順天堂グローバル教養論集_第二巻_2017年3月(ISSN2424-0001)
40/156

38順天堂グローバル教養論集 第二巻(2017)4. アクティブ・ラーニングとしての方略4.1. 授業の基本的な流れ 本研究では、図2のようなアクティブ・ラーニングとしての授業の基本的な流れを工夫した。また、「話し合い活動」を行うグループは、人数制限もせず、生徒に自由に編成させる。なお、授業中は、原則、教師も生徒も英語で行うようにする。 次に、図2に基づき、検証授業時の具体的な授業の流れを「導入」、「展開」、「まとめ」の段階ごとに記す。(1) 導入(約10分間) 教師から本時の学習課題と目標を提示する。次に、本時の学習内容となる基本表現が歌詞に用いられている英語の歌を聞き、学びへの興味と関心をもたせる。また、新出単語や文法事項については教師の指導により進める。(2) 展開(約30分間) 授業の展開では、学習を二つの段階に分け、前半は「書くこと」、「話すこと」を主として教師作成のワークシートを用いた学習とする。後半は「読むこと」、「聞くこと」、「話すこと」を主として教科書を用いた学習とする。また、前半は、「① 個人での活動」→「② グループでの活動」→「③ 個人での活動」の3段階とする。また、後半は④~⑥の3段階の「グループでの活動」とする。 「① 個人での活動」では、配布されたワークシートの設問に、各自で回答する。「② グループでの活動」では、各自のワークシートの回答を相互に話し合い、適宜修正をする。「③ 個人での活動」では、各自、ワークシートの回答を教師に見せ、合格印を受ける。「④ グループでの活動」では、教科書の本文をグループのメンバーで読み合わせを行う。なお、その際、デジタル教科書を活用して発音などにも留意する。「⑤ グループでの活動」では、グループごとに教師の前で教科書の本文を読み、合格を受ける。「⑥ グループでの活動」では、教科書の読みが合格できないグループには、合格したグループから支援に行き、時間内に全員が合格を受ける。 (3) まとめ(約10分間) 授業のまとめでは、本時の学習内容のまとめを各自の「自主学習ノート」に書き、本時の学習に対する自己評価を行うためのシート“CAN DO LIST”による振り返りを「個人での活動」として実施する。また、この生徒一人一人の「自主学習ノート」と振り返り図2. 「学びに向かう力」を育むアクティブ・ラーニングとしての授業の基本的な流れ

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です