講座・研究室 医学教育研究室【医学教育学】

医学教育学(医学教育研究室)

順天堂大学医学部医学教育研究室は、1972年に日本で初めて設された医学教育の研究室である。Faculty developmentの一環として始められた順天堂医学教育ワークショップは、全国の医学系大学に先駆けて開催され、現在も継続されている。今では、多くの医科系大学で医学教育のための研究施設が創設されているが、将来医師としての活躍を期待される人材はペーパー試験の結果だけで評価するのではなく、幅広い医療人としての教育が必要であるとの認識に立った当時の本学の先人の英知でもある。

現在、本研究室では一般教養から基礎医学、臨床医学から臨床研修、そして長い将来にわたる卒後教育を視野に入れた研究を目指している。つまり、医学教育としての知識・技能・態度、さらに医師としての将来性の開発を研究テーマとしている。


連絡先
順天堂大学医学部医学教育研究室
〒113-8421 東京都文京区本郷2-1-1
Tel:03-3813-3111(内線3548)  Fax:03-5689-2635
Mail:ikyoiku@juntendo.ac.jp

教室紹介

研究室の歴史

順天堂医学教育研究室は、1972年7月1日に設置された。先進医療の推進と先端技術の修得をめざしていた医学の中にあって、当時の懸田克躬学長、真島英信医学部長らが医学教育の重要性を認識しておられたための決断であった。当初から入学試験に面接を導入し、将来の診療や研究の仲間となる学生の人となりを知り、医師としての適正も評価の中に入れて選考するという精神は、順天堂のめざす全人教育の延長線上にもある。
初代の吉岡昭正教授は医学教育に教育科学の理論を導入され、医学教育を徒弟制度的ものから科学研究の対象とすることを目指された。今日の日本医学教育の指導的な立場で、尽力された。しかし、吉岡教授は1978年8月6日に50才半ばにして病没されたことが慙愧に耐えない。いち早く臓器別診療科に講座を再構築していた順天堂の中にあって、専門と総合の両者の必要性を指摘されておられたという。その後、歴代医学部長が本研究室の室長となり、医学教育の充実に尽力されてきた。1978年6月1日からは、岐阜大学 尾島昭次名誉教授が客員教授として赴任された。尾島教授は全国的な視野で医学教育の改革と啓蒙活動に指導的な役割を担われた。1997年からは当時 生理学第2の岡田隆夫講師(現 医療看護学部長、生理学第2講座、医学教育研修室 教授)が併任講師として赴任し、カリキュラム改革の実践に多大な実績を挙げた。1998年4月からは第2解剖学 新井康充前教授が後任の医学教育研究室の客員教授に就任した(1999年4月退任後、名誉教授)。1999年6月には岡田隆夫講師が助教授に昇任となった。
2001年8月には呼吸器内科 檀原 高助教授が医学教育研究室と呼吸器内科教授に就任した。一般医学・基礎医学を岡田助教授、臨床医学・卒後教育を檀原教授が主に担当し、一貫した医学教育のカリキュラムの構築と実行に向けた努力を継続された。翌2002年1月には檀原教授は臨床の場を呼吸器内科から総合診療科へと移した。2004年11月には岡田助教授が生理学第2の教授に昇任し、医学教育研究室の教授としても引き続き、業務に携わっている。

方針・モットーなど

医学は従来の縦割り講座の集合体ではなく、多くの関連のあるあるいは境界領域の講座・学部などが協力して進めていく必要がある。特に、医学教育は医学研究を実践していく際の方略の指針となる。特定の講座に拘らない広い視野から研究を進めていくことをモットーとしている。

研究

研究の紹介

教育理念に基づいた教育の過程で、教育法・評価棒を開発し、将来の様々なニーズに対応できる医師・研究者・教育者・学生を育成することが求められる。そのためには学習の動機付けを維持し、そして向上させること、新たな動機付けの開発も必要となる。教育法の中には、教育推敲のための組織作り、その組織の活性化、再組織化なども含まれてくる。このようなことを背景に、以下の研究課題を設定し、研究を進めている。

