教員紹介 教員詳細
柳谷 登志雄 YANAGIYA Toshio 教授(やなぎや としお)
【学部】スポーツ健康科学科【大学院】博士前期課程・研究指導教員 博士後期課程・研究指導教員
担当授業科目:【学部】スポーツバイオメカニクス、他【博士前期課程】スポーツ健康科学研究方法論、スポーツ健康科学研究法実習、スポーツバイオメカニクス、他【博士後期課程】スポーツ科学特別演習、スポーツバイオメカニクス特論、他
ランニングなどの身体運動においてシューズやウェア、フォームなどの条件が力発揮やパフォーマンスの向上、ケガのリスクなどに及ぼす影響について検討している。

学位名称 | 博士(人間科学) |
専 門 | スポーツバイオメカニクス |
研究分野 | スポーツバイオメカニクス(Sports Biomechanics),関節運動のバイオメカニクス、子どもの疾走能力、スポーツシューズのバイオメカニクス(Shoe Biomechanics) |
キーワード | バイオメカニクス、モーメントアーム、スティフネス/コンプライアンス、子ども、スプリント走、シューズ |
クラブ活動 | スカッシュ部 部長・監督 |
研究テーマ
ランニングのバイオメカニクス
▶ヒトのランニングのパフォーマンスを決定する要因について、ランニング動作(フォーム)や筋腱複合体の力学的特性に着目
▶スポーツ用シューズについて、パフォーマンス向上の観点から、主にシューズの素材や構造、機能などに着目
研究の始まりは “もっと速く走れるようになりたい から
私は子どもの頃から走るのが大好きで、学生時代は(他大学の)陸上競技部で短距離走を専門に競技していました。しかし、順天堂大学の学生のようなトップアスリートではなく、ごく一般的なスプリンター(短距離選手)でした。
トップアスリートでは無かったことが、研究者の道を切り拓いた
私の場合、トップアスリートでは無かったことが、研究者の道を切り拓いたと考えています。学生時代は、 どうしたら速く走る選手になれるかを常に考え、暇な時間には、ランニングに関連する書籍や論文を読んでいました 。
大学を卒業して大学院に進学しても、ランニングの研究をバイオメカニクスの観点から続け、今ではそれが仕事となりました。
ランニングシューズに関する研究も、「速く走るためには」の探求の延長
走る能力をアシストして高めるのではなく、持つ能力を最大限に引き出すためのツールとしてのランニングシューズの研究をしています。
主な研究手法
■ビデオカメラやモーションキャプチャシステムを用いた動作解析
■超音波画像を用いた筋腱複合体の特性や動態の評価
■表面筋電図を用いた筋活動パターンと活動量の分析・評価
■フォースプレートを用いた地面反力の分析
■慣性センサー(加速度計)を用いた身体動作や衝撃力の分析
■インソールセンサーを用いた足圧分析
■レーザー式速度計測装置( LAVEG )を用いた疾走速度の記録
ゼミナール紹介(スポーツバイオメカニクス)
〔研究領域〕
バイオメカニクス・トレーニング科学・スポーツ工学・スポーツ用品論
〔研究領域のキーワード〕
動作分析・映像解析・フットウェア(シューズ)
〔目標・方法・内容等〕
- バイオメカニクス(映像解析・生体情報解析)を通して,スポーツ動作やパフォーマンスの評価分析を行う方法論を学ぶ。スポーツ選手のパフォーマンスに関するデータの取得・分析・フィードバックを行う。
- トレーニングの効果の検証や新たなトレーニング方法の開発を行う。
- 子ども(小学生)の身体動作に関する動作・パフォーマンス分析とトレーニング方法の検証・開発を行う。
- シューズやスポーツウェアなどの機能・性能評価に関するデータの取得・分析を行なっている。企業と連携して商品開発や機能性試験などを行う。