講座・研究室 放射線治療学講座【放射線治療学(放射線腫瘍学・医学物理学)】

 

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我々は臨床研究と医学物理学の研究を通じて集学的治療における最適な放射線治療の開発と実践を目指します

 

連絡先
住所:〒113-8421 東京都文京区本郷2-1-1
順天堂大学医学部放射線治療学講座、医学研究科放射線治療学
Tel:03-3813-3111(大代表) Fax:03-3816-0958(研究室)
外来医長 小此木 範之(おこのぎ のりゆき) 
Email : n.okonogi.rd*juntendo.ac.jp (「*」を「@」に変換してください。) 

附属病院内の放射線科:
順天堂医院静岡病院浦安病院東京江東高齢者医療センター練馬病院

教室紹介

2022年10月1日付けで放射線治療学講座の主任教授に就任しました鹿間と申します。私どもの教室では放射線を用いた「がん医療」の実践と研究を行っています。放射線治療単独、または手術や薬物療法と組み合わせることで、がんの治癒、再発予防、延命、症状緩和を目指します。効果的な集学的がん診療を実践するため、脳腫瘍、頭頸部腫瘍、肺癌、食道癌、婦人科腫瘍、前立腺癌、骨軟部腫瘍、悪性リンパ腫など様々な癌種に対し各診療科と密な連携を取り診療・研究に取組んでいます。2023年1月に国立がん研究センター中央病院から村上直也教授に赴任いただき、小線源治療のエキスパートとして婦人科腫瘍の小線源治療に積極的に取り組んでいます。現在、若い放射線治療医を中心に技術修練を行っており、近いうちに他大学と連携し全国でも類を見ない小線源治療の中核的役割を担うシステムを構築しようとしています。順天堂大学は地理的条件が良く、遠隔地域で少人数で奮闘されている放射線治療医の先生方にも研修・研究にお越しいただけるシステムを考えています。

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現在、私どもの教室で積極的に取り組んでいる診療・研究に関してご紹介いたします。手術に代わる武器として定位放射線治療技術が登場し、体のあらゆる部位に適応することが可能になってきました。脳はもちろんのこと、肺、肝臓、副腎、リンパ節など呼吸で動く臓器や、骨(背骨やそれ以外の骨)にも正確に照射する技術が開発されました。定位放射線治療の利点は体にメスをいれないことや外来通院が可能なことだけではなく、薬物療法の休止期間を最小限にすることが可能です。有効な放射線治療を短期間で集中的に治療することで、有効な薬物療法の休止期間を最小限にとどめ、両治療の効果を最大限に生かすことが可能となります。肺や肝臓の腫瘍は呼吸で動くため金マーカーを病巣部の近傍に埋め込み、透視画像と組み合わせたシステムで正確に照射します。また、副腎など金マーカの埋め込みが困難な場合には吸気息止め照射などを行いています。脊髄が近接する脊椎にも体幹部定位照射を行う事が出来るようになり、高い疼痛緩和効果と良好な病巣制御を目指しています。遠隔転移があっても少数の転移(オリゴ転移)の場合には定位放射線治療が検討されます。現在、多施設共同臨床試験を立案中で、乳癌のオリゴ転移に関しては私が研究代表者を務めており信頼性の高い根拠(エビデンス)を構築しようと努めております。
 
 
教室紹介
 
また、強度変調放射線治療(IMRT)は正常組織の線量を最小限にとどめ、病巣部に集中させることができる治療として注目されています。IMRTは高い専門性と精度管理(病巣部位・範囲の正確な把握、最適なプランニングと機器の精度管理)が求められます。当院では4名の放射線治療専門医と2名の医学物理士、大学院生、専攻医で診療・研究に取り組んでいます。この他、乳房温存療法の手術後に再発を減らすために乳房接線照射を行いますが、左乳癌の患者さんでは心臓への照射を避けるために深吸気時照射(DIBH)も日常診療で行っており、放射線治療による晩期の毒性を極力抑えることに努めています。定位放射線治療やIMRTの新しい照射技術には医学物理士の役割は重要であり、教室には現在2名の医学物理士が在籍し、診療・研究に従事しています。
婦人科癌に対する小線源治療は同室CTを用いた画像誘導小線源治療のほか、経会陰的な経直腸エコーガイド、フリーハンドの組織内照射を積極的に実施しており、1年目の先生にもやっていただいております。また、前立腺癌の放射線治療では一般的に使用されているスペーサーを用いて直腸・膀胱線量を抑えつつ、腫瘍に高線量を投与することを研究課題として取り組んでおり、欧米並みの線量目標を安全に達成できることを示そうとしております。この治療法は非常に有効であると考えているため、今後は多施設前向き試験を組むことを検討しています。本学でトレーニングを積むことで小線源治療の出来る医師を多く育てていきたいと考えています。
 
教室紹介2
 
働き盛りの患者さんやご家庭で多くの役割を担う患者さんのため、信頼性の高い臨床研究をもとに放射線治療の期間短縮に取組んでいます。一例をあげますと、乳癌の術後照射ではかつての5~6週間ではなく、国内外で標準とされる3~4週間の照射を基本として、最近英国で報告された1週間の照射も場合によってはご提示できるようにしています。前立腺癌についてはこれまでは7~8週間(約2か月)の照射期間を要しましたが、信頼性の高い臨床研究の結果から4週間の照射スケジュールが安全かつ効果的であることが示され私どもの日常診療に取入れています。今後、定位照射技術を用いて5回のみ(10日間)の治療を実践できるよう準備を進めています。
緩和的放射線治療の分野では、骨転移の単回照射(8 グレイ単回)、脊椎(せぼね)の体幹部定位放射線治療(24グレイ/2分割、35グレイ/5分割)、脳転移への定位照射などに積極的に取組んでいます。機器の進歩により多数(20個程度以下)の脳転移でも比較的短い照射時間(約15分で、1〜5分割)で治療を完了させることができるようになりました。また、止血目的の放射線治療、気道狭窄・食道狭窄への緩和照射なども速やかに施行できる診療体制を構築しています。また、研究的な面でもより効果的で体の負担の少ない緩和照射の確立を多施設共同で行っています。
また、私自身は厚生労働省の研究班やNPO法人JROSG(日本放射線腫瘍学研究機構)のメンバーとして、他院に入院されている患者さんや在宅医療を受けておられる患者さんにも緩和的放射線治療を受ける機会を逃さぬよう新たな病診連携のシステムを構築すべく活動しています。緩和的放射線治療の普及と啓発の活動は非常に重要な課題と考えています。現在、「次世代のがんプロフェッショナル養成プラン(通称、がんプロ)」に他大学と共同で申請・運営へと作業を進めており、緩和的放射線治療の充実、小線源治療の普及、高精度放射線治療を担う人材の育成を目指しています。これは放射線治療医だけではなく、看護師、医学物理士、診療放射線技師がチームを作り、診療・研究を進めていく必要があります。現在、医学物理士の資格の取得や、医学物理学の研究を目指して、修士課程、博士課程の大学院生も在籍しています。
我々の持つ放射線治療という武器でより多くの患者さんに貢献したいと考えています。
 

研究

放射線腫瘍学コース(指導:主任教授・鹿間、教授・村上)

がん医療において重要な役割を担う優れた放射線治療医の育成を目指します。日常診療から生じる臨床的問題点を、臨床データの解析、新規照射技術を用いたアプローチ、臨床試験などを通じて解決していきます。自ら臨床的問題点を見出し解決へと導ける放射線治療医の育成を目指しています。

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放射線腫瘍学コース(指導:主任教授・鹿間、教授・村上)

現在の主たる研究テーマ

  • 原発性脳腫瘍における最適な強度変調放射線治療の開発
  • 局所進行頭頸部がんに対する化学放射線療法
  • 食道癌に対する化学放射線療法
  • 乳房温存療法における超短期照射
  • 肝腫瘍に対する体幹部定位放射線治療
  • 脊椎転移、副腎転移への体幹部定位放射線治療
  • 在宅ケア中進行期がん患者への緩和照射の普及
  • 緩和照射の質の評価
  • デジタルデバイスを用いたがん患者の経過観察法の開発
  • オリゴ転移に対する放射線治療の最適化
  • スペーサーを用いた婦人科画像誘導小線源治療
  • Mixed Reality技術を用いた次世代型小線源治療補助システムの開発
  • TLDシートを用いた線量分布測定
  • 4次元Cone Beam CTの画像再構成と臨床応用に関する研究
  • モンテカルロ計算を用いた医用画像の定量的画質解析
  • 放射線治療における不確かさの解析
  • 治療計画、検証の自動化

 

順天堂大学医学部および附属順天堂医院倫理委員会承認済み課題の一覧

 

 

教育・医学部教育

教育について 放射線治療医志望の方へ

はじめに

2018年度から日本専門医機構による新専門医制度が始まり、順天堂大学では放射線科専門研修プログラムを作成しています。順天堂大学医学部附属病院を基幹施設としたプログラムで、専門研修3年を行うことで放射線科専門医を取得可能です。その後、放射線治療の研修を2年行った後に放射線治療専門医を取得可能となります。

順天堂大学放射線治療学講座では、X線治療はもちろんのこと、小線源治療の研修も充実しています。研究に興味のある先生は多施設共同臨床研究に関与することが可能であり、また基礎研究を行う環境も整備しています。出身大学は全く関係なく、広く門戸を開いています。

当講座の強みとしては臨床試験の立案に関して指導者となる先生方が多く、JCOG(日本臨床腫瘍研究グループ)、JROSG(日本放射線腫瘍学研究機構)をはじめとする多施設共同臨床試験に参加し、若手の医師も臨床研究の立案や実施に関与しています。

順天堂大学放射線治療学講座で一緒に働きませんか?「がん診療」に興味がある方はぜひ一度見学にいらしてください。

 

 

専門医取得までの研修例

原則として専門研修1年目の最初を含めた1年半は順天堂大学医学部附属病院で放射線治療のローテーションで行い、残りの1年半は順天堂大学医学部附属病院や関連施設で放射線診断、IVRの研修を行います。専門研修開始後4年目に放射線科専門医を取得、卒後6年目に放射線治療専門医を取得可能となります。大学院に所属しながらの専門医取得も可能です。(既に臨床経験のある医師に関しては大学院に入らずに博士号(乙)を取得することも可能です。)