1)教育理念の背景の解析
2)教育法の開発
3)評価法の開発
4)動機付けの維持・向上・開発の方略
5)教育における組織作り、組織活性化、再組織化
6)教育成果の解析
7)医学教育の将来像

教育・医学部教育

教育の方針

順天堂は大学・大学院・大6学附属病院・研究所(研究センター)を基点に研究を行っている。その中にあって医学教育研究室は、各々のフィールドにおける研究と診療と教育の教育法を基本概念・方略・評価などの側面から研究することを目的としている。従って、実際の教育現場に可能な限り成果が反映されるものをテーマ設定する。特に、新たな視聴覚機材やITを駆使した合理的で先進的な方法を採用していきながら、効率の良い教育のあり方についても研究していきたい。

活動状況

医学入学当初からの6年一貫教育に向けたカリキュラムを立案実行しながら、研究を進めている。6年一貫教育における一般教養の活性化と早期医学教育の確立をめざした『医療入門』、『実践の医学』、early exposureのための実習(早期病院実習、看護実習、高齢者を対象とした施設実習)が医学学習の動機付けになっている。
次に、基礎医学の統合による従来の講座別の知識伝達型の講義から相互関連を理解しながら講座を超えた学習をすることにより、医学を根源から理解しようとする態度を身に付けるようにしている。さらに、医療面接、身体診察、医学基本手技の実習、小児体験実習、外来案内実習はより実践的な教育法としても優れていることが示唆されている。スキルラボを利用した臨床技能向上に向けた実技教育のあり方や多様な利用法についても検討を進めている。特徴のある臨床医学教育のあり方については、プライマリケアが主体の機運にある中で、より専門性の高い医学教育へといかに展開させていくかが重要である。順天堂関連施設は各々特化せれた専門性も有している。

学会活動

学会活動としては日本医学教育学会を主な活動の場として、研究活動を展開している。その他、私立医科大学協会の卒前教育分科会、ワーキンググループ、共用試験問題検討委員会などの学外活動にも参画している。

倫理委員会承認済み研究課題

これまでにWeb配信授業に関するアンケート調査に回答した学生さんへ【アンケートの調査研究の使用のお願い】

順天堂大学医学部医学教育研究室では「Covid-19による教育への影響とその対策(研究課題目)」という研究を行っております。この研究は、(今後の教育及びカリキュラムに活用し、よりよい教育を広く提供すること)を主な目的としています。そのため、過去にアンケートに回答された皆さんのアンケートデータを使用させていただきます。

この研究の対象となる学生さんは、医学部の学生で、西暦2020年6月1日から西暦 2020年8月31日の間にアンケート調査を受けた方です。

 ・利用させていただく調査及び情報は下記です。
  Web配信授業に関するアンケート調査

○この研究は順天堂大学医学部研究等倫理委員会の承認を受けて行われます。

  • 研究実施期間 倫理委員会承認日 ~ 西暦2024年3月31日まで
  • 研究責任者  岡田 隆夫

○過去のデータを使用する研究であり、新たな調査が生じることはなく、また、謝礼等もありません。

○学生さんの情報は、個人を特定できる情報とは切り離した上で使用します。また、研究成果を学会や学術雑誌で発表されますが、個人を特定できる個人情報は含みません。

○調査研究の結果、特許などの知的財産が生じる可能性もございますが、その権利は大学・研究者に帰属し、あなたには帰属しません。

○この研究は、医学教育研究室の研究費によって実施しておりますので、外部の企業等からの資金の提供を受けておりません。研究者が企業等から独立して計画し実施することから、特定の企業が研究結果および解析等に影響を及ぼすことはありません。また、本研究の責任研究者および分担研究者には開示すべき利益相反はありません。

「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」第12の1(2)の規定により、研究者等は、被験者からインフォームド・コンセント(説明と同意)を受けることを必ずしも要しないと定められております。そのため今回の研究では同意取得はせず、その代りに対象となる皆さんへ向けホームページで情報を公開しております。
この研究の対象となる学生さんで、ご自身の情報は利用しないでほしい等のご要望がございましたら、大変お手数ですが下記のお問い合わせ先までご連絡ください。なお、同意の有無が今後の成績などに影響することはございません。

