医学部入試情報
2023年度入学試験
目的
東京都地域枠選抜は、医師として活躍するに十分な素質と明確な目的意識を持ち、東京都の地域医療に貢献したいという強い使命感を持った意欲ある学生を発掘し、選抜することを目的としています。
東京都地域枠選抜に合格し、本学に入学する者には、東京都地域医療医師奨学金(特別貸与奨学金)制度による奨学金が貸与されます。
このようなことから、東京都地域枠選抜では従来の一般入学とは異なり、志願者は本学の二次試験で課している面接試験に加え、東京都の地域医療(小児医療、周産期医療、救急医療、へき地医療)に貢献したいという強い意志を確認するための面接も受けることとしています。
東京都地域医療医師奨学金(特別貸与奨学金)制度の概要
- 奨学金の額
- 修学費 …… 本学が定める入学金、6年間の授業料・施設設備費・教育充実費の全額
- 生活費 …… 月額10万円
- 貸与期間
2023年4月から大学を卒業する月まで
ただし、休学しているとき、停学処分を受けているとき、留年により同一学年を再度履修している年度は、原則として貸与が休止されます。 - 奨学金の返還免除要件
貸与期間終了後、次の1から4の期間は、返還を猶予します。
- 東京都内に所在する本学医学部附属病院で実施する初期臨床研修を受けているとき。
- 初期臨床研修修了後、引き続き、小児医療、周産期医療、救急医療またはへき地医療のいずれかの領域で、東京都が指定する医療機関において、医師として従事しているとき。
- 医師国家試験に不合格だった場合、大学を卒業した日から2年以内に医師国家試験に合格し、免許を取得しようとする意思があるとき。
- 災害、疾病、出産、育児、介護等により、医師として従事することができないと、東京都が認めたとき(通算して、4年間まで)。
※一定の要件を満たした場合には、例外的に、医師としての能力開発のための大学院進学または留学が認められる場合があります。
- 奨学金の返還について
次の1から4までの条件を全て満たした場合に、奨学金の返還が免除されます(初期臨床研修を2年間で修了した場合)。
- 医師国家試験合格後、速やかに医師免許を取得すること(大学卒業から2年を経過する日までに医師国家試験に合格すること)。
- 医師免許取得後、直ちに、東京都内に所在する本学医学部附属病院において、初期臨床研修を行うこと(医師臨床研修マッチングによる)。
- 奨学金貸与期間の1.5倍の期間(9年間)の1/2以上の期間(4年6ヶ月以上)は、小児医療、周産期医療、救急医療またはへき地医療のいずれかの領域で、東京都内の医療機関において、医師として従事すること(従事する医療機関は、奨学金の貸与を受けた学生(医師)が選択)。
- 9年間のうち、2および3以外の期間は、東京都内の病院で小児医療、周産期医療、救急医療に、医師として従事すること。なお、へき地医療を選択した者は東京都内の病院で自己の診療科に従事すること。
- 奨学金の返還(上記「3.奨学金の返還猶予」「4.奨学金の返還免除」以外の場合)
貸与期間終了後(卒業等)一月以内に、貸与を受けた奨学金の金額と所定の利子を合計した全額を返還しなければなりません。なお、返還すべき日までに返還されなかった場合は、延滞利子が加算されます。
在学中は東京都によるキャリア形成卒前支援プラン、卒業後は東京都によるキャリア形成プログラムのそれぞれ対象となります。同プログラムの詳細については、東京都のWebサイトをご確認ください。
募集人員
10名
出願資格
次の 1 ~ 4 のすべてに該当する者とします。
- 次の A ~ C のいずれかに該当する者
A.高等学校等(※1)を卒業した者および2023年3月卒業見込みの者
B.通常の課程による12年の学校教育を修了した者および2023年3月修了見込みの者
C.学校教育法施行規則第150条および第154条の規定により高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認められる者および2023年3月31日までにこれに該当する見込みの者 - 本学に入学しようとする意志を有し、合格したときには入学を確約できる者(※2)
- 出願時に次の A または B のいずれかに該当する者
A.東京都内に住所を有する者(※3)
B.東京都内の高等学校等を卒業した者および2023年3月卒業見込みの者 - 医師免許取得後、直ちに、東京都内の地域で、小児医療、周産期医療、救急医療、へき地医療を担う医療機関において、大学在学期間(休学や留年等により奨学金の貸与を受けなかった期間を除く)の1.5倍の期間、医師として従事しようとする意志があること
※1 中等教育学校、特別支援学校の高等部を含みます。
※2 東京都地域枠選抜の合格者は、いかなる事由であっても入学を辞退できません。
※3 「住所を有する」とは、住民登録上の住所に居住実態があることを指します。都内の住所に住民登録されていても、実際には都内に居住していない場合は対象外です(全寮制の都外の高校に在学中など)。