専攻医の期間中は週に2回、半日の外勤が認められていますので、収入も確保できます。特に当講座の強みとしては放射線診断をローテーションしている期間も上級医のバックアップの下、放射線治療の外勤が可能であるため、放射線治療の臨床能力を落とすことなく、専攻医研修が可能です。

教授

経歴
昭和62年 信州大学医学部卒業
信州大学附属病院放射線科勤務
平成10年 米国 MD.アンダーソン癌センター、
フォックスチェイス癌センター留学
平成21年 聖路加国際病院放射線腫瘍科・医長
平成22年 佐久総合病院放射線腫瘍科・部長
平成23年 埼玉医科大学国際医療センター放射線腫瘍科・教授
平成29年 順天堂大学順天堂医院・教授
令和4年 順天堂大学放射線治療学講座・主任教授
所属学会
日本医学放射線学会・正会員、日本放射線腫瘍学会・正会員、米国放射線腫瘍学会(ASTRO)・国際会員、日本乳癌学会・正会員、日本癌治療学会・正会員、日本頭頸部腫瘍学会・正会員、国際悪性リンパ腫放射線治療グループ(ILROG)正会員
日本乳癌学会・診療ガイドライン評価委員、日本放射線腫瘍学研究機構(NPO・JROSG)副理事長、厚生労働省がん研究助成金大江班・班員

資格
日本医学放射線学会・放射線治療専門医
日本がん治療認定医機構・がん治療認定医
日本医学放射線学会研修指導医

鹿間 直人(しかま なおと)

順天堂医院:放射線科

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経歴
平成16年 山形大学医学部医学科 卒業
平成16年 国家公務員共済組合連合会 東京共済病院 研修医
平成17年 東京大学医学部附属病院 研修医
平成18年 国立国際医療研究センター病院 放射線科 レジデント
平成19年 東京大学医学部附属病院 放射線科 医員
平成20年 国立がん研究センター中央病院 放射線治療科 レジデント
平成23年 国立がん研究センター中央病院 放射線治療科 医員
平成24年 ミュンヘン工科大学付属病院 放射線治療科 留学
令和1年  長崎大学臨床腫瘍学分野客員准教授
令和3年  国立がん研究センター中央病院 放射線治療科 医長
令和5年  順天堂大学放射線治療学講座・講座内教授
所属学会
日本放射線腫瘍学会、日本医学放射線学会、日本婦人科腫瘍学会、日本頭頸部癌学会、日本癌治療学会、日本癌学会、JCOG放射線治療グループ代表員
資格
日本医学放射線学会・放射線治療専門医
日本がん治療認定医機構・がん治療認定医
日本医学放射線学会研修指導医
第1種放射線取扱主任者

村上 直也(むらかみ なおや)

順天堂医院:放射線科

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特任教授

経歴
昭和56年 順天堂大学医学部卒業 順天堂大学放射線科研修医
昭和58年 癌研究会附属病院内科研修医
昭和59年 順天堂大学浦安病院放射線科助手
昭和60年 埼玉県立がんセンター放射線科医員
平成元年 順天堂大学放射線科助手
平成5年 順天堂大学放射線科講師
平成12年 自衛隊中央病院放射線科部長、
順天堂大学放射線科客員助教授
平成23年 東邦大学大橋医療センター放射線科客員教授
平成26年 順天堂大学練馬病院放射線科教授
令和4年 順天堂大学練馬病院特任教授
専門分野
放射線腫瘍学 定位放射線治療

直居 豊(なおい ゆたか)

練馬病院:放射線科

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客員教授

経歴
昭和63年  群馬大学医学部卒業
平成18年  群馬大学大学院医学研究科 助教授
平成20年  筑波大学大学院人間総合科学研究科 教授
     筑波大学陽子線医学利用研究センター
     センター長
平成27年  筑波大学附属病院 副病院長
専門分野
放射線治療、粒子線治療、小線源治療、ハイパーサーミア、消化器がん、婦人科がん、小児がん

櫻井 英幸(さくらい ひでゆき)

sakurai

経歴
昭和57年 千葉大学医学部卒業
千葉大学附属病院放射線科勤務
昭和60年 国立がんセンター病院放射線治療部・医員
平成 4年  国立がんセンター東病院放射線部・医長
平成14年 国立がんセンター東病院陽子線治療部・部長
平成23年 メディポリス国際陽子線治療センター・センター長代理
平成29年 メディポリス国際陽子線治療センター・センター長

所属学会
日本医学放射線学会・正会員、日本放射線腫瘍学会・正会員、米国放射線腫瘍学会(ASTRO)・正会員、欧州放射線腫瘍学会(ESTRO)・正会員、日本医学物理学会・正会員、日本乳癌学会・正会員、日本食道学会・正会員、日本頭頸部癌学会・正会員、日本肺癌学会・正会員、日本肝癌研究会・正会員
資格
日本医学放射線学会・放射線治療専門医
日本医学放射線学会研修指導医
第1種放射線取扱主任者

荻野 尚(おぎの たかし)

ogino

経歴
昭和56年  弘前大学医学部卒業
平成2年   京都大学大学院医学研究科 修了(医博)
平成3年   スタンフォード大学放射線腫瘍学講座 留学
平成10年  京都大学大学院医学研究科
放射線医学分野 助教授
平成12年  順天堂大学医学部放射線医学講座 教授
平成14年  新潟大学大学院医歯学研究科
腫瘍放射線医学分野 教授
平成21年  順天堂大学医学部 教授
専門分野
放射線腫瘍学、悪性リンパ腫

笹井 啓資(ささい けいすけ)

sasai

先任准教授

経歴
平成20年 群馬大学医学部医学科卒業
群馬大学医学部附属病院 研修医
平成22年 群馬大学大学院医学部医学科 博士課程進学
筑波大学附属病院 腫瘍放射線科 レジデント
平成23年 群馬大学医学部附属病院 放射線科 レジデント
平成24年 日高病院腫瘍センター放射線科 医員
平成26年 群馬大学大学院医学部医学科 博士課程修了
群馬大学医学部附属病院 放射線科 医員
平成27年 放射線医学総合研究所・重粒子線医科学センター病院(現QST病院)医員
平成28年 放射線医学総合研究所病院(現QST病院)医員
平成30年 放射線医学総合研究所 重粒子線治療研究部 医長
平成31年 量子科学技術研究開発機構 QST病院/重粒子線治療研究部 医長
令和3年8月-令和4年12月 米国ハーバード大/マサチューセッツ総合病院 放射線生物学 研究員
令和5年  量子科学技術研究開発機構 QST病院/重粒子線治療研究部 医長
順天堂大学放射線治療学講座 先任准教授

所属学会
量子科学技術研究開発機構 QST病院 客員研究員 、群馬大学大学院腫瘍放射線学講座 非常勤講師 、所属学会 日本医学放射線学会 、日本放射線腫瘍学会 、日本癌治療学会 、日本産科婦人科学会 、日本婦人科腫瘍学会 、日本泌尿器腫瘍学会 、日本乳癌学会 、日本免疫治療学会 、日本量子医学会 、Society for Radiation Oncology 、Radiation Research Society

小此木 範之
(おこのぎ のりゆき)

okonogi

経歴
平成18年 群馬大学医学部医学科 卒業
平成27年 群馬大学大学院医学系研究科 腫瘍放射線学専攻 博士課程修了

平成18年 日赤医療センター 初期研修医(東大プログラム)
平成19年 東京大学医学部附属病院 初期研修医
平成20年 がん・感染症センター都立駒込病院 シニアレジデント(放射線治療)
平成24年 群馬大学附属病院 放射線科 医員
平成26年 群馬大学附属病院 放射線科 助教(病院)
平成29年 国立病院機構 高崎医療センター 放射線治療科 医員
平成30年 群馬大学附属病院 地域医療研究教育センター 医員
平成31年 群馬大学重粒子線医学推進機構 重粒子線医学センター 助教(病院)
令和3年 群馬大学重粒子線医学推進機構 重粒子線医学研究センター 助教
令和4年 群馬大学 重粒子線医学推進機構 先端粒子線医科学共同研究講座(日立製作所) 准教授
令和6年 順天堂大学医学部附属練馬病院 放射線科 先任准教授


専門分野
粒子線治療、肺癌

岡野 奈緒子(おかの なおこ)

練馬病院:放射線科

okano

経歴
平成7年 順天堂大学医学部卒業
専門分野
放射線治療一般

齋藤 アンネ優子
(さいとう あんねゆうこ)

浦安病院:放射線科

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准教授

経歴
平成12年 北海道大学理学部物理学科 卒業
平成14年 北海道大学大学院理学研究科
      物理学専攻修士課程 修了
平成17年 北海道大学博士(理学)の学位取得
専門分野
医学物理学

黒河 千恵(くろかわ ちえ)

保健医療学部

経歴
平成20年 東京大学医学部卒業
専門分野
医学物理学、放射線腫瘍学

野元 昭弘(のもと あきひろ)

浦安病院:放射線科

経歴
平成25年 順天堂大学医学部卒業
平成30年 順天堂大学大学院医学研究科博士課程
      修了


専門分野
食道癌、甲状腺癌、緩和的放射線治療、臨床・基礎研究

川本 晃史(かわもと てるふみ)

順天堂医院:放射線科

kawamoto

経歴
平成26年 日本大学医学部卒業
令和2年   東海大学大学院医学研究科博士課程
        修了


専門分野
医学物理学、加速器科学、放射線物理学

飯島 康太郎(いいじま こうたろう)

順天堂医院:放射線科

iijima

助教

経歴
平成17年 北里大学医療衛生学部医療工学科 卒業
平成22年 北里大学大学院医療系研究科
      医療放射線工学専攻修士課程 修了

平成27年 法政大学大学院工学研究科
      情報電子工学博士後期課程 修了


専門分野
医学物理

臼井 桂介(うすい けいすけ)

保健医療学部

kosugi

経歴
平成20年 日本大学理工学部物理学科卒業
平成22年 東京工業大学大学院総合理工学研究科
      創造エネルギー専攻修了

専門分野
医学物理学

井上 達也(いのうえ たつや)

浦安病院:放射線科

kosugi

経歴
平成22年 順天堂大学卒業
専門分野

放射線治療一般、頭頸部癌、高精度放射線治療

小杉 康夫(こすぎ やすお)

