学部紹介 学部長メッセージ

「仁」の精神に根差し次世代の医療を担う看護職の育成

順天堂大学医療看護学部長
平井 周

　1838年に創立された順天堂の中で、看護学教育も150年を超える歴史を有しています。順天堂では看護学教育においてもまた、順天堂の伝統である「仁」の精神と全人教育に基づき、人々の健康や社会に貢献できる看護職の育成を行って参りました。加えて現在では9学部・5大学院・6医学部附属病院からなる健康総合大学・大学院大学である順天堂の特色を存分に活かし、より質の高い看護学教育の実践を常に心がけています。特に、それぞれに特徴のある6医学部附属病院での看護学実習（臨地実習）では、大学病院ならではの地域医療やチーム医療、実際に行われている高度先進医療に触れ、実習担当教員からだけでなく医療の最前線を支える先輩たちからも親身な指導を受けます。分野別実習の後に興味ある分野を選択して行う統合実習も加え、看護に必要な実践カ・判断力・問題解決力を、豊かな人問性とともに養成しています。また4年問にわたる英語教育や、イギリス・アメリカ・タイにおける海外研修制度を設け、グローバル化の進む現代社会において国際的に通用し、広く医療・保健・福祉の分野において活曜できる次世代の看護職の育成に取り組んでいます。

　大学という「知」を学び「知」を創る学びの場で、主体的に自ら磨き高めようとする意志を持つ皆さんが、「仁」の精神にあふれる看護職を目指し医療看護学部の門を叩いてくださることを心からお待ちしております。順天堂は皆さんを歓迎いたします。