順天堂グローバル教養論集_第二巻_2017年3月(ISSN2424-0001)
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39アクティブ・ラーニングによる中学校英語授業の実践研究シートである“CAN DO LIST”を毎時間教師に提出させ、それぞれに対して、教師から称賛や助言等の記入を授業ごとに実施する。 本研究では、英語における確かな学力の育成には、生徒一人一人(個人)がしっかりと考えることが必要であるととらえることから,展開のはじめは「個人での活動」を取り入れることとした。また,本研究の具体的な方略である「話し合い活動」は,展開における「グループでの活動」の場面で取り入れることとした。4.2. アクティブ・ラーニングの遂行を図るための教室の環境整備 図2に示すアクティブ・ラーニングを遂行させるために、生徒(個人・グループ)が自由に学習に取り組めるように、以下のような教室の環境整備を行った。(1) 授業は英語教室で行い、歌や音読などで他の教室に迷惑にならないようにした。(2) 生徒が始業前に英語教室に集まってくる際に、本時の導入で聞く英語の歌(本時の学習内容となる表現が歌詞に用いられている歌)を教室内に流しておく。(3) 生徒が自由にグループを編成できるように、授業のはじめから座席を自由にした。(4) 生徒が自由に教科書の本文の発音練習ができるように、デジタル教科書を見たり聞いたりできる環境を整備した(図3)。5. 検証授業の実施5.1. 調査対象:愛知県公立A中学校の第3学年122名5.2. 調査期間:2016年5月~6月5.3. 授業者:著者の一人である有賀友美5.4. 学習内容:現在完了形(継続)他5.5. 学習単元名:東京書籍 New Horizon, “Unit 2 From the Other Side of the Earth Dia-log”5.6. 学習目標:(1) 現在完了形(継続)として、「これまでずっと~している」を、主語+have(has)+過去分詞+・・・で述べることができる。(2) 友達が紹介した人や動物について、聞いた情報をまとめることができる。(3) 観点別到達目標【関心・意欲・態度】 ある場所に住んでいる期間などについて、積極的に相手に質問をして、聞いた内容を積極的に発表できる。【思考・判断・表現】 ある場所に住んでいる期間などについて、質問したり答えたりすることができる。【知識・理解】 現在完了形(継続)の疑問文とその答え方・意味・用法に関する知識を身につけることができる。5.7. 学習教材の指導計画: 学習単元“Unit 2 From the Other Side of the Earth Dialog”の学習指導計画(全8時間)を表1に示す。図3. デジタル教科書で発音の確認をする生徒

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