順天堂医院:放射線科

kosugi

経歴
平成25年 順天堂大学医学部卒業
専門分野
放射線治療一般、肺がん

大島 理規(おおしま まさき)

静岡病院:放射線科

ohshima

助手

経歴
平成22年 大阪大学卒業
専門分野
放射線治療物理学、医学物理

高津 淳(たかつ じゅん)

順天堂医院:放射線科

takatsu

経歴
平成24年 順天堂大学医学部卒業
専門分野
放射線治療一般

山口 奈苗(やまぐち ななえ)

順天堂医院:放射線科

経歴
平成25年 福島県立医科大学医学部卒業
専門分野
放射線治療一般
資格
緩和ケア研修会修了
日本医師会認定産業医

小島 佳奈子(こじま かなこ)

順天堂医院:放射線科

kojima

経歴
平成29年 筑波大学卒業
専門分野
放射線治療一般

村本 耀一(むらもと よういち)

順天堂医院:放射線科

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経歴
令和4年 琉球大学医学部卒業
専門分野
放射線治療一般

加藤 奏(かとう かなで)

非常勤講師

経歴
平成9年  大阪大学理学物理学科 卒業
平成14年 大阪大学大学院理学研究科博士後期課程 修了
平成29年 順天堂大学医学部放射線治療学講座 准教授
令和5年  理化学研究所 情報統合本部 先端データサイエンスプロジェクト 医療データ数理推論チーム 上級研究員
専門分野
医療データサイエンス・放射線治療物理学

杉本 聡(すぎもと さとる)

ito

経歴
平成18年 順天堂大学医学部卒業
専門分野
放射線治療一般

久能木 裕明(くのぎ ひろあき)

非常勤助教

経歴
平成7年  立教大学理学部物理学科 卒業
平成13年 立教大学大学院理学研究科博士後期課程 修了
平成20年 順天堂大学大学院医学研究科 助教
平成27年 広島がん高精度放射線治療センター 医学物理士長、広島大学大学院医歯薬保健学研究院 放射線腫瘍学 特任准教授
専門分野
医学物理学

小澤 修一(おざわ しゅういち)

ito

経歴
平成9年 順天堂大学医学部卒業
専門分野
放射線治療一般

山田 佳菜(やまだ かな)

ito

経歴
平成15年 佐賀医科大学医学部卒業
専門分野
放射線治療一般、放射線科専門医

廣渡 寿子(ひろわたり ひさこ)

経歴
平成18年 防衛医科大学校医学科卒業
平成30年 順天堂大学放射線科非常勤助教
令和4年 自衛隊中央病院放射線科治療医長

専門分野
放射線治療一般

國島 直晃(くにしま なおあき)

kunishima

2021年

【原著英文】

  1. Kunogi H, Yamaguchi N, Terao Y, Sasai K. Dosimetric predictors of nephrotoxicity in patients receiving extended-field radiation lierapy for gynecologic cancer. Radiat Oncol. 2021;16(1):25.
  2. Kunogi H, Hsu IC, Yamaguchi N, Kusunoki S, Nakagawa K, Sugimori Y, Fujino K, Terao Y, Ogishima D, Yoshimura R, Sasai K. CT-guided pelvic lymph nodal brachylierapy. Front Oncol. 2021;10:532555.
  3. Kunogi H, Hsu IC, Sasai K. Unresectable bulky chest wall recurrent breast cancer controlled wili CT-guided interstitial high-dose-rate brachylierapy and external beam radiolierapy wili adjuvant hormonal lierapy - case report. J Contemp Brachylierapy. 2021;13(4):451-457.
  4. Utena Y, Takatsu J, Sugimoto S, Sasai K, Trajectory log analysis and cone-beam CT-based daily dose calculation to investigate lie dosimetric accuracy of intensity modulated radiolierapy for gynecologic cancer. Journal of Applied Clinical Medical Physics, 2021, 22.2: 108-117.
  5. Tomihara J, Takatsu J, Sugimoto S, Shikama N, Sasai K, Intrafraction stability using full head mask for brain stereotactic radiolierapy, Journal of Applied Clinical Medical Physics, 2021, 22.9: 360-370.
  6. Kosugi Y, Kawamoto T, Oshima M, Fujimaki M, Ohba S, Matsumoto F, Shikama N, Sasai K, Invasion of lie pterygoid plates: an indicator for regional lymph node failure in maxillary sinus cancer, Radiation Oncology, 2021;16, 2.
  7. Kosugi Y, Suzuki M, Fujimaki N, Ohba S, Matsumoto F, Muramoto Y, Kawamoto T, Oshima M, Shikama N, Sasai K, Radiologic criteria of retropharyngeal lymph node metastasis in maxillary sinus cancer, Radiation Oncology, 2021; 16, 190.
  8. Kawamoto T, Shikama N, Kurokawa C, Hara N, Oshima M, Sasai K. Dosimetric assessment of bolus for postmastectomy radiolierapy. Med Dosim, 2021 Spring;46(1):e1-e4.
  9. Kawamoto T, Shikama N, Kurokawa C, Hara N, Oshima M, Sasai K. A prospective feasibility study of a 1-mm bolus for postmastectomy radiolierapy. BMC cancer, 2021 Feb 2;21(1):109.
  10. Kawamoto T, Nakamura N, Saito T, Tonari A, Wada H, Harada H, Kubota H, Nagakura H, Heianna J, Miyazawa K, Yamada K, Tago M, Fushiki M, Nozaki M, Uchida N, Araki N, Sekii S, Kosugi T, Takahashi T, Shikama N. Palliative brachylierapy and external beam radiolierapy for dysphagia from esophageal cancer: A nationwide survey in Japan. Jpn J Clin Oncol, 2021 May 28;51(6):950-955.
  11. Kawamoto T, Shikama N, Kurokawa C, Hara N, Oshima M, Sasai K, A prospective feasibility study of a 1-mm bolus for postmastectomy radiolierapy, BMC Cancer, 2021 Feb., 21(1): P.109(1-6)
  12. Hu R, Saito AI, Mitsuhashi T, Inoue T, Ota T, Ujihara T, Yoshida K, Sasai K: Radiosensitization using hydrogen peroxide in patients wili cervical cancer.Molecular and Clinical Oncology 15:No.142,2021,
  13. Murakami N, Ando K, Murata M, Murata K, Ohno T, Aoshika T, Kato S, Okonogi N, Saito AI, Kim JY, Kumai Y, Yoshioka Y, Sekii S, Tsujino K, Lowanichkiattikul C, Pattaranutaporn P, Kaneyasu Y, Nakagawa T, Watanabe M, Uno T, Umezawa R, Jingu K, Kanemoto A, Wakatsuki M, Shirai K, Igaki H, Itami J: Why not de-intensification for uterine cervical cancer?. Gynecol Oncol. Jul 19: S0090-8258(21)00583-7. doi: 10.1016/j.ygyno.2021.07.021. Online ahead of print.
  14. Harima H, Ariga T, Kaneyasu Y, Ikushima H, Tokumaru S, Shimamoto S, Takahasi T, Ii N, Saito AI, Ushijima H, Toita T, Ohno T:Clinical value of serum biomarkers, squamous cell carcinoma antigen and apolipoprotein C-II in follow-up of patients wili locally advanced cervical squamous cell carcinoma treated wili radiation: A multicenter prospective cohort study. Plos One 16:e0259235,2021.
  15. Oya M, Sugimoto S, Sasai K, Yokoyama K. Investigation of clinical target volume segmentation for whole breast irradiation using liree-dimensional convolutional neural networks wili gradient-weighted class activation mapping. Radiol Phys Technol. 2021 Sep;14(3):238-247. doi: 10.1007/s12194-021-00620-8.
  16. Takakusagi Y, Usui K, Mizoguchi N, Nagatsuka J, Hikage T, Kodama Y, Ezura T, Kusunoki T, Oizumi Y. Comparison of Moderate Hypofractionated Volumetric-Modulated Arc lierapy Plans Wili and Wiliout Flattening Filter for Localized Prostate Cancer Cureus. 2021 Sep 16;13(9):e18034. doi:10.7759/cureus.18034. eCollection 2021
  17. Usui K, Ogawa K, Goto M, Sakano Y, Kyogoku S, Daida H Quantitative evaluation of deep convolutional neural network-based image denoising for low-dose computed tomography Vis Comput Ind Biomed Art, Jul 25;4(1):21. doi: 10.1186/s42492-021-00087-9. 2021
  18. Isobe A, Usui K, N. Hara N, Sasai K. lie effect of rotational setup errors in total body irradiation using helical tomolierapy on dose distribution” J Appl Clin Med Phys, pp.1-10, DOI: 10.1002/acm2.13271, 2021
  19. Usui K, Isobe A, Ogawa K, Low dose CT denoising using a pre-trained convolutional neural network Juntendo Healli Science Journal, 2(1): 13-18, 2021
  20. Harada H, Shikama N, Wada H, Uchida N, Nozaki M, Hayakawa K, Yamada K, Nagakura H, Ogawa H, Miyazawa K, Katagiri H, Nakamura N. A phase II study of palliative radiotherapy combined with zoledronic acid hydrate for metastatic bone tumour from renal cell carcinoma. Jpn J Clin Oncol,2021,51,100-105
  21. Kosugi Y, Kawamoto T, Oshima M, Fujimaki M, Ohba S, Matsumoto F, Shikama N, Sasai K. Invasion of the pterygoid plates: an indicator for regional lymph node failure in maxillary sinus cancer. Radiat Oncol,2021,16,2-11
  22. Kawamoto T, Shikama N, Kurokawa C, Hara N, Oshima M, Sasai K. Dosimetric assessment of bolus for postmastectomy radiotherapy. Med Dosim,2021,46,e1-e4
  23. Kubota H, Nakamura N, Shikama N, Tonari A, Wada H, Harada H, Nagakura H, Heianna J, Ito K, Nozaki M, Tago M, Fushiki M, Uchida N, Araki N, Sekii S, Kosugi T, Takahashi T, Kawamoto T, Saito T, Yamada K. Practice patterns for postoperative radiation therapy in patients with metastases to the long bones: a survey of the Japanese Radiation Oncology Study Group J Radiat Res,2021,62,356-63
  24. Kawamoto T, Shikama N, Kurokawa C, Hara N, Oshima M, Sasai K. A prospective feasibility study of a 1-mm bolus for postmastectomy radiotherapy. BMC Cancer,2021,21,109-114
  25. Kawamoto T, Nakamura N, Saito T, Tonari A, Wada H, Harada H, Kubota H, Nagakura H, Heianna J, Miyazawa K, Yamada K, Tago M, Fushiki M, Nozaki M, Uchida N, Araki N, Sekii S, Kosugi T, Takahashi T, Shikama N. Palliative brachytherapy and external beam radiotherapy for dysphagia from esophageal cancer: a nationwide survey in Japan. Jpn J Clin Oncol,2021,51(6),950-5
  26. Murakami N, Mori T, Machida R, Kodaira T, Ito Y, Shikama N, Konishi K, Matsumoto Y, Murakami Y, Nakamura N, Yamashita H, Yorozu A, Yoshimura M, Ishikura S, Itami J, Nishimura Y, Kagami Y. Prognostic Value of Epithelial Cell Adhesion Molecules in T1-2N0M0 Glottic Cancer. Laryngoscope,2021,131,1522-1527
  27. Tomihara J, Takatsu J, Sugimoto S, Shikama N, Sasai K. Intrafraction stability using full head mask for brain stereotactic radiotherapy. J Appl Clin Med Phys,2021,22,360-370
  28. Hara N, Isobe A, Yamada K, Kosugi Y, Oshima M, Kawamoto T, Shikama N, Sasai K. Unusual visual and olfactory perceptions during radiotherapy sessions: an investigation of the organs responsible. J Radiat Res,2021,62,718-725
  29. Kosugi Y, Suzuki M, Fujimaki M, Ohba S, Matsumoto F, Muramoto Y, Kawamoto T, Oshima M, Shikama N, Sasai K. Radiologic criteria of retropharyngeal lymph node metastasis in maxillary sinus cancer. Radiat Oncol,2021,16,190-195

