??教員採用試験二次試験とは??
教員採用試験の「二次試験」は、一次試験(筆記試験)を通過した人に対して行われる、「人物評価」を中心とした実践的な試験です。
一次試験が「教師としての知識があるか」を試すものなら、二次試験は「実際に子どもたちの前に立って、良い授業ができるか」「生徒や保護者と円滑にコミュニケーションが取れるか」という、実践力を厳しくチェックされる場になります。
自治体によって多少異なりますが、一般的には以下のような内容で構成されています。
二次試験の主な内容
1. 模擬授業(集団指導)
与えられたテーマ(例:「中学校1年・体育の『現代的なリズムのダンス』の導入部分」など)をもとに、面接官を生徒に見立てて実際に5分〜15分程度の授業を行います。
見られるポイント: 声の大きさ、板書(黒板の使い方)の綺麗さ、生徒を引きつける話し方、指導案通りに時間内に進められるかなど。
2. 個人面接
面接官数名と受験者1人で行われます。事前に提出した「願書」や「面接シート」に沿って、深い質問が投げかけられます。
見られるポイント: 「なぜ教師になりたいのか」という熱意、不登校やいじめが起きたときにどう対応するかという危機管理能力、人間性やストレス耐性など。
3. 集団討論 / 場面指導
複数の受験者で1つのテーマについて議論したり(集団討論)、学校でよくあるトラブル(例:宿題を忘れた生徒への対応)に対してその場で実演を交えて対応したりします(場面指導)。
見られるポイント: 周りの意見をしっかり聞けるか、チームワークを大切にできるか、臨機応変な対応ができるか。
4. 実技試験(※特にスポーツ健康科学部に関わる部分)
体育・保健体育の教員を目指す場合、実技試験がほぼ確実に課されます。
種目の例: 陸上(ハードルや走り高跳び)、器械運動(マット運動や跳び箱)、球技(バスケットボールやバレーボール)、水泳、武道、ダンスなどから、当日または事前に指定された種目を行います。
見られるポイント: 正しい手本を生徒に見せられる運動スキルがあるか、安全に配慮できているか。
順天堂大学の「対策講座」でやること
高校生が見学する8月の講座では、大学生たちがまさにこの「模擬授業」の実践をとおして先生役の練習をしたり、「面接・討論」で自分の意見を伝える練習をしたりしています。
教員採用試験の二次試験は、ただ机に向かって勉強するだけでは絶対に合格できません。だからこそ、先輩たちが汗をかきながら、本気で声を張り上げて授業の練習をしている「リアルな熱気」を、見学会では肌で感じることができます。