保護者の皆様 ご寄付・ご支援のお願い
在学生保護者の皆様へ
時下、ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
日頃より保護者の皆様には様々なご支援を賜り、教職員一同感謝申し上げます。
令和6年度は新型コロナウイルス感染症が通常の対応へ完全移行した中でのスタートとなり、学生生活・活動における制限がほぼ解かれた状況で、講義は対面で実施し、コミュニケーションの促進と、より良い学修機会の確保に向けて、様々な工夫を凝らしながらカリキュラムが進行しております。
さて、国際教養学部は、今年度で開設後10年目を迎え、現在、第6期生までが卒業いたしました。第6期生の就職活動は、就職支援の教職員、学部の全教員による支援体制強化に努めました結果、企業就職希望者の就職率は98.7%(3/31時点)と、過去最高であった昨年をさらに上回る高い水準で、全国平均を大きく上回る結果となりました。また、教員志望者は教員採用試験を受験した6名が全員合格し、公立学校で正規採用となっています。全員合格100%は学部開設以来3度目となります。
国際教養の根幹となる海外留学(短期・長期)につきましては、現地留学再開後、徐々に数が増えて、昨年度の留学先はアメリカ、カナダ、オーストラリア、フィリピンをはじめ10ヶ国と、個々で様々な環境に挑戦し、特に、夏季フィリピン・セブ島英語研修プログラムは46名の学生が参加しました。また、語学サポート(ランチタイムレクチャー・TOEFL対策講座等)を実施し、全ての学生の語学力向上に努めております。これらの結果、昨年度1年生が12月に実施したTOEFL-ITPでは、順天堂大学全体(医学部を含めた全学部)で、学部開設以来初めて本学部の学生が最高点を獲得しました。
1年間の学業への取り組みを評価する制度として、1年生から3年生の毎年度末の進級判定審議の結果、学業成績かつ人物見識の優れた者であると高く評価された学生を在学生特待生として、次年度の学費納入金のうち授業料の半額を免除する制度があります。
こうした正課・正課外の教育内容の充実、学生生活に係る支援につきましても、生涯を見据えたキャリア形成支援の一環として、引続き取組んでいく所存です。
施設面では、本学部専用の第3教育棟・第2教育棟と、医学部や大学院研究科と交流ができて学術メディアセンターを備えるセンチュリータワーと併せて、教室、キャリア支援室、教職課程支援室、言語学習センター、学生ラウンジ等の充実を図っております。また、本郷・お茶の水キャンパス全体では、歴史ファサードの白さが眩しい7号館の下層階の大講堂は、大学行事の他、本学部の特別講義などでも大いに活用しております。各棟での授業では、コロナ禍で整備したオンライン授業に対応した環境を維持し、対面授業以外でも必要に応じてオンラインを活用して展開しており、コロナ禍で修得したオンラインの利便性は今後も引き続き、活用してまいります。
これら法人・大学全体の運営の費用につきましては、皆様からの学費に加え、医療収入、国からの助成金などを充てております。しかしながら、我が国の高等教育のための予算はOECD先進諸国の中で最も低い水準にあり、また厳しい財政事情などによって、国からの私学に対する助成金(国庫補助金)は思うように増えていないのが実情です。
つきましては、国際教養学部より保護者の皆様へ寄付金のご協力をお願い申し上げます。本学では、常々無駄を排除し効率的な運営を行っておりますが、安定的な財政状態を保ちつつ教育環境・学生生活の更なる充実に資するため、皆様方からのご支援を必要といたしております。皆様方におかれましては、コロナ禍での状況で様々なご事情がお在りのこととは存じますが、是非とも趣旨をご賢察頂き、ご賛同頂きたく、切にお願い申し上げます。
学校法人順天堂は特定公益増進法人に指定されておりますので、寄付に対して税控除が受けられます。これは、所得控除又は税額控除により、確定申告によって寄付金額の最大40%まで所得税額から控除される制度です。詳しくは本学ホームページ(※2)又は国税庁、文部科学省のホームページをご参照頂ければと存じます。
※1 ご寄付は1口1万円よりお願い申し上げます。
※2 ご寄付の申込は“書面申込”以外に“インターネット”でも可能です。詳細はHPをご参照ください。(http://www.juntendo.ac.jp/kifu/mousikomi.html)
※3ご寄付に関するご不明な点、お問合せなどございましたら、学校法人順天堂 財務部財務課(TEL:03-5802-1013)までご連絡を頂戴できれば幸いに存じます。
順天堂大学の教育・研究の発展のため、ご支援・ご協力賜りたく何卒宜しくお願い申し上げます。
末筆ながら皆様方のますますのご健勝を心よりご祈念申し上げます。
令和6年4月吉日
順天堂大学国際教養学部
学 部 長 ニヨンサバ フランソワ
学生部長 湯 浅 資 之