【英文症例報告】

  1. Kosugi Y, Ohba S, Matsumoto F, Sasai K, Case of papillary thyroid cancer presenting with an inoperable cervical mass successfully treated with high-dose radiation therapy, BMJ case reports; 2021, 14(11):e246084.

【国際学会発表】

  1. Saito AI: Curative Radiotherapy for Stage IVB or Recurrent Uterine Cancer  Presenting With Supraclavicular or Mediastinal Lymph Node Metastasis. The 63th ASTRO Annual Meeting, Chicago USA,Oct24,2021.
  2. Oya M, Sugimoto S: Investigation of Clinical Target Volume Segmentation for Whole Breast Irradiation Using 3D Convolutional Neural Network and the Shape Regularization Model Without the Prior Information of the Target-Side Breast. American Association of Physicists in Medicine (AAPM) 63rd Annual Meeting & Exhibition, 2021
  3. Usui K, Ogawa K, Goto M, Sakano Y, Shikama N, Kyogoku S, Sasai K, Daida H, Cycle-generative adversarial network-based image correction of 4-dimensional cone-beam computed tomography for lung cancer adaptive radiation therapy, 2021 ASTRO annual meeting, Chicago, IL

【和文原著】

  1. 小杉 康夫, 川本 晃史, 大島 理規, 鈴木 通真, 藤巻 充寿, 大峡 慎一, 松本 文彦, 鹿間 直人, 笹井 啓資, 上顎洞癌における診断機器と診断基準による画像上ルビエールリンパ(Rp)節転移頻度と照射方法によるRp領域線量の変化に関する検討,頭頸部癌, 47(1) : 47-52
  2. "編集:唐澤久美子、西尾禎治、小澤修一 共著:田中創大、西岡史絵、黒河千恵、河原大輔、中村哲志、松崎由華、角谷倫之、三浦英治、熊崎祐、恒田雅人、石原佳和、椎木健裕、中村光宏"", スイスイわかる放射線治療物理学, 学研メディカル秀潤社, 2021年5月, 全207頁(本人担当箇所p.10-60を共著)"
  3. 小杉康夫、川本晃史、大島理規、鈴木通真、藤巻充寿、大峡慎一、松本文彦、鹿間直人、笹井啓資 上顎洞癌における診断機器と診断基準による画像上ルビエールリンパ(Rp)節転移頻度と照射方法によるRp領域線量の変化に関する検討 頭頸部癌,2021,47,47-52

【国内学会発表】

  1. 久能木 裕明、Focal LDR prostate brachytherapy for low- and intermediate-risk prostate cancer、日本放射線腫瘍学会 小線源治療部会第23回学術大会、オンデマンド、2021年5月21日
  2. Tomihara J, Takatsu J, N Hara, Shikama N, Sasai K, Localization accuracy of off-isocenter targets for brain stereotactic radiotherapy using SyncliaX FX4 system, 第121回日本医学物理学会学術大会, 横浜, 2021年4月15日
  3. 小杉康夫, 笹井啓資, 上顎洞癌ルビエールリンパ節転移の画像診断基準, 第45回日本頭頸部癌学会, 舞浜, 2021年6月18日
  4. 小杉康夫, 村本耀一, 笹井啓資, 進行性頭頸部癌強度変調放射線治療における適応放射線療法の必要性の予測因子, 日本放射線腫瘍学会第34回学術大会, Web, 2021年11月12日ー14日
  5. 川本 晃史、内視鏡的切除・手術困難であるcT1aN0M0食道癌に対する根治的放射線治療の成績、第75回日本食道学会学術集会、東京、2021年9月23日
  6. 川本 晃史、pT4甲状腺乳頭癌に対する術後補助的外部放射線治療の長期治療成績 、第64回日本甲状腺学会学術集会、東京、2021年11月18日
  7. 川本 晃史、pT4甲状腺乳頭癌に対する術後補助的外部放射線治療の長期治療成績、放射線腫瘍学会第34回、仙台、2021年11月12日
  8. 川本 晃史、乳房全摘術後照射時に使用する1 mm厚組織等価性ボーラスの前向き実行可能性研究、放射線腫瘍学会第34回、仙台、2021年11月12日
  9. 大島理規,深吸気左全乳房照射心臓線量低減法施行時の許容吸気量の検討,日本放射線腫瘍学会第34回学術大会,オンライン,2021年11月12日
  10. 村本耀一, 頭頸部強度変調放射線治療の同時部分追加照射法における治療再計画の有用性の解析. 第34回 日本放射線腫瘍学会, オンライン, 2021年11月12日
  11. 齋藤アンネ優子:順天堂浦安病院におけるゾーフィゴ使用経験. 第3回浦安Urology&Radiology meeting,浦安, Sep1, 2021.
  12. 斎藤アンネ優子:非小細胞肺癌化学放射線療法の地固めDurvalumabを行い、V20が30%を超えた症例の治療成績. 第12回順天堂放射線腫瘍研究会,東京,Sep4,2021.
  13. 齋藤アンネ,角美奈子,荒平聡子,飯野京子,奥村真之,関口建次,野澤桂子:乳癌放射線期間中のデオドラント使用が放射線皮膚炎に与える影響のメタ解析.第59回日本癌治療学会学術集会,横浜,Oct22,2021.
  14. K Usui, K Suzuki, A Isobe, K Ogawa, A performance evaluation of deep learning-based image denoising for ullia-low dose CT, 第76回日本放射線技術学会総会学術大会, 神奈川県 横浜市
  15. 臼井桂介、尾川浩一、後藤政実、坂野康昌、京極伸介、代田浩之, サイクル敵対的生成ネットワークによる胸部4次元コーンビームCTの画質改善, 第40回日本医用画像工学会大会, 神奈川県 横浜市
  16. 村田一心、尾川浩一、臼井桂介, コーンビーム CT の散乱線除去のための機械学習ネットワーク, 第40回日本医用画像工学会大会, 神奈川県 横浜市
  17. 臼井桂介、橘英伸、野田忠明、横張徹男, 定位放射線治療法に対するポリマーゲル線量計を用いた計画検証システムの検討, 日本放射線腫瘍学会第34回学術大会, 山形県 山形市
  18. 臼井桂介、尾川浩一, 教師なし学習による画像変換法を用いた胸部4次元コーンビームCTの画質改善, 日本放射線技術学会第68回関東支部研究発表大会, 神奈川県 横須賀市

【特別講演・招待講演】

  1. 久能木 裕明、米国カリフォルニア大学サンフランシスコ校に留学して --日本のBrachyはアメリカに勝てるのか?--、日本放射線腫瘍学会 小線源治療部会第23回学術大会、オンデマンド、2021年5月22日
  2. "黒河千恵, シンポジウム2 放射線治療における不確かさの評価:外部放射線治療に関連した不確かさの推定「Introduction to Uncertainty in GUM-GUMに沿った不確かさの概念」, 第77回日本放射線技術学会総会学術大会, 横浜, 2021年4月17日"
  3. 黒河千恵, RayStationの使用経験とその特徴についての私見, 日本放射線腫瘍学会第34回学術大会スポンサードセミナー1, Webseminar, 2021年11月12日

【その他(広報活動を含む)】

  1. 高津淳, 「SunCHECKプラットフォームを活用した品質管理体制の新構築 ~CBCT線量計算で治療中の品質管理~」, SunCHECK Patient ウェビナー, 2021年4月22日
  2. 川本 晃史、第79回 がん治療センターミニレクチャー、順天堂医院、2021年9月
  3. 斎藤アンネ優子:Zoom講演「アイデア脳と5択脳」.日本女性放射線腫瘍医師の会(JAWRO)第4回Zoom企画,Jul 30,2021.
  4. 齋藤アンネ優子:公募研究費取得 180,947USD. Investigator-initiated research grants. Variant USA, Apr 2021.
  5. 齋藤アンネ優子:幹事委員.診療放射線技師国家試験委員.Apr 2021.
  6. 齋藤アンネ優子:インタビュー 離職医師再教育について Jun22 2021.
2020年