【問い合わせ先】
順天堂大学医学部医学教育研究室
電話:03-3813-3111 (内線)3548
研究担当者:關根 美和

特任教授

経歴
昭和52年順天堂大学医学部卒業
昭和56年順天堂大学大学院医学研究科博士課程修了
専門分野
医学教育・生理学

岡田 隆夫(おかだ たかお)

医学部:特任教授・名誉教授

okada

教授

経歴
昭和61年筑波大学医学専門学群卒業
平成2年筑波大学大学院医学研究科博士課程修了
平成23年ロンドン大学衛生・熱帯医学大学院修士課程修了
専門分野
医学教育・地域医療・国際保健・プライマリ・ケア

武田 裕子(たけだ ゆうこ)

医学部・大学院医学研究科:教授
併任 国際交流センター:副センター長
併任 医療看護学部:教授

takeda

経歴
昭和62年順天堂大学医学部卒業
専門分野
外科・医学教育

冨木 裕一(とみき ゆういち)

医学部・大学院医学研究科:教授
順天堂医院:大腸・肛門外科

tomiki

先任准教授

経歴
昭和59年順天堂大学医学部卒業
専門分野
慢性呼吸不全・呼吸器一般・医学教育

鈴木 勉(すずき つとむ)

医学部:先任准教授
大学院医学研究科:准教授
順天堂医院:呼吸器内科

suzuki

経歴
平成16年日本医科大学卒業
専門分野
医学教育、一般内科、動脈硬化予防、臨床疫学、臨床研究支援

西﨑 祐史(にしざき ゆうじ)

医学部:先任准教授
大学院医学研究科:准教授 
医学部総合診療科学講座:准教授(併任)
医学研究科クリニカル・トランスレーショナルサイエンス:准教授/教授事務取扱者(併任)
革新的医療技術開発研究センターメディカルアーツ研究室:室長(併任)
医学部附属順天堂医院臨床研究・治験センター臨床研究支援室:室長(併任)
循環器内科学講座:准教授(併任)

nishizaki

准教授

経歴
平成16年順天堂大学医学部卒業
平成25年順天堂大学大学院医学研究科博士課程修了
令和3年京都大学大学院医学研究科医学教育・国際化推進センター
Foundation Course for Medical Education(FCME) 修了
専門分野
医学教育、小児科、腎疾患

遠藤 周(えんどう あまね)

医学部:准教授
医学部小児科学講座:准教授(併任)

endo

 助教

経歴
順天堂大学大学院医学研究科博士課程修了
専門分野
細菌学・医学教育

関根 美和(せきね みわ)

医学部:助教
医学部微生物学講座:助教

教授

経歴
平成5年東京大学医学部卒業
平成12年東京大学大学院医学系研究科修了
専門分野
疫学・公衆衛生学、睡眠医学、呼吸器学

和田 裕雄(わだ ひろお)

医学部・公衆衛生学講座:教授
大学院医学研究科:教授
医学部・医学教育研究室 併任

准教授

経歴
平成5年明治薬科大学薬学部卒業
専門分野
生理学・医学教育

古山(渡邉) マキノ
(ふるやま(わたなべ) まきの)

医学部・大学院医学研究科:准教授
医学部・生理学第二講座・
大学院器官・細胞生理学:准教授
医学部・医学教育研究室 併任

経歴
平成12年順天堂大学医学部卒業
専門分野
上部消化管外科学、医学教育

那須 元美(なす もとみ)

医学部:准教授
順天堂医院:食道・胃外科
医学部・医学教育研究室 併任

nasu

客員教授

経歴
昭和51年順天堂大学医学部卒業
専門分野
医学教育・総合内科学・臨床呼吸器病学・超音波診断法

檀原 高(だんばら たかし)

医学部:客員教授・名誉教授
順天堂医院:総合診療科

danbara

経歴
昭和50年東京医科歯科大学卒業
専門分野
医学教育・血液内科学・臨床検査医学

奈良 信雄(なら のぶお)

医学部:客員教授

 非常勤講師

経歴
平成2年クレイトン大学医学部卒業
専門分野
内科・膠原病・医学教育

建部 一夫(けんべ かずお)

