医学研究科(修士課程) ヘルスコミュニケーション
ヘルスコミュニケーション 学位プログラム
人材養成の目的
ヘルスコミュニケーション学位プログラムでは、厚生労働省の医療通訳養成カリキュラムに基づく認定医療通訳者養成講座を修め、医療通訳に必要な専門的知識、技法を体得し、医療通訳を必要としている患者や家族に適切な支援を提供して、医療者と患者間のコミュニケーションを支援する、医療通訳に重要な役割を果たす人材を養成します。
コース名 | 公衆衛生学コース |
学位プログラム名 | ヘルスコミュニケーション 学位プログラム |
取得できる学位の種類 | 修士(公衆衛生学) |
ヘルスコミュニケーション プログラムの取得学位変更について(2023年4月入学より)
本学大学院医学研究科医科学専攻(修士課程)では、2023(令和5)年4月入学者からヘルスコミュニケーションの学位プログラムを修了した者に対して、国際通用性の高い修士(公衆衛生学)(Master of Public Health: MPH)を授与することといたしました。授与学位の変更に伴い、開講する授業科目も公衆衛生学関連の科目に変更されます。
※2022年4月以前のヘルスコミュニケーションプログラム入学者は従来通り「修士(医科学)」が授与されます。
特徴
- 本コースは、専門教育機関として厚生労働省の「医療通訳育成カリキュラム基準」に準拠し、医療通訳技能認定試験の受験資格を得ることができるカリキュラムとして認定を受けた医療通訳者養成課程です。大学で医学関連科目を学んでいない方は、医学の基礎知識を一般教育科目として履修することで、認定医療通訳者として必要となる専門的な知識・技術を習得できるカリキュラム構成となっています。
- 本コースは一般財団法人日本医療教育財団の認可申請を受けており、修了者は日本医療教育財団が実施する医療通訳技能認定試験の基礎・専門試験の受験資格を得ることができます。
(参考)一般財団法人 日本医療教育財団 医療通訳技能認定試験
受験資格承認試験 |
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対象言語 |
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選択可能分野 (大学院生が所属する教育研究分野)
- 医療通訳 分野
(大学院生の所属先正式名称)
医学研究科 医科学専攻 修士課程 医療通訳
教育プログラム:授業科目一覧
科目区分 | 授業科目 | 必修/選択 | 単位数 |
公衆衛生学共通 | 基礎疫学 | 必修 | 2 |
基礎生物統計学 | 必修 | 2 | |
産業環境保健学概論(環境保健・産業保健) | 必修 | 1 | |
健康行動科学概論 | 必修 | 1 | |
医療保健福祉法・政策概論 | 必修 | 1 | |
医療倫理学 | 必修 | 2 |
専門教育科目
科目区分 | 授業科目 | 必修/選択 | 単位数 |
疫学 | 臨床疫学 | 選択 | 2 |
臨床試験概論 | 選択 | 1 | |
疫学研究デザイン演習 | 選択 | 1 | |
生物統計学 | 応用生物統計学 | 選択 | 2 |
疫学研究データ管理学 | 選択 | 1 | |
医療情報学 | 選択 | 1 | |
臨床遺伝学概論 | 選択 | 1 | |
遺伝サービス情報学 | 選択 | 1 | |
データ解析演習 | 選択 | 2 | |
医療情報学演習 | 選択 | 1 | |
保健政策・医療管理学 | 公共政策学 | 選択 | 1 |
医療経済・経営学 | 選択 | 1 | |
医療管理・安全学 | 選択 | 1 | |
グローバルヘルス | グローバルヘルス概論 | 選択 | 2 |
グローバルヘルス演習(フィールドワーク) | 選択 | 2 | |
国際保健学 | 選択 | 2 | |
国際感染症学 | 必修 | 1 | |