【原著英文】

  1. Kawamoto T, Shikama N, Oshima M, Kosugi Y, Tsurumaru M, Sasai K. Safety of radiotherapy with concurrent docetaxel in older patients with esophageal cancer. J Geriatr Oncol. 2020 May;11(4):675-679. doi: 10.1016/j.jgo.2019.08.009. Epub 2019 Aug 27. PMID: 31471169.
  2. Kawamoto T, Shikama N, Mine S, Tsurumaru M, Sasai K. Clinical impact of baseline renal function on the safety of radiotherapy with concurrent docetaxel for esophageal cancer in elderly patients. Esophagus. 2020 Oct;17(4):425-432. doi: 10.1007/s10388-020-00731-y. Epub 2020 Mar 13. PMID: 32170545.
  3. Kunogi H, Yamaguchi N, Sasai K. Evaluation of a new bi-valve vaginal speculum applicator design for gynecologic interstitial brachytherapy. J Contemp Brachytherapy. 2020 Feb;12(1):27-34. doi: 10.5114/jcb.2020.92406. Epub 2020 Feb 28. PMID: 32190067; PMCID: PMC7073339.
  4. Kunogi H, Wakumoto Y, Kawamoto T, Oshima M, Horie S, Sasai K. Focal low-dose-rate prostate brachytherapy for low- and intermediate-risk prostate cancer. J Contemp Brachytherapy. 2020 Dec;12(6):554-561. doi: 10.5114/jcb.2020.101688. Epub 2020 Dec 16. PMID: 33437303; PMCID: PMC7787206.
  5. Nakamura T, Suzuki S, Kato K, Pongnapang N, Hayashi N, Kurokawa C, Kobayashi I, Negishi T, Matsunami T. Effect of protective glasses on radiation dose to eye lenses during whole breast irradiation. J Appl Clin Med Phys. 2020 Nov;21(11):272-277. doi: 10.1002/acm2.13073. Epub 2020 Oct 30. PMID: 33128342; PMCID: PMC7700920.
  6. Yoshida-Ichikawa Y, Horimoto Y, Shikama N, Yanagisawa N, Koyanagi A, Arakawa A, Saito M, Karasawa K. Ipsilateral breast tumor control following hypofractionated and conventional fractionated whole-breast irradiation for early breast cancer: a long-term follow-up. Breast Cancer. 2021 Jan;28(1):92-98. doi: 10.1007/s12282-020-01134-8. Epub 2020 Jul 27. PMID: 32719997.
  7. Saito T, Nakamura N, Murotani K, Shikama N, Takahashi T, Yorozu A, Heianna J, Kubota H, Tomitaka E, Toya R, Yamaguchi K, Oya N. Index and Nonindex Pain Endpoints in Radiation Therapy for Painful Tumors: A Secondary Analysis of a Prospective Observational Study. Adv Radiat Oncol. 2020 Oct 26;5(6):1118-1125. doi: 10.1016/j.adro.2020.09.013. PMID: 33305072; PMCID: PMC7718541.

【英文症例報告】

  1. Kunogi H, Naoi Y, Matsumoto T, Ozaki Y. Late recurrence of a papillary thyroid carcinoma 37 years after hemithyroidectomy: Solitary, left cervical lymph node metastasis evident on fluorodeoxyglucose positron-emission tomography/computed tomography images revealing nodular uptake. World J Nucl Med. 2020 Jan 29;19(2):155-158. doi: 10.4103/wjnm.WJNM_72_19. PMID: 32939207; PMCID: PMC7478299.

【国際学会発表】

  1. Tomihara J, Takatsu J, Hara N, Shikama N, Sasai K Localization accuracy of off-isocenter multi-target brain stereotactic radiosurgery using SyncTraX FX4 20th Asia-Oceania Congress on Medical Physics, Phuket, Thailand, December 3, 2020
  2. Kurokawa C, Urushiyama A Research topic and outcome - Development of TLD sheets - The First International Teleconference (Mahidol University and Juntendo University), Aug. 18, 2020, Zoom
  3. Sasai K, Hara N, Isobe A, Yamada K, Kosugi Y, Oshima M, Kawamoto T, Shikama N Unusual Visual and Olfactory Perceptions during Radiotherapy Sessions: An Investigation of the Organs Responsible The 62th ASTRO Annual Meeting,Miami beach USA,Oct,2020 on line
  4. Usui K, Oshima M, Isobe A, Kawamoto T, Shikama N, Sasai K Analysis of Correlation Between Breast Surface Position and Internal Organ Deformation Using Deep-Inspiration Breath Holding for Left-Sided Breast Irradiation The 62th ASTRO Annual Meeting,Miami beach USA,Oct,2020 on line
  5. Saito AI,Inoue T, Sasai K Efficacy of S-1 as concurrent chemotherapy agent for non-small cell lung cancer patients with low ability to tolerate platinum-based chemotherapy. The 62th ASTRO Annual Meeting,Miami beach USA,Oct,2020 on line

【和文総説】

  1. 笹井啓資 【放射線治療の現状と将来】 総説放射線腫瘍学 Medical Science Digest, 2020; 46(13): 3-5
  2. 久能木裕明 【放射線治療の現状と将来】小線源治療の現状 Medical Science Digest, 2020; 46(13): 22-25
  3. 宮澤一成、鹿間直人 骨転移に対する緩和的放射線療法 乳癌の臨床 2020;35:53-61 国内学会発表
  4. 川本 晃史, 福森 龍也, 笹井 啓資, 山田 哲 RAI抵抗性の甲状腺癌肺転移における腫瘍長径増大速度と予後の検討 第63回日本甲状腺学会学術集会, 奈良, 2020/11/19-20
  5. 川本 晃史、鹿間 直人、和田 仁、斉藤 哲雄、関井 修平、中村 直樹、原田 英幸、内田 伸恵、野崎 美和子、高橋 健夫,進行 再発食道癌による通過障害改善を目的とする緩和的放射線治療に関する全国実態調査 第74回日本食道学会学術集会, 徳島, 2020/12/10-11
  6. 川本 晃史、鹿間 直人、黒河 千恵、大島 理規、笹井 啓資 乳房全摘術後照射時に使用する1 mm厚組織等価性ボーラスの実行可能性研究 日本放射線腫瘍学会第33回学術大会, 札幌, 2020/10/1-3
  7. 石井 新哉 、小野瀬裕之 、名尾 敬子、柴山 雅行、後藤 真弓、 川本 晃史、軸薗 智雄、福森 龍也、清水 一雄、山田惠美子、 山田 哲 バセドウ病アイソトープ療法での甲状腺機能低下群、亢進群での 摂取率の経過と半減期との関係の検討 第63回日本甲状腺学会学術集会, 奈良, 2020/11/19-20
  8. 名尾 敬子、石井 新哉 、小野瀬裕之 、柴山 雅行、後藤 真弓、 川本 晃史、軸薗 智雄、福森 龍也、清水 一雄、山田惠美子、 山田 甲状腺ホルモン補充中の橋本病患者におけるエストロゲン受容体モ ジュレーター投与後の甲状腺機能変化 第63回日本甲状腺学会学術集会, 奈良, 2020/11/19-20
  9. 久能木裕明、直居豊、黒河千恵、藤田隆之、荻島大貴 PET/CTにて傍大動脈リンパ節転移を有する子宮頸癌に対する根治的化学放射線療法の遡及的検討,日本放射線腫瘍学会第33回学術大会、web開催、2020年10月1~3日
  10. 久能木裕明 前立腺床の腫瘤再発に対する密封小線源治療の遡及的検 第十六回前立腺癌密封小線源永久挿入治療研究会、東京コンファレンスセンター・品川、2020年1月19日
  11. 小杉康夫 上顎洞癌における潜在的ルビエールリンパ節転移 第44回日本頭頸部癌学会、web開催、令和2年6月5日
  12. 小杉康夫 上顎洞癌のルビエールリンパ節転移の画像診断基準 日本放射線腫瘍学会第33回学術大会、web開催、令和2年10月1日
  13. 小杉康夫 乳癌放射線治療後患者に対する経過観察目的のDWIBSの利用 第58回日本癌治療学会学術集会、web開催、令和2年10月22日
  14. 小杉康夫,乳癌放射線治療後患者に対する経過観察目的のDWIBSの利用 第12回Body DWI 研究会, 令和2年1月26日  名古屋
  15. 高津淳, 大島理規, 原直哉, 鹿間直人, 笹井啓資 Clinical feasibility of O-Ring linac for left breast irradiation with deep inspiration breath-hold volumetric modulated arc therapy 第119回日本医学物理学会学術大会, Web開催, 2020年5月
  16. 瀬川叡介, 高津淳, 原直哉, 笹井啓資 Investigation of dosimetric accuracy and wide dynamic dose range of new thermoluminescent dosimeters for patient-specific quality assurance 第119回日本医学物理学会学術大会, Web開催, 2020年5月
  17. 三橋平, 高津淳, 原直哉, 小坂敬裕, 小美野高志, 笹井啓資 多発脳転移に対するTomoTherapyによる定位放射線治療における独立線量計算検証 日本放射線腫瘍学会第33回学術大会, Web開催, 2020年10月
  18. 小坂敬裕, 高津淳, 原直哉, 三橋平, 礒邉哲, 小美野高志, 笹井啓資 Investigation of the Utility of a Monte Carlo-Based Secondary Check for Total Body Irradiation by Helical Intensity Modulated Radiation Therapy 第119回日本医学物理学会学術大会, Web開催, 2020年5月
  19. 藤本大夢, 高津淳, 杉本聡, 笹井啓資 肺癌に対するExternal surrogateを利用した Gating照射における腫瘍位置同定精度評価 第33回高精度放射線外部照射部会学術大会, Web開催, 2020年5月
  20. 初田真知子, 山倉文幸, 川崎広明, 鎌田弥生, 黒河千恵, 大竹淑恵, 竹谷篤, 高梨宇宙, 若林泰生 食物資源への宇宙放射線の影響 日本物理学会2020年秋季大会, オンライン開催, 2020年9月10日
  21. 村本燿一,齋藤アンネ優子,宮崎秀明,八代大祐,山岸亮平,菊地奈央,小日向美華,京極伸介,村上康二 順天堂大学浦安病院における塩化ラジウム(Ra-223)の使用経験 第92回日本核医学会関東甲信越地方会,東京,2020年1月25日
  22. 齋藤アンネ優子、横田拓実 大塚輝、篠沢守、木下麻希子、井上達也、笹井啓資 非小細胞肺癌の局所再発に対するTS-1併用の根治的化学放射線療法の有効性の検討 日本放射線腫瘍学会第33回学術大会,札幌,2020年10月
  23. 齋藤アンネ優子、難波由喜子、虎澤匡洋、佐々木信一 プラチナ製剤使用困難な非小細胞肺がん患者に対するTS-1併用化学放射線療法の有効性の検討 日本肺癌学会第61回学術集会,岡山,2020年11月
  24. 直居豊、久能木裕明、黒河千恵、藤田隆之、前立腺癌VMATと3DCRT施行例の長期観察結果 第33回日本放射線腫瘍学会総会、札幌、2020/10/1-3

