学位以外の資格等 ハイパフォーマンス科学認定プログラム

スポーツ健康科学研究科では、博士前期課程・博士後期課程に2024年度以降に入学した方を対象として、「ハイパフォーマンス科学認定プログラム」を実施いたします。在籍する課程の修了要件を満たし、かつ、本プログラムの条件を満たした方に、修士・博士の学位とは別に、本研究科から称号を認定・授与するものです。
プログラムでは、ハイパフォーマンス科学に関わる講義やインターンシップ、研究等を通じて、スポーツにおけるハイパフォーマンス科学に関する高度な専門性を必要とする職業に不可欠な知識や研究を遂行する能力を養成することを目指します。

※※大学院写真_背景透過

本プログラムは、入学後に申請を行い、学内審査に合格した方のみ、履修が可能です。本研究科への出願を検討している入学前の方で、本プログラムの履修を希望される方は、以下に記載のスケジュール、対象・条件(予定・変更可能性あり)をよく確認の上、申請・学内審査に向けて事前準備(特に、条件を満たすハイパフォーマンス科学研究に関連する内容の学位論文研究計画および学外インターンシップ計画の準備)を進めてください。詳細は、入学後の募集開始時に改めてご案内いたします。

プログラム修了者には、修士・博士の学位とは別に、研究科長より以下称号を授与します。

・「ハイパフォーマンス・リサーチャー」(博士前期課程)

・「ハイパフォーマンス・リサーチャー(アドバンス)」(博士後期課程) 

※本プログラムは、スポーツ庁委託事業「先端的スポーツ医・科学研究推進事業」の一環として実施されます。

※以下のスケジュール、対象・条件は現時点での予定であり、変更の可能性があります。

スケジュール
時期 課程 内容 備考/留意点
2024年4月 博士前期・後期 募集開始
  • 博士前期課程・博士後期課程の2024年度以降入学者向け
  • 申請書類、期限、申請方法等の詳細は募集開始時に案内
2024年5月 博士前期・後期 申請期限
2024年6月 博士前期・後期 審査
  • 申請書類をもとに学内審査を実施
  • 審査方法・日時等の詳細は募集開始時に案内
2024年7月 博士前期・後期 審査合格者発表
合格者発表以降 博士前期・後期 各条件を期限までに実施
未定 博士前期・後期 進捗状況審査 審査方法・日時等の詳細は別途連絡
2026年2月 博士前期
  • 論文最終審査
  • 修了、認定
審査方法・日時等の詳細は別途連絡
2027年2月 博士後期

博士前期課程 対象・条件
  • 対象者: 2024年度以降に本研究科に入学した本学博士前期課程学生
  • 趣旨: ハイパフォーマンス科学に関する高度な専門性を必要とする職業に不可欠な、広範で深い知識や研究を遂行する能力を有する者の育成
  • 授与称号: 「ハイパフォーマンス・リサーチャー」(修士の学位とは別に授与)
  • 授与条件: 下表の条件1~4を満たすこと
No. 条件 備考・内容
1

ハイパフォーマンス科学(2単位)の履修・単位取得

  • 博士前期課程の本科目(2024年度より同年度以降入学者向けに開講)を在学期間内に履修・単位取得すること。

  • なお、同科目の修得単位は修了所要単位に含められる。

  • 本学教員に加え、独立行政法人日本スポーツ振興センター ハイパフォーマンススポーツセンター(HPSC)の講師が講義の一部を担当予定。
2

学外インターンシップの実施

  • 中央競技団体、スポーツ科学に関わりのある企業・組織・研究所などで、ハイパフォーマンス科学に係る業務(対象者はアスリートとする)を行う内容とする。
  • 実施期間は合計30時間程度とする。
  • 申請者は、自身の指導教員と相談の上、インターンシップ実施先・内容・期間等の詳細を検討し、申請時に所定書式()で内容を提出すること。申請者は学内審査を受け、承認を受けたものについて実施する。
  • インターンシップを実施後、課程修了年度の1月末までに、所定書式()により実施内容を報告すること。
  • 既に自身の所属する職場等で、本条件に該当する業務実績がある場合、その内容を申請時に提出し、審査の上、承認となれば免除とする。
3

学内ハイパフォーマンス科学関連研究の学修/見学等

  • 本学が実施しているハイパフォーマンス科学関連研究について、本学が別途指定する内容で学修/見学等に取り組むこと。

  • 別途指定する期日までに、所定書式()で実施内容を報告すること。

  • 詳細は募集開始時に案内予定。
4

右記研究内容による修士論文の学位申請および課程の修了

  • ハイパフォーマンス科学に関連する研究で、研究成果が国際競技力向上に活かされ、かつスポーツ医・科学的な内容を含んだ研究による論文であること。

  • 申請者は、自身の指導教員と相談の上、所定書式()により研究概要・計画書を申請時に提出すること。

  • 申請者は面接による学内審査を受け、承認を受けた論文作成・研究を開始する。

  • 在学期間中に、承認を受けた研究による論文の進捗状況審査を行い、論文条件と修了時までの計画が確認されること。
  • 進捗状況審査で合格となった論文の最終審査を修了年度末に実施し、合格判定を受けること。
  • 上述の最終審査とは別に、修士論文の学位申請審査に合格し、かつ修了要件を標準修業年限内に満たすこと(標準修業年限を超えての本プログラム継続は不可とする)。