グローバルヘルスセミナー | 選択 | 2 | |
国際母子保健学 | 選択 | 1 | |
国際老年政策学 | 選択 | 1 | |
健康行動科学 | ヘルスプロモーション | 選択 | 2 |
ヘルスコミュニケーション | 必修 | 1 | |
精神保健学 | 選択 | 1 | |
医療カウンセリング概論 | 選択 | 1 | |
健康行動科学演習 | 選択 | 1 | |
医療行動経済学の基本と応用 | 選択 | 1 | |
産業・環境保健学 | 環境保健学 | 選択 | 1 |
産業保健学 | 選択 | 1 | |
産業保健関連法規 | 選択 | 1 | |
産業保健学演習 | 選択 | 1 | |
医療通訳 | 医療通訳概論 | 必修 | 2 |
医療通訳演習 | 必修 | 2 | |
医療通訳病院実習 | 必修 | 2 | |
健康と文化 ・ 社会 | 必修 | 1 |
- ※実習要件、ワクチン接種等について
-
医療通訳病院実習を受ける学生は、麻しん、風しん、水痘、流行性耳下腺炎などの感染症に関する予防接種、罹患歴調査、入学時の各種感染症に対する血中抗体調査・皮膚反応検査等を実施し、未接種の学生には予防注射の接種を行うことを原則としております。
入学後に学内で開催される定期健康診断を必ず受診し、抗体価の状況を確認のうえ、実習参加前にご提出ください。
抗体価が不足している場合、ワクチンの追加接種を行う必要がありますが、入学前にすでに施行していることを推奨します(要証明書等)。【基準抗体価】
- 麻しんIgG 16以上(EIA法)
- 風しんIgG 8以上(EIA法)
- 水痘IgG 4以上(EIA)
- 流行性耳下腺炎IgG 陽性
- 臨床実習に出る直近の学生定期健康診断を受診済であること
※その他感染症等の流行期によって追加のワクチン接種が必要となることがあります。
*抗体価が不足している場合
→「合計接種回数が2回」となるよう追加接種を行ってください(要証明書等)。
*ただし、以下の者は病院への確認が必要なため、教務課へ申し出てください。
・過去に同ワクチン接種でアナフィラキシーを呈したことがある者
・免疫機能に異常のある疾患を有する者及び免疫抑制をきたす治療を受けている者で主治医より接種禁止とされた者
・妊娠していることが明らかな者
・その他、主治医により予防接種を行うことが不適当と判断された者
特論科目
授業科目 | 必修/選択 | 単位数 |
公衆衛生学特論Ⅰ | 必修 | 1 |
公衆衛生学特論Ⅱ |
必修 | 1 |
※衛生学・公衆衛生学分野の合同ゼミナールです。
研究指導科目
授業科目 | 必修/選択 | 単位数 |
公衆衛生学・グローバルヘルス研究Ⅰ | 必修 | 1 |
公衆衛生学・グローバルヘルス研究Ⅱ |
必修 | 4 |
※所属する研究分野(医療通訳)が開講する特別研究科目を履修する。
修了要件及び履修方法
基礎教育科目9単位、専門教育科目16単位以上、特論科目2単位、研究指導科目5単位、計32単位以上を修得し、必要な論文指導を受け、本大学院が行う修士論文の審査及び最終試験に合格すること。
厚生労働省医療通訳養成カリキュラムに従い、CEFR B2(IELTS 5.5~6.5、TOEFL iBT 72~94、TOEIC L&R/S&W 1560~1840程度)の語学力を目安とします。
入学試験等について
受験までの流れ
1) 事前面談申し込み(※入学試験の口述試験ではありません) |
出願前には必ず事前面談をお願いしております。 <連絡先> |
2) 出願 |
学生募集要項をご確認頂き出願手続きを行ってください。 |
3) 入学検定料のお振込み |
指導教員から出願許可(捺印)をいただいた上で、出願期日までに入学検定料をお振込みいただき納入証明を教務課(大学院担当)までご提出ください。 |
4) 入学試験(語学試験・口述試験)の受験 |
順天堂大学大学院医学研究科修士課程の募集要項をご覧ください。 |