大学院博士課程コース ・ 専門医・専攻生コース ・ 医学物理コース

大学院博士課程コース

がん専門科目

  1. 全コース共通科目:コア実地修練I(チーム医療)  
    チームが共有すべきmissionとvision、診療データとその管理、チームの各人員のリーダーシップ、コミュニケーションスキル、がん医療の現状と課題等を学習する。全学年参加の合宿研修を行う。
  2. 専門医師共通科目:コア実地修練II(専門医師)  
    日本がん治療認定医機構のがん治療認定医研修カリキュラムに準拠した共通基盤教育(地域医療を含む)を行う。外科腫瘍、放射線療法、化学療法、緩和ケアをローテーションで学習する。
  3. 専門医師共通科目:基礎腫瘍学総論  
    腫瘍病理学や腫瘍免疫学、腫瘍生物学などについての基礎的な知識を学習する。
  4. 専門医師共通科目:臨床薬理・臨床試験概論  
    臨床薬理学や臨床試験における第I・II・III相試験、有効性と安全性の評価、個人情報保護、知的財産権、研究の科学性確保と組織論、また治験・GCP、医薬品審査承認の仕組みなどを学習する。
  5. 専門医師共通科目:臨床腫瘍学総論I  
    癌治療の現状、基本的治療法、悪性腫瘍の進行度による臨床分類学と予後判定、外科治療の適応と限界、放射線治療と化学療法の適応・具体的方法と評価・副作用、緩和ケアなどを学習する。
  6. 専門医師共通科目:臨床腫瘍学総論II  
    次の様々な部位等における腫瘍について学習する。脳神経、頭頸部、呼吸器、乳腺、消化器、泌尿器、婦人科、血液、小児、骨軟部、精神等について学習する。
  7. 専門医師共通科目:放射線診断学  
    がんの画像診断として、脳神経、頭頸部、胸部、乳腺、消化器、骨・関節・軟部、泌尿生殖器等を学び、読影の実習を行う。
  8. 専攻科目:放射線療法Ⅰ  
    放射線による腫瘍制御の原理と修飾因子、放射線治療の役割と併用療法、治療方針の決定とその因子、放射線治療の方法、放射線治療の適応とそれに関わる因子等、放射線治療全般を学習する。
  9. 専攻科目:放射線療法Ⅱ(実地修練)  
    患者・家族に対する説明と同意、治療方針の決定、治療計画、線量計算の実際、カンファレンスでの討議、治療中の患者の管理と効果判定、経過観察など放射線腫瘍学診療の実際を理解し、習得する。

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専門医・専攻生コース

初期臨床研修医(2年間)修了後、所属(入局)します。放射線科専門医研修(2年間)は、熟練した指導医(専門医)のもとで、放射線医学(放射線腫瘍学、診断一般、核医学、IVR)に関する技能と知識を習得するための研修を、原則として第一群の病院(本院、附属病院)、主として本郷(順天堂医院)で行います。

専攻生(無給)か助手(有給)かはその時点の人員数に左右されますが、過去10年間は放射線科はすべて助手(有給)採用となっています。その他、適切な病病(診)連携を週1日(2単位)程度行います。

放射線科専門医研修(2年間)修了後、日本医学放射線学会専門医一次試験を受験します。

その後1年半程度は関連病院(原則として、本郷・浦安以外)に勤務(有給)します。専門医一次試験合格後2年間研修した時点で、日本医学放射線学会専門医二次試験を受け、日本医学放射線学会専門医を取得します。

5年目からは、各自希望の専攻(subspeciality)を選択します。

放射線腫瘍部門では、更に1年間の研修後に日本放射線腫瘍学会認定医試験を受験し、日本放射線腫瘍学会の認定医を取得します。

  1. 放射線科専門医研修(2年間、順不同)
    放射線腫瘍  6か月(本郷):放射線治療、臨床腫瘍学
    診断一般   6か月(本郷):超音波、CT、MRI、乳腺検査
    診断神経   3か月(本郷):神経系のCT、MRI
    診断浦安   6か月(浦安):核医学、消化管造影、単純写真
    血管造影   3か月(本郷から各施設まで)
  2. 日本医学放射線学会専門医一次試験受験
  3. 関連病院研修(放射線科専門医研修修了後1年半程度)  原則、本郷・浦安以外で一施設  後期研修で培った知識と技術の実践・向上
  4. 専門医一次試験合格後、2年間研修した後に日本医学放射線学会専門医二次試験受験、日本医学放射線学会専門医取得
  5. 各自の専攻(subspeciality)を活かし、更なる専門医・認定医・指導医を取得・それぞれの研修期間に多少の延長・短縮の可能性はあります。

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医学物理コース

放射線治療学講座は、医学物理学を専攻する修士課程、博士課程の学生を募集しています。

 

人材養成の目的

近年の放射線治療の高精度化に伴い、安全で効率的な医療を行うため物理工学に精通した人材の医療現場への参加が望まれています。本コースは、放射線治療に関する学術的教育に加え、臨床業務の実践的教育を通し、放射線治療の発展に貢献できる医学物理士・医学物理学研究者を育成することを目指します。

本学の医学物理学講座の紹介は以下のURLから閲覧できます。
◯順天堂大学大学院医学物理学コースの紹介(医学物理41(2021))
http://hdemail.bunken.co.jp/c/Ccl0kqiufmldd6H2c0353e7Iid0kqiw5dcoqb

 

入試情報

本学の入試情報は以下のURLからご確認下さい。2024年度の医学系研究科の学費は修士課程で135万円、博士課程で260万円になります。外部試験(TOEFL iBT、TOEIC等)で基準以上の点数を取得している場合は入学試験の一部が免除になります。事前にホームページにてご確認下さい。

https://www.juntendo.ac.jp/admission/exam/graduate/med/

※入試にあたっての諸注意

  • 講座独自の受験資格として推薦状(1~2部)の提出が必要になります。詳しくは担当者にお問合せ下さい。
  • 社会人学生も積極的に受け入れております。
  • 本コースは、医学物理士認定機構教育コースの認定は受けていません。

 

臨床研修

本学は順天堂大学保健医療学部と立教大学大学院理学研究科と連携しており、医学系研究科の講義に加えて医療系・理工系の講義が受講可能です。また医学物理士の資格習得および臨床業務のスキルアップに向けた臨床研修の環境を整えています。

放射線治療の各プロセスは人工知能による自動化が加速していき、今後医学物理士は学習モデルの管理・改善に責任を持つ立場になっていきます。それに伴い輪郭入力や治療計画、品質管理の知識・能力は医学物理士にとってより必須となっていきます。そのため、本学では次世代を担う医学物理士の育成に力を入れております。

附属病院にはVarian社製TrueBeam 3台、Eleketa社製VersaHD、Accuray社製Tomotherapy 2台のリニアックの他、小線源治療装置としてElekta社製microSelectronが導入されています。治療計画装置はVarian社製Eclipse、Elekta社製Monaco、RaySearch社製RayStation、Accuray社製Planning Stationと幅広く取り揃えており、3次元原体照射(3DCRT)、強度変調放射線治療(IMRT)、回転型強度変調放射線治療(VMAT)、定位放射線治療(SRT・SBRT)の計画が可能です。複数の附属病院を有するためリニアックや小線源治療のアクセプタンスを経験出来る頻度が多いことも特徴です。大学院生の希望する装置を用いた臨床研修を行っていきます。また、希望する社会人大学院生も本学での臨床研修を受講することが可能です。

品質管理(QA)機器もArcCHECK、Delta4、SRS MapCHECKなどの線量検出機器をはじめ、患者プランおよび装置QAを独立検証可能なプラットフォームも所有しており、以下のような臨床に即した医学物理士業務の臨床研修が可能です。

(1) 治療計画の立案および評価
(2) 治療計画の線量検証
(3) 治療装置・関連機器の品質管理・保証の実施
(4) 新規治療装置・関連機器のコミッショニングの実施

修士課程の大学院生の一般的な臨床研修のスケジュールを下図に示します。大学院生のニーズに併せてスケジュールは変更可能です。他にも希望する大学院生には本学と連携している施設(湘南鎌倉総合病院・国立がん研究センター中央病院)での物理士業務(治療計画・QA)の見学も可能です。これらの施設ではリニアックと小線源治療装置に加え、陽子線治療やホウ素中性子補足療法(BNCT)が可能な装置を有しており、医学物理士としての見聞を深めることができます。

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医学物理士業務は医師・看護師・診療放射線技師・医療事務との連携も重要です。臨床研修の治療計画や小線源治療・品質管理を通して多くの職種と関わっていくことで、医学物理士に求められるコミュニケーション能力も習得していきます。

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がんプロフェッショナル養成プラン

https://www.tmd.ac.jp/cmn/daigakui/JisedaiGanpro

本学の医学物理学コースは2024年度からスタートした「次世代がん医療を担う多職種人材養成プラン」と連携しています。主幹校である東京医科歯科大学を中心として様々な講義やセミナーを用意していますので、こちらのプランの受講を推奨しています。

 

リンク

順天堂大学 保健医療学部診療放射線学科
https://www.juntendo.ac.jp/academics/faculty/hs/rt/course/

立教大学大学院 理学研究科
https://rguide.rikkyo.ac.jp/2024/files/science/12Regulations/riMedicalPhysics.pdf

湘南鎌倉総合病院 放射線腫瘍科
https://www.skgh.jp/department/tomo-therapy/#modal

国立がん研究センター中央病院 放射線治療科
https://www.ncc.go.jp/jp/ncch/clinic/radiation_oncology/index.html

 

 

研究課題

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医学物理研修に加えて修士・博士課程ともに1テーマの医学物理研究を指導教員(医学物理士・放射線腫瘍医)の下で行い、研究開発の技術を学びながら修士論文、または博士論文の作成を目指します。

現在はX線治療や小線源治療、粒子線治療など多岐に渡る範囲で以下のような放射線治療の発展に貢献する研究開発に取り組んでいます。

 

 

