アメリカの女性用品ブランドである「オールウェイズ(Always) [*1]P&G社、日本でのブランド名はウィスパー」は、2015年7月7日より「#LikeAGirl(女の子らしく)」キャンペーンの一環として、世界10カ国でサミットを開催するとともに、毎年開催されている多方面に渡る分野からの興味深いプレゼンテーション、およびその動画配信で有名なカナダの非営利団体 TED(Technology Entertainment Design)とパートナーシップを結び、コンフィデンス・ティーチング・カリキュラムを行うことを発表しました。同日、ニューヨークで行われたサミットでは、女の子たちが、能力ではなく見た目で判断されがちであるという一般認識の裏付けとして、89%が女性らしくふるまうことにプレッシャーを感じていること、72%が社会的に抑制されていると感じていること、53%の少女(16〜24歳)が思春期以降、やりたいことの全てに対して自信をなくしていること、などの研究結果(オールウェイズ調べ)を報告しました。
普段、何気なく使ってしまう「女の子だから」や、「女の子らしく」という言葉ですが、みなさんはどんな場面で使っていますか?無意識のうちに、ネガティブな固定概念を持っていませんか?2015年6月6日から7月5日にかけてカナダで開催された、2015FIFA女子ワールドカップは記憶に新しいと思います。10月27日、オバマ大統領は優勝したアメリカ代表チームへの祝辞[*4]の中で、「Like A Girl」という言葉をこんな風に使っています。“Play like a girl? It means you're badass. (女の子らしくプレーするということは、あなたは凄い!カッコいい!という意味です)”。みなさんも「女の子らしく」という言葉を、是非ポジティブな表現として使ってみてはいかがでしょうか。