順天堂グローバル教養論集_第二巻_2017年3月(ISSN2424-0001)
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82順天堂グローバル教養論集 第二巻(2017)理学、教育学分野で行われてきたコーディング作業に変わり、様々な媒体から得た文字情報を管理・構造化・分析する手段としてQSR Inter-nationalにより開発された質的データ分析ソフトNVivo for Windows (Version 11)を使った。まず、NVivoに前期から収集した作文と録音の書き起こしデータを入力し、エッセイにおける単語使用の移り変わりを観察し、ディスカッションの内容分析を行った。今後、より質的研究手法である談話・会話分析、テキスト分析へ研究を進める予定であるが、本稿では、これまでの分析結果を一部紹介する。4. 課題エッセイにおける単語使用 27年度のIIEでは、学生は毎週、テーマに沿った小作文に取り組んだが、各学期の中間・期末には、1000語程のエッセイ課題が設けられた。個々のアイデンティティーを掘り下げる前期のエッセイテーマは、Letter to my future self – De-scribing university life(中間)及びWhat is a global citizen?(期末)、異文化コミュニケーションについて学ぶ後期のテーマは、Culture & me(中間)及びGlobal citizenship and intercultural communication(期末)であった。 図2は、10名の学生が各エッセイで使用した主要単語50語をワードクラウドとして視覚的に出力したもので、文字の大きさが使用頻度を、位置は、一緒に使われることが多かった等、単語同士の関連性を表している。 ワードクラウドに大きく表示された文字を見れば、テーマや学生の関心の移り変わりが一目瞭然である。それに加え、前期中間においては、図2. 主要単語のワードクラウド

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