X線治療

1. SyncTraXを使用した転移性脳腫瘍に対するSingle-isocenter VMAT SRS/SRTにおける治療中の位置補正精度評価

近年治療件数が増加しているSingle-isocenter VMATによる転移性脳腫瘍における位置照合精度の評価を実施しました。島津社製の位置照合装置SyncTraX(SmartAlignerオプション)はあらゆるカウチ・ガントリ角度で治療中の位置補正が可能であり、isocenterから離れた位置のターゲットに対する位置補正精度をファントムと実臨床データを使用して明らかにしました。

Tomihara, J., Takatsu, J., Hara, N., Sugimoto, S., Shikama, N., & Sasai, K. (2022). Intracranial stereotactic radiotherapy in off-isocenter target with SyncTraX FX4. Physica Medica, 100, 105-111. https://doi.org/10.1016/j.ejmp.2022.06.02

 

2. ダブルシェルとバイトブロックを併用した転移性脳腫瘍に対するVMAT SRS/SRTにおけるPTVマージンの検討

転移性脳腫瘍へのVMAT SRS/SRTにおいてPTVマージンの縮小は正常脳の線量低減に直結し、有害事象発生リスクの低減につながる重要な検討課題となっています。そこで本研究ではダブルシェル(Double Shell Positioning System, Macromedics BV)とバイトブロック (Precise Bite, CIVCO Medical Solutions)を組み合わせることで固定精度の向上、PTVマージンの検討を実施しました。本研究で提案したシステムによりPTVマージンを1 mmまで縮小可能であることを明らかにしました。

Tomihara, J., Takatsu, J., Sugimoto, S., Shikama, N., & Sasai, K. (2021). Intrafraction stability using full head mask for brain stereotactic radiotherapy. Journal of Applied Clinical Medical Physics, 22(9), 360-370. https://doi.org/10.1002/acm2.13382

 

3. 自由呼吸下でのLung SBRTにおける治療中の呼吸波形変化に対する4DCT-based ITVの堅牢性評価

Lung SBRTにおいてITVの作成に4DCTが広く利用されていますが、4DCTは呼吸性移動量を過小評価していると報告されています。また治療中の呼吸波形変化を考慮出来ていないことも課題の一つです。本研究ではLung SBRTの治療中に取得した島津社製SyncTraXのマーカーログを解析し、3DCRTとVMATで呼吸波形変化がどのように線量誤差に繋がるかを明らかにしました。

Fujimoto, D., Takatsu, J., Hara, N., Oshima, M., Tomihara, J., Segawa, E., & Shikama, N. (2024). Dosimetric comparison of four-dimensional computed tomography based internal target volume against variations in respiratory motion during treatment between volumetric modulated arc therapy and three-dimensional conformal radiotherapy in lung stereotactic body radiotherapy. Radiological Physics and Technology, 17, 143–152. https://doi.org/10.1007/s12194-023-00757-8

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4. CBCTを使用した子宮頸がんIMRTにおける実績線量評価

骨盤領域へのIMRTの照射は直腸・膀胱の体積変化や消化管のガスの有無により治療当日のターゲットの線量が変化します。本研究ではCBCT画像を使用してPerFRACTION (SunNuclear)で線量再計算を実施することで治療当日の実績線量を評価しました。全治療日の線量合算と治療計画との比較をした結果、骨盤領域でもAdaptiveの必要性が明らかになりました。本研究は東洋メディック株式会社から研究助成を受けて実施しました。

Utena, Y., Takatsu, J., Sugimoto, S., & Sasai, K. (2021). Trajectory log analysis and cone‐beam CT‐based daily dose calculation to investigate the dosimetric accuracy of intensity‐modulated radiotherapy for gynecologic cancer. Journal of Applied Clinical Medical Physics, 22(2), 108-117. https://doi.org/10.1002/acm2.13163bosyu_04_v2

 

5. TomoTherapyにおけるMonte Carlo-based Independent dose verificationの臨床活用

Adaptive radiation therapyの臨床開始に伴い、実測ベ―スの患者QAからソフトウェアベースの患者QAが注目されています。TomoTherapyにおいても、従来の実測ベースからソフトウェアベースの患者QAへの移行が求められています。本研究ではDoseCHECK (SunNuclear)を使用したTomoTherapyの独立線量検証の臨床利用を目的として、DoseCHECKの計算精度評価を実施するとともに、DoseCHECKの持つMonte Carloの計算精度を用いて、TomoTherapyにおける肺がんSBRTの線量計算精度を定量的に評価しました。本研究は東洋メディック株式会社から研究助成を受けて実施しました。

Kosaka, T., Takatsu, J., Inoue, T., Hara, N., Mitsuhashi, T., Suzuki, M., & Shikama, N. (2022). Effective clinical applications of Monte Carlo-based independent secondary dose verification software for helical tomotherapy. Physica Medica, 104, 112-122. https://doi.org/10.1016/j.ejmp.2022.11.003

Kosaka, T.、 Takatsu, J., Inoue, T., Iijima, K., Suzuki, M., Murakami, N., Shikama, N. (2024). Dosimetric evaluation in Helical TomoTherapy for lung SBRT using Monte Carlo-based independent dose verification software. Journal of Applied Clinical Medical Physics, 2024;e14305. https://doi.org/10.1002/acm2.14305

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6. TomoTherapyでのIMRT-TBIにおけるセットアップ誤差の許容値の研究

従来のLong-SSD法によるTBIからTomoThearpyやVMATによるIMRT-TBIの臨床利用が多くの施設で開始されています。通常のIMRTと異なり照射野が100 cmを超えるためIGRTを全身で実施する必要があり、特に回転補正が困難なTomoTherapyではセットアップ誤差の許容値が必要とされています。そこで本研究ではTomoTherapyでIMRT-TBIを実施した画像データを使用して回転誤差と線量誤差の相関を評価し、臨床で使用出来るセットアップ誤差の許容値を明らかにしました。

Isobe, A., Usui, K., Hara, N., & Sasai, K. (2021). The effects of rotational setup errors in total body irradiation using helical tomotherapy. Journal of Applied Clinical Medical Physics, 22(7), 93-102. https://doi.org/10.1002/acm2.13271

Usui, K., Isobe, A., Hara, N., Shikama, N., Sasai, K., & Ogawa, K. (2019). Appropriate treatment planning method for field joint dose in total body irradiation using helical tomotherapy. Medical Dosimetry, 44(4), 344-353. https://doi.org/10.1016/j.meddos.2018.12.003

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小線源治療

1. Gel spacerを活用した子宮頸癌画像誘導小線源治療の分割回数低減に向けた研究

本邦において子宮頸癌に対する高線量率照射(HDR-RALS)では18–24 Gy/3–4回の治療が推奨されています。しかし患者様のご意向や昨今の感染症の流行などもあり、小線源治療においても治療期間の短縮が求められています。小線源治療では治療計画による直腸・膀胱の線量低減が難しく、外照射のように分割回数の低減が出来ていませんでした。順天堂医院では2023年1月よりGel spacer (ムコアップ)を注入しターゲットと直腸・膀胱を物理的な距離を確保することで、直腸・膀胱の線量低減をしながらターゲットへの線量増加を可能にしました。本研究では、Gel spacerを活用することで安全に小線源治療の分割回数を低減可能であることを明らかにしました。

Takatsu, J., Murakami, N., Muramoto, Y., Karino, T., Oshima, M., Kosugi, Y., & Shikama, N. (2023). Safe dose escalation and reduction of the fraction number of uterine cervical brachytherapy using a gel spacer in the rectovaginal and vesicouterine septum: A planning study. Brachytherapy, 23(2), 115-122. https://doi.org/10.1016/j.brachy.2023.10.003

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2.子宮頸癌画像誘導小線源治療におけるGel spacerの線量低減性に関する研究

高線量率密封小線源治療は1回の治療で大線量を腫瘍(標的)に照射するため、腫瘍近傍のリスク臓器に対するダメージも大きくなります。小線源治療はIMRTのようにリスク臓器への線量を意図的に減らすことが難しいことから、他の手段を講じる必要がありますが、この手段の1つがGel spacerを用いた手法です。標的とリスク臓器の間にGel spacerを注入し物理的に距離を離すことで放射線が届きにくくなります。我々はGel spacerの注入位置や量、形状と線量低減率の関係を解析することで、効率的なGel spacerの使用法を確立しました。最近では、さらなるリスク臓器の有害事象抑制を目指して、Gel spacerに混ぜる造影剤の量や種類に関する研究も始めました。今までは治療計画CT画像上でGel spacerと臓器が明瞭に区別できるように少量の造影剤を混ぜていましたが、放射線源によってはこの造影剤に吸収されるエネルギーの放射線を放出するものもあります。一般に小線源治療において放射線源は標的内もしくはその近傍に配置されるため、標的とリスク臓器の間に適切な造影剤を混ぜたGel spacerが存在すれば、物理的な距離による線量低減のみならず、放射線を造影剤に吸収させることによるさらなる線量低減が可能になります。この研究は世界初の試みであり、小線源治療を新たなフェーズに移行する可能性を有しています。

Iijima, K., Murakami, N., Nakamura, S., Nishioka, S., Chiba, T., Kuwahara, J., & Itami, J. (2021). Configuration analysis of the injection position and shape of the gel spacer in gynecologic brachytherapy. Brachytherapy, 20(1), 95-103. https://doi.org/10.1016/j.brachy.2020.08.021

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3.HIPOを用いた子宮頸癌における組織内照射併用腔内照射の線量最適化に向けた検討

近年の小線源治療ではCTやMRI画像を用いた3次元の治療計画が主流となりつつあります。その発展に伴い、従来のマンチェスター法に準じたA点処方ではなく、標的やリスク臓器の線量を考慮した最適化計算が可能となっています。しかし、最適化の手順は確立されておらず、最適な線量分布の作成は担当医が手動で行っていることが現状です。本研究はhybrid treatment planning and optimization (HIPO)という最適化計算アルゴリズムを様々なパターンで使用し、子宮頸癌に対する臨床プランと同等の線量分布を作成する手法の確立を目指しています。

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4.Cross Realityを用いた先進的な婦人科がん高線量率密封小線源治療

近年Cross Reality(XR: AR(拡張現実)、VR(仮想現実)、MR(複合現実)の総称)技術の進歩が目覚ましく、医療においてもXR技術が用いられ始めています。特に外科手術領域では保険適用もされ、より高度な手術を迅速に実施できるようになってきています。放射線治療領域において小線源治療は半ば外科手術的な分野になります。そのため小線源治療においてもXR技術を応用できるのではないかと考えています。我々はHoloeyes社の医療XR技術を小線源治療に適応することを検討しており、よりよい治療の実現を目指しています。