選抜方法
- 一次試験
学力試験の成績に基づいて、一次試験合格者を選抜します。 - 二次試験(一次試験合格者のみ)
小論文試験、面接試験①・面接試験②(※4)、一次試験結果の成績に基づいて、二次試験合格者を選抜します。
※4 面接試験①は、本学が実施する面接試験です。面接試験②は、東京都の地域医療に貢献したいという強い意志を確認するために行います。試験中は東京都職員が同席し、その評価は選抜時の参考として用います。
試験日程
出願期間 | 2022年12月12日(月) ~ 2023年1月12日(木) 必着 出願期間中にインターネット出願の登録と入学検定料の納入を済ませて、出願書類が本学に到着していること。 |
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一次 学力試験,小論文試験 | 2023年2月3日(金) 試験会場:幕張メッセ国際展示場9~11ホール |
一次試験 合格発表 | 2023年2月9日(木) 12:00 |
二次 面接試験①・② | 2023年2月13日(月) 試験会場:本郷・お茶の水キャンパス センチュリータワー |
二次試験 合格発表 | 2023年2月18日(土) 12:00 |
入学手続期間 | 2023年2月18日(土) 12:00 ~ 2月24日(金) 17:00 |
試験科目・試験時間割
東京都地域枠選抜では、次の教科・科目を受験してください。未受験の教科・科目があった場合は選抜対象となりません。
一次 学力試験,小論文試験
教科 | 科目・試験範囲 | 配点 | |
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理科 3科目中 2科目選択 |
物理 | 物理基礎,物理 |
200点 |
化学 | 化学基礎,化学 | ||
生物 | 生物基礎,生物 | ||
英語 | コミュニケーション英語I,英語表現I, コミュニケーション英語II,英語表現II |
200点 | |
数学 | 数学I,数学II,数学III,数学A,数学B(「数列」,「ベクトル」 ) | 100点 | |
小論文 | 小論文の評価は一次試験合格者選抜では使用せず、二次試験合格者選抜のときに使用します。 ただし、小論文試験を未受験の場合、一次試験の選抜対象となりません。 |
試験時間割
2023年2月3日(金) 試験時間割 | ||||
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受験上の注意 | 理科 | 英語 | 数学 | 小論文 |
9:35 ~ 10:00 | 10:00 ~ 12:00 (120分) |
13:30 ~ 14:50 (80分) |
15:40 ~ 16:50 (70分) |
17:30 ~ 18:40 (70分) |
二次 面接試験①・②
2023年2月13日(月) | |||
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面接試験① | 約20 ~ 30分 | ||
面接試験①の実施時間は、一次試験合格発表にてお知らせします。 | |||
面接試験② | 約10 ~ 15分 | ||
面接試験②は、面接試験①終了後に引き続いて実施します。 |
併願について
東京都地域枠選抜の志願者は本学医学部入学試験のすべてに併願できます。ただし、東京都地域枠選抜と他の地域枠選抜または研究医特別選抜を併願することはできません。東京都地域枠選抜の一次試験に合格し、且つ一般選抜A方式、前期共通テスト利用選抜のいずれか1つまたは両方の一次試験に合格した場合、二次試験は1回のみの受験とし、面接試験は2023年2月13日(月)に実施します。この場合、二次試験では便宜上、東京都地域枠選抜の受験番号を使用します。
入学辞退について
出願資格に記載のとおり「合格したときには入学を確約できる者」であり、合格者はいかなる事由であっても入学を辞退できません。東京都地域枠選抜の合格者が一般選抜A 方式または前期共通テスト利⽤選抜の⼆次試験に合格した場合であっても、これらの⼊試方式で⼊学手続きすることはできません。
地域枠案内・出願書類(2023年度)
該当地域枠の案内と出願に必要な書類を掲載しています。地域枠選抜に出願の際は、該当地域枠の案内を必ずご確認ください。
地域枠 | 出願時の提出書類 | 注意点 | |
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東京都 |
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※1 住民票の写しは志願者と同一世帯全員の記載があり、続柄が明記されているもの ※2 都内に住所を有していない場合のみ提出 |