医学部・大学院医学研究科:非常勤講師

kenbe

医学教育関連論文(2000年以降)

  1. 檀原 高、池田黎太郎、須田耕一、木南英紀、奥村 康、金子一成、児島邦明、宮野 武、坪井良治、木所昭夫、住吉正孝、各務 正、富野康日巳、大地陸男、山城雄一郎、小川秀興:平成11年度医学教育ワークショップ報告、順天堂医学、46:92-97 ,2000.
  2. 檀原 高、住吉正孝、金子一成、児島邦明、新井康充、富野康日巳、各務 正、小川秀興:平成11年度医学教育ミニワークショップ報告、順天堂医学、46(1):98-100 ,2000.
  3. 斎藤寿一、村井和夫、井上洋西、横山英明、吉田謙一郎、松岡博昭、堀江孝至、荒牧琢巳、檀原 高、二瓶 宏、高野加寿恵、伊藤泰雄、高原二郎、斎藤 厚:医科大学提出試験問題の医師国家試験での利用についての基礎検討ーフィールド試験結果の解析ー、医学教育 32 : 13-18、2001。
  4. 岡田隆夫、アレン・ブルース、檀原 高:<落ちこぼれ>学生の把握と早期発見の試み、順天堂医学、47(3):349-356、2001。
  5. 檀原 高、住吉正孝、金子一成、児島邦明、岡田隆夫、玉木 誠、各務 正、富野康日巳、奥村 健、小川秀興:平成12年度医学教育ミニワークショップ報告、順天堂医学、46:372-375,2001.
  6. 岡田隆夫、池田黎太郎、大地陸男、長岡 功、代田浩之、山城雄一郎、宮野 武、檀原 高、住吉正孝、金子一成、児島邦明、前田国見、丸山祐一郎、各務 正、富野康日巳、奥村 康:平成12年度医学教育ミニワークショップ報告ー新たな学生指導のあり方・教員のあり方についてー、順天堂医学、46:357-371,2001.
  7. 岡田隆夫、檀原 高、児島邦明、清水俊明、塚田雅夫、丸井英二、富野康日己、各務 正、橋本博史、木南英紀:平成13年度医学教育ワークショップ報告― 一般教養から卒後臨床研修に到る教育の流れと連携―、順天堂医学、47(3):378-394、2001。
  8. 岡田隆夫、アレン・ブルース、檀原高:<落ちこぼれ>学生の把握と早期発見の試み順天堂医学 47:349-356, 2001.
  9. 岡田隆夫、檀原高、児島邦明、清水俊明、塚田雅夫、丸井英二、富野康日己、各務正、橋本博史、木南英紀:平成13年度成田医学教育ワークショップ「一般教養から卒後臨床研修に到る教育の流れと連携」総括的意見. 順天堂医学 47:378-394, 2001.
  10. 檀原高、岡田隆夫、金子一成、瀬戸口靖弘、各務正、藤本幸雄、木南英紀:平成13年度医学教育ミニワークショップ報告. 順天堂医学 47:395-399, 2001.
  11. 岡田隆夫、他15名:平成12年度成田医学教育ワークショップ「新たな学生指導のあり方・教員のあり方について」総括的意見. 順天堂医学 46:357-371, 2001.
  12. 檀原高、住吉正孝、金子一成、児島邦明、岡田隆夫、玉木誠、各務正、富野康日己、奥村康、小川秀興:平成12年度医学教育ミニワークショップ報告. 順天堂医学 46:372-375, 2001.
  13. 金子一成、福永英生、藤本幸雄、竹内梨江子、菅沼広樹、隅田英里、各務正、岡田隆夫、檀原 高、山城雄一郎:小児科臨床実習における選択性導入の効果―小児科学への理解と興味は増すか? 第106回日本小児科学会学術集会、2002年10月。
  14. 橋本博史、檀原 高、岡田隆夫:座談会 人間味を加味した優れた医者を育成するー順天堂大学における医学教育の特徴―、茶崖、106:8-21、2002.
  15. 岡田隆夫、児島邦明、清水俊明、藤本幸雄、各務正、檀原高、木南英紀:平成14年度成田医学教育ワークショップ報告「順天堂の医学教育の新展開―大いなる飛躍を求めて」順天堂医学 48:520-528, 2002.