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5.子宮頸癌画像誘導小線源治療の普及:ハンズオンセミナーの成果も「定量化」

子宮頸癌に対する小線源治療の高度化に関する研究と共に、普及のための活動も精力的に行なっております。国内・海外問わず、各施設からの医師、技師、医学物理士の研修を受け入れており、また日本放射線腫瘍学会や、文部科学省の「次世代のがんプロフェッショナル養成プラン」次世代がん医療を担う多職種人材養成プランの連携大学として、各種セミナーも実施しております。
その中で、セミナーの成果も「定量化」し、より良いセミナーの実施を目指しております。教育の過程や成果も重要な研究テーマと捉えており、本学の指導教官がその中核的な役割を担っております。

Okonogi, N., Murakami, N., Takatsu, J., Iijima, K., Kawamoto, T., Oshima, M., & Shikama, N. (2024). Hands-on-training tailored in response to pre-questionnaire-based survey on image-guided brachytherapy effectively reduces anxiety about its implementation. Journal of Radiation Research, rrae013. https://doi.org/10.1093/jrr/rrae013

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粒子線治療

1. 陽子線とX線を用いた体幹部定位放射線治療の患者セットアップエラーと呼吸性運動に対する頑健性評価

陽子線治療はその物理的特性から従来のX線治療と比べてリスク臓器の線量を低減しつつ、標的には原体性の高い照射が可能な治療法です。しかし、治療中の患者様に体内構造の変化や大きな呼吸の動きがある場合、ビームの飛程が影響を受け、理想とする処方線量を腫瘍へ投与できない可能性があります。特に高精度な照射と患者体位の維持が必要となる定位放射線治療ではこの影響が強いことが考えられます。本研究はロバスト最適化という治療中に起き得る不確かさを考慮した計画方法を用い、肺の体幹部定位放射線治療(SBRT)における陽子線とX線の不確かさに対する頑健性を評価しました。結果として、陽子線を使用したSBRTは患者セットアップエラーと呼吸性運動に対し高い標的カバレッジと低いリスク臓器線量の達成が可能なことを明らかにしました。

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(本研究は湘南鎌倉総合病院との共同研究になります)

 

2. 動体抑制技術を用いた肺癌治療に対するSingle Field Uniform Doseとロバスト最適化を使用したIntensity Modulated Proton Therapyの頑健性の比較

肺がんに対するスポットスキャニング陽子線治療では、患者の呼吸運動と陽子線装置のビームが干渉し、治療の質の低下が懸念されます。本研究は動体抑制技術(ゲーティング法とリスキャニング法)を組み合わせ、Single Field Uniform Dose(SFUD)とロバスト最適化を使用したIntensity Modulated Proton Therapy(IMPT)における呼吸性運動に対する頑健性を静的線量分布(SD)と4次元動的線量分布(4DDD)で評価しました。結果として、ロバスト最適化IMPTは呼吸性運動に対し高い標的カバレッジと均一性の達成が可能なことを明らかにしました。

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(本研究は湘南鎌倉総合病院との共同研究になります)

 

 

品質保証機器開発

1. 外部放射線治療装置の照射中心精度測定用E2Eファントムの開発

放射線治療の照射精度は、いくつかのデバイスの中心位置精度に依存します。特に実臨床で重要になってくるのは患者セットアップに使用するレーザ中心、画像照合に使用する画像中心、照射精度そのものに影響する照射中心の3つです。これら3つの中心精度評価は独立で行われることが多く、同時に評価できるファントムは存在しませんでした。本来であれば患者は全ての中心精度の影響を受けた誤差の中で治療を受けるため、総合的な中心性の評価は非常に重要です。本研究ではこれら3つの中心精度を独立的/複合的に評価できるファントムを開発し、評価方法を確立することを目的としています。どのような治療装置でも利用できるようにするため、電子機器は使わない手法としており、MR画像誘導放射線治療装置における有用性をMedical Physicsに報告しました。今後はマルチモダリティで利用できることや、より高精度に測定できるように改良を加えていき、放射線治療装置の中心精度評価の標準になるよう研究を進めていきます。

(本研究は国立がん研究センター中央病院と共同で行っている研究であり、AMEDの助成を受けて行っている研究でもあります。)

Iijima, K., Okamoto, H., Nishioka, S., Sakasai, T., Nakamura, S., Chiba, T., ... & Itami, J. (2021). Performance of a newly designed end‐to‐end phantom compatible with magnetic resonance‐guided radiotherapy systems. Medical Physics, 48(11), 7541-7551.

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2. Off-isocenter中心精度測定用ファントムの開発

近年、Isocenterから外れた位置(Off-isocenter)の腫瘍に対して高精度放射線治療を行う機会が増えています。しかし、いままではIsocenterの精度は担保していましたが、Off-isocenterの精度までは担保していませんでした。様々な位置に点在する転移性脳腫瘍などに対して汎用リニアックを用いたSRTが実施可能になってきたことから、今後Off-isocenterの精度を担保することが求められます。すでに商用化されたOff-isocenter精度測定用機器はありますが、限界があります。そこで我々はゲル線量計を用いたOff-isocenter中心精度測定用ファントムを新たに開発しています。

(本研究は国立がん研究センター中央病院と共同で行っている研究であり、AMEDの助成を受けてます。)

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3. ゲル線量計の開発・臨床応用

ゲル線量計は化学線量計であり、ゲル線量計構成物質と放射線による化学的反応を固定することで放射線の情報を保存し、またあらゆる解析手法を用いて取り出すことができる線量計です。現状では臨床で使用している施設は国際的に見ても少ないですが、化学的オーダーという非常に細かい空間分解能を有しているため、真の3次元線量測定が可能な唯一の線量計となります。当講座では多くの種類のゲル線量計を作成可能で、最近では国内で開発された繰り返し利用可能なゲル線量計(可逆ゲル線量計:PVA-Iゲル線量計)の利用について多くの研究を行っています。

①可逆ゲル線量計のQAツールとしての利用

本研究では繰り返し利用可能なゲル線量計の外部放射線治療装置QAツールとしての利用を検討しています。

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②可逆ゲル線量計の光学的特徴の探索

可逆ゲル線量計は開発されたばかりであり、化学的/物理学的特徴や光学特性など、解決しなければいけない課題が多いです。本研究では、可逆ゲル線量計を用いた線量分布測定をより高精度に行うために、光学的な特性を解明し応用することを目的としています。

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③可逆ゲル線量計を用いた高線量率密封小線源治療装置の簡易QAキットの開発

高線量率密封小線源治療装置のQAは手間が多く、DailyQAとして実施するには非常に大変です。一方で、高線量率密封小線源治療は1回の治療で大線量を投与するため、日々の精度管理は非常に重要です。我々はゲル線量計を用いて簡易的でも十分な精度管理が実施できないか研究を進めています。

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④一次元ゲル線量計を用いた加速器施設における加速器周辺線量の簡易測定チップの開発

加速器施設ではX線のみならず電子線や中性子線など様々な放射線が環境に放出されます。これらが日々どの程度出ているのかを知ることは安全管理上意味のあることですが、現状では簡易的な測定も難しいです。一方でゲル線量計は混ぜる試薬によって特定の放射線に対して感度を上げることが可能であり、安価で簡単に作成できることから、このような場での利用が期待されています。本研究では日本大学の電子線利用研究施設をお借りして、加速器施設内の線量測定にゲル線量計が利用できないか検討しています。

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⑤ポリマーゲル線量計の放射線情報読み出しのための最適MRパラメータの検討

ポリマーゲル線量計の線量情報はMRI装置で取り出すことが多いですが、MRI装置の撮像パラメータは非常に多く、最適な組み合わせで線量情報を読み出せているかは疑問の余地があります。多くの文献でもこの辺りを詳細に議論することなく、線量計として利用しています。我々はこの疑問を解決するためにMR撮像パラメータであるTEとTRの最適設定を検討し、ポリマーゲル線量計の感度や空間分解能を最大化できないか、研究を進めています。

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⑥生物物理一体評価型線量計の開発

いままで生物線量と物理線量は独立した手法を用いて線量測定・評価を行ってきました。特に生物線量評価においては1次元的な評価が一般的であり、実際の生物を模した細胞分布における線量評価はされてきませんでした。またBNCTのような薬による線量増強効果が細胞に与える影響を測定するのは難しく、これをうまく測定・評価する系を開発することは重要な課題とされてきました。この問題を解決するために、ゲル線量計内に複数の細胞カプセルをランダムに埋め込むことで、3次元的に分布した細胞の生物線量とゲル線量計によって取得できる物理線量を同時に取得する手法を検討しています。
(本研究は科学研究費助成事業(若手研究 22K15872)の助成を受けています。)

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研究テーマは学生の希望に可能な限り沿う形で指導教員と決定しています。研究に関する打ち合わせは1週間に1回実施し、指導教員や講座のメンバーと情報共有を行います。大学院生による学会発表、論文執筆を積極的に推進しており、社会人大学院生も在学中に複数の論文が国際誌に採択されています。また国立がん研究センター中央病院、湘南鎌倉総合病院、虎の門病院など他施設との共同研究にも参画可能です。

これまでの修了生は医学物理士として、大学の教員や医療機器メーカー、医療施設に就職しています。常に進歩する物理工学の知識・成果を応用して放射線治療の発展に寄与したい意欲のある学生の募集を心よりお待ちしております。

 

 

随時相談・見学を受け付けていますので、医学物理学コースに興味をお持ちの方は下記までご連絡を宜しくお願い致します。施設見学は本郷にある順天堂医院の治療計画室にて受け付けておりますので、下記案内図をご参照下さい。

 

問い合わせ先
医学物理コース
井上 達也(順天堂大学医学部附属浦安病院)
研究者情報データベース
ttinoue*juntendo.ac.jp (「*」を「@」に変換してください。)

高津 淳(順天堂大学医学部附属順天堂医院)
研究者情報データベース

飯島 康太郎(順天堂大学医学部附属順天堂医院)
研究者情報データベース

 

アクセス

順天堂医院1号館地下2階 B2A 治療計画室(西玄関から入ってC棟地下1階ナチュラルローソン横の階段を降ります。下記案内図を参照して治療計画室にお越し下さい)
フロアマップ1階

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