研究科概要 各種ポリシー

ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)

スポーツ健康科学研究科は、建学の理念及び教育目標の下、課程毎に定める基準を満たし、次の資質・能力を身に付けるとともに、学位論文の審査及び試験に合格した者に対し、その課程に応じ所定の学位を授与します。

スポーツ健康科学専攻(博士前期課程)
  1. スポーツ健康科学に関する高度な専門性を必要とする職業に不可欠な広範で深い知識や研究を遂行する能力
  2. 高い倫理観を持ち人々の健康で文化的な生活形成に貢献できる実践力と創造力
  3. 得られた知識を基に、学問的課題に論理的解答を与えるとともに学問的成果を論理的にまとめ、国際的に発信できる能力
スポーツ健康科学専攻(博士後期課程)
  1. スポーツ健康科学に関する高度で先進的な専門業務の従事に相応しい独創的かつ妥当な研究を行うことができる能力
  2. 高い倫理観を持ち人々の健康で文化的な生活形成に貢献できる実践力と独創性、スポーツ健康科学に関する知識の深化と合わせて真理の探究に向かう真摯な姿勢
  3. 国際的視野を持ち、研究成果を国際的に発信し、スポーツ健康科学研究の発展に貢献できる能力や高度の専門性を求められる職業等に活かし指導的役割を果たす能力

カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)

大学院においては、学生が能動的に学ぶことを重視した教育方法を実践するとともに、ディプロマ・ポリシーに示す高度な研究能力・実務能力を身に付けられるよう、課程毎に以下のとおり教育課程を編成・実施するとともに、学修成果を適切に評価します。

スポーツ健康科学専攻(博士前期課程)

博士前期課程では、スポーツ健康科学の専門家の養成に向け、入学後の半年間で基礎知識等を学べるように基礎科目を配置した上で、専門科目を配置します。基礎科目と専門科目で得られた知識を基に、学問的課題に論理的解答を与えるためのより高度な専門的研究法を提供し、学問的成果を論理的にまとめる能力や高い倫理観を醸成するため修士論文を課します。修士論文は、審査会及び発表会を実施することで評価します。それらの評価結果の活用を通じて、教育方法の改善につなげていきます。

スポーツ健康科学専攻(博士後期課程)

博士後期課程では、スポーツ健康科学の分野で国際的に先進的な活躍ができる研究者や高度専門職業人の養成に向け、スポーツ科学、スポーツ社会科学及び健康科学に関する研究の先鋭化と深化を図り、さらに、これらを総合するための講義や演習科目を開講します。その上で、研究指導教員及び研究指導補助教員が、少数の学生に対して、修業年限内での博士論文作成を目指すのみならず、真理の探究に向かう真摯な姿勢、国際的な視野、指導力及び高い倫理観を育むよう濃厚な指導を行います。博士論文は、審査会及び発表会を実施することで評価します。それらの評価結果の活用を通じて、教育方法の改善につなげていきます。

アドミッション・ポリシー(入学者受入の方針)

スポーツ健康科学研究科博士前期課程及び博士後期課程では、人材養成の目的を達するためにそれぞれの教育目標の下、次のような志のある人物を求めます。

スポーツ健康科学専攻(博士前期課程)
  1. スポーツの科学的基礎を追究する人
    国際レベルの競技から一般の人々が気軽に参加できる楽しいスポーツや健康のためのスポーツまで、あらゆるスポーツを対象に、従来の体育学研究の成果と方法論を生かしつつ、医学研究科との連携を図りながら、その特性や指導の基礎となる科学的原理の追究に意欲的に取り組む人です。
  2. スポーツの社会科学的価値を探求する人
    スポーツビジネスやスポーツマスコミなど、スポーツと社会に大きな影響力を持つ社会事象を対象に、社会学及び経営学を基礎に、コミュニケーション論、組織開発論などの研究成果やその社会科学的研究方法の一つである社会調査法を活用して、スポーツの社会科学的価値の本質理解と文化的・経済的効用の探求に意欲的に取り組む人です。
  3. ヘルスプロモーションの科学的体系の構築に貢献できる人
    健康な人、障害のある人など、様々な健康水準にあるあらゆる年齢層の人々の主体的な健康の保持増進に関わる生活現象を対象に、生涯を通しての健康的なライフスタイルの形成と快適環境の形成とを意図するヘルスプロモーションの推進と体系的な方法論の確立に意欲的に取り組む人です。
スポーツ健康科学専攻(博士後期課程)
  1. 本研究科の学問的支柱であるスポーツ科学、スポーツ社会科学、健康科学の3つの学問領域の研究を先鋭化させ、深化させる研究活動に意欲的な人を求めます。
    博士後期課程では専門性の強化は最優先の課題ですが、単なる専門分化にとどまることなく、下記の研究による成果を総合することにより、スポーツ健康科学の確立に意欲的に取り組む人です。
    (1)スポーツに関わる法則定立的研究の深化
    (2)スポーツの持つ社会的影響力研究の開拓
    (3)包括的健康づくり研究の発展
  2. 「人々の健康で、豊かな、活力ある文化的な生活の実現」に寄与できる人を求めます。
    人々の健康で文化的な生活の形成に向けて、スポーツ科学や健康科学の先端的知識や社会科学的なマネジメント能力に関わる超高度な知識と技能習得、あるいは人々が豊かなスポーツライフや包括的な健康づくりのプログラムの実践的な展開に不可欠な知識や技術の修得に関心を持ち、より高度な教育プログラムの開発研究に意欲的に取り組む人です。
(障がい等のある方の受け入れ)

スポーツ健康科学研究科では、障がい等のある入学志願者について、可能な限り受け入れるという方針です。
障がい等のある入学志願者で、受験や修学で特別な配慮を必要とする場合は、出願に先立ち相談に応じます。