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2015 年、順天堂医院は医学教育とヒトに関する研究のプログラムを兼ね揃えた大学病院の本院として、わが国で初めてJC I ( ※)による認証を取得いたしました。

※JCI とは米国の医療分野における「医療の質と患者の安全に関する継続的な改善」に関する第三者評価認証機関であるThe Joint Commission の国際部門として、1994 年に設立された非営利組織Joint Commission International の略称です。

学是「仁」に基づく医療の実践

「『病院』という言葉には病人を治すという意味は含まれず、ただ病人を集めておく所という意味合いがある」として、今でも本郷の本院を「順天堂医院」と称しています。医療実践、診療が患者や地域住民から絶大な信頼を得ているのには、学是「仁」を大切に育み受け継いできた背景があります。

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地域に開かれ社会に貢献する大学へ

順天堂大学では、地域社会に開かれた大学を目指し、自治体との連携による公開講座を開催するなど、地域住民との交流に積極的に取り組んでいます。

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