※所定書式は募集開始時に案内予定。

博士後期課程 対象・条件
  • 対象者: 2024年度以降に本研究科に入学した本学博士後期課程学生
  • 趣旨: ハイパフォーマンス科学に関する高度で先進的な専門業務の従事に不可欠な深い知識と、独創的かつ妥当な研究を行うことができる能力を有し、かつ、国際的視野を持ち、研究成果を国際的に発信し、ハイパフォーマンス科学研究の発展に貢献できる能力を有する者の育成
  • 授与称号: 「ハイパフォーマンス・リサーチャー(アドバンス)」(博士の学位とは別に授与)
  • 授与条件: 下表の条件1~6を満たすこと
No. 条件 備考・内容
1

ハイパフォーマンス科学(博士前期課程開講科目)の受講・合格

  • 博士前期課程の本科目(2024年度より同年度以降入学生向けに開講)を在学期間内に受講し、合格(60点以上)の成績を取得すること。
  • 博士前期課程の科目等履修として受講となり、博士後期課程の単位とはならない。科目等履修生の出願手続き、選考、検定料、入学金、受講料は免除とする。
  • 本学教員に加え、独立行政法人日本スポーツ振興センター ハイパフォーマンススポーツセンター(HPSC)の講師が講義の一部を担当予定。
  • 本学博士前期課程を修了し、「ハイパフォーマンス・リサーチャー」を取得済みの場合は免除とする。
2

ハイパフォーマンス科学特別演習(2単位)の履修・単位取得

  • 博士後期課程の本科目(2024年度より同年度以降入学生向けに開講)を在学期間内に履修・単位取得すること。

  • なお、同科目の修得単位は修了所要単位に含められる。

3

学外インターンシップの実施

  • 中央競技団体、スポーツ科学に関わりのある企業・組織・研究所などで、ハイパフォーマンス科学に係る業務(対象者はアスリートとする)を行う内容とする。

  • 実施期間は合計30時間程度とする。

  • 申請者は、自身の指導教員と相談の上、インターンシップ実施先・内容・期間等の詳細を検討し、申請時に所定書式(※)で内容を提出すること。申請者は学内審査を受け、承認を受けたものについて実施する。

  • インターンシップを実施後、課程修了年度の1月末までに、所定書式(※)により実施内容を報告すること。

  • 既に自身の所属する職場等で、本条件に該当する業務実績がある場合、その内容を申請時に提出し、審査の上、承認となれば免除とする。

  • 本学博士前期課程を修了し、「ハイパフォーマンス・リサーチャー」を取得済みの場合は免除とする。
4

学内ハイパフォーマンス科学関連研究の学修/見学等

  • 本学教員が実施しているハイパフォーマンス科学関連研究について、本学が別途指定する内容で学修/見学等に取り組むこと。

  • 別途指定する期日までに、所定書式()で実施内容を報告すること。

  • 詳細は募集開始時に案内予定。
  • 本学博士前期課程を修了し、「ハイパフォーマンス・リサーチャー」を取得済みの場合は免除とする。
5

学術集会における発表

  • 学術集会においてハイパフォーマンスに関わる研究を発表すること。
  • 発表内容は博士論文の内容も可能とする。
  • 在学期間3年間で合計3回以上実施することとし、そのうち1回は国際学術集会において英語で実施すること。また、3回の発表はすべて筆頭著者として実施すること。
  • 課程修了年度の1月末までに、所定書式()により実施内容を報告すること。
6

右記研究内容による博士論文の学位申請および課程の修了

  • ハイパフォーマンス科学に関連する研究で、研究成果が国際競技力向上に活かされ、かつスポーツ医・科学的な内容を含んだ研究による論文であること。

  • 申請者は、自身の指導教員と相談の上、所定書式(※)により研究概要・計画書を申請時に提出すること。

  • 申請者は面接による学内審査を受け、承認を受けた論文作成・研究を開始する。

  • 在学期間中に、承認を受けた研究による論文の進捗状況審査を行い、論文条件を満たし、かつ修了時までの計画が確認されること。

  • 進捗状況審査で合格となった論文の最終審査を修了年度末に実施し、合格判定を受けること。
  • 上述の最終審査とは別に、博士論文の学位申請審査に合格し、かつ修了要件を標準修業年限内に満たすこと(標準修業年限を超えての本プログラム継続は不可とする)。

※所定書式は募集開始時に案内予定。