入局案内
医局員の声

―なぜこの教室を選んだのですか?
私は大学卒業後、秋葉原にある三井記念病院で研修医から消化器内科フェローまでの7年間を過ごしました。三井記念病院では多岐にわたる消化器領域の一般症例を経験し、臨床漬けの日々を過ごしました。特にその中でも肝臓癌に対するRFA治療に興味を持ち、その技術を学びました。その後、技術を更にレベルアップさせたいと思うようになり、上司の紹介もあって、当教室の門を叩くことになりました。こちらの教室は、日本一のRFA治療数を経験できるHigh Volume Centerとして周知されており、豊富な症例と充実した設備、また、RFA治療の第一人者である椎名教授にご指導頂ける環境であり、こちらでトレーニングを受けたいと思い入局に至りました。
―研修生活について教えて下さい!
当教室の特徴は、肝胆膵疾患の診断と低侵襲治療を主に担当していることです。私は主に肝臓癌に対するRFA治療に従事しており、実際に入院患者を受け持ち、RFA治療を行っています。当施設はRFAのHigh Volume Centerであり、週4日の治療スケジュールで毎週15~20名程の患者の治療にあたっています。他施設では治療困難と言われた患者が全国各地より集まってくるだけでなく、海外からも患者が紹介されて来ています。
私はまた、入局と同時に大学院にも入学し、RFA治療に関する臨床研究にも勤しんでいます。実臨床と研究活動を同時に行うことで治療に対してより造詣を深められると実感しています。
なお、胆膵領域を担当していると、内視鏡や超音波ガイド下の経皮的処置、血管造影など多岐にわたる手技に日々携わることになります。
―入局を検討している方へのメッセージ
当教室は、肝胆膵領域の診断と低侵襲治療を担っており、RFAやMWA、ERCP、EUS、血管造影などの高度手技のトレーニングを受けられることが特徴です。もちろん、消化器領域の一般的な症例を経験し、腹部超音波検査や上下部内視鏡、上下部レントゲン検査、等の手技を習得することも可能です。症例数が豊富なため、医局員は皆、刺激的な毎日を送っています。たくさんの手技を経験して技術の向上に努めたい方や実臨床と臨床研究をバランス良く行いたい方などにお勧めで、様々な要望にフレキシブルに対応できる環境が整っています。 まずは実際に見学に来て、医局の雰囲気を感じてみて下さい。見学や研修はいつでも歓迎致します。

IVOトレーニングプログラム/椎名教授(写真右)のもとでRFAの助手を務める(左)
FAQ
Q.この医局ならではの魅力は何ですか?
A. 豊富な症例をもとに多岐に渡る手技が学べます。肝癌に対するラジオ波治療やマイクロ波治療、胆膵領域のERCP、EUS、PTCD、腹部血管造影などが経験でき、適切な指導を指導医から受けることが出来ます。また、臨床研究の結果を学会や論文で積極的に発表しています。臨床リサーチカンファで各々の研究の進捗状況を報告し、指導医から適切なアドバイスを受けることが出来ます。
Q.他大学出身なのですが…
A. もちろん歓迎です。順天堂大学は全体としても他大学出身者が多く、当医局も教授をはじめ多くの先生が順天堂大学以外の出身です。
Q.現在、別の専門で病院に勤務しているのですが、入局できますか?
A. はい。現在、様々な経歴の医局員が活躍しています。放射線科や外科、腫瘍内科でキャリアを積んだ方も歓迎します。さらなるキャリアアップを目指す方をお待ちしています。
Q.関連病院などにはどのようなところがありますか?
A. 分院や主な関連病院などには以下のような施設があります。
- 順天堂大学医学部附属静岡病院
- 順天堂大学医学部附属浦安病院
- 順天堂大学医学部附属順天堂越谷病院
- 順天堂大学医学部附属順天堂東京江東高齢者医療センター
- 順天堂大学医学部附属順天堂練馬病院
- 東部地域病院
- 東京臨海病院
- 越谷市立病院
- 江東病院
- 石井病院
Q.将来の進路は?
A. 一定期間トレーニングを終えた後や大学院卒業後には海外留学や国内留学をすることが出来ます。また、他施設から当教室に国内留学として一定期間トレーニングを行い、自施設に戻られる方もいます。
Q.産休・育休制度を実際に利用している例はありますか?
A. 以前、医局に所属していた女性医師は、産休、育休を経て、週2日勤務していました。ワークライフバランスを考えながらのキャリア形成を、できる限り支援したいと考えています。
Q.将来、海外留学を考えているのですが…
A. 希望する方には国内研修や海外留学を積極的に支援しています。また、医局への海外研修生の受け入れも行っています。
Q.入局にあたって選考試験はありますか?入局時期は決まっていますか?
A. 特に試験や決まった入局時期はありません。いつでも気軽に下記のフォームよりお問い合わせください。
Q.医局見学はできますか?
A. はい。見学だけでなく臨床実習も随時受け付けています。まずは、お問い合わせフォームよりメールでご連絡ください。
お問い合わせ
見学のお申し込み、入局に関するお問い合わせは下記にお願いします。