  16. 檀原高、岡田隆夫、石龍徳、瀬戸口靖弘、石堂一巳、清水俊明、伊藤輝代、児島邦明、國廣なごみ、各務正、藤本幸雄、木南英紀:平成14年度医学教育ミニワークショップ報告「明らかとなった国家試験・共通試験問題成績と学内試験との関係:変貌する国家試験」 順天堂医学 48:396-401, 2002.
  17. 檀原 高:満足度の高い卒前卒後の医学教育、螢雪時代10月号第二付録、73(12):38-39、2003。
  18. 檀原 高、阿部 直、鈴木栄一、蝶名林直彦:新臨床研修制度における呼吸器系教育、レスピレーションリサーチファンデーション、22(12)、1152-1163、2003.
  19. 檀原 高:学生に人気の病院はここだ、日経メディカル、2003年11月
  20. 岡田隆夫、児島邦明、清水俊明、藤本幸雄、各務 正、檀原 高、木南英紀:平成14年度成田医学教育ワークショップ報告―順天堂の医学教育の新展開―大いなる飛躍を求めてー、順天堂医学、48(4):520-528,2003.
  21. 檀原 高:選択科を有効に使うプログラム 研修後カリキュラムも充実、ばんぶう、日本医療企画、2004年2月。
  22. 岡田隆夫、児島邦明、清水俊明、関川 巌、今井武治、檀原 高:座談会 4月から実施の新・研修医制度にこう対応する、茶崖、114:12-24、2004。
  23. 岡田隆夫、清水俊明、長岡 功、児島邦明、藤本幸雄、高崎 覚、檀原 高、木南英紀:平成15年度成田医学教育ワークショップ報告―社会と医学・医療現場から求められる医学教育―、順天堂医学、49(4):509-519、2004。
  24. 月澤美代子、篠原厚子、村山 尚、宮木孝昌、染谷明正、宮平 靖、川越礼子、宮川桃子、石 龍徳、江崎淳二、堀口逸子、黒田博子、岡田隆夫、檀原 高、酒井シヅ、木南英紀:順天堂大学医学部1年生における早期体験学習としての老人福祉・医療施設実習の導入と教育評価、順天堂医学、49(4):492-501、2004。
  25. 檀原高、岡田隆夫、他:平成15年度順天堂医学教育ミニワークショップ報告「医師国家試験・共用試験CBTと学内試験との関係」 順天堂医学 49:502-508, 2004.
  26. 坂本直治、内藤俊夫、池田啓浩、三橋和則、礒沼 弘、渡邉一功、伊藤澄信、檀原 高、林田康男:新島村診療所からの紹介状の分析、日本プライマリ・ケア学会誌、28(4):269-272、2005。
  27. 檀原 高、岡田隆夫、石 龍徳、川崎志保理、藤澤 稔、大久保又一、各務 正、高崎 覚、木南英紀:試験問題(共用試験、医師国家試験、卒業試験)からみた医学教育の実態と教育効果の向上のための問題作成―平成16年度 順天堂医学教育ミニワークショップ報告―、順天堂医学、51:210-217、2005。
  28. 医学英語論文の読み方(バウワース・ハウス・オーウェンス 著/丸井英二、檀原 高 監訳)、朝倉書店、東京、2005年。
  29. 岡田隆夫(分担訳):医学英語論文の読み方  朝倉書店 バウワース・ハウス・オーウェンス 著/丸井英二、檀原 高 監訳)、朝倉書店、東京、2005年
  30. 岡田隆夫他 (分担執筆):看護師国家試験問題 解答と解説 2006年版
      「系統看護学講座」編集室編 医学書院、2005.
  31. 建部一夫、西塚雅子、清水俊明、伊藤輝代、鈴木一雄、滝島崇志、岡田隆夫、檀原 高、木南英紀:平成17年度医学教育ワークショップ報告―順天堂の卒前・卒後教育の再点検―、順天堂医学、52(2):276-294、2006。
  32. 檀原 高、清水俊明、小林弘幸、三橋直樹、住吉正孝、田中 稔、吉田幸洋、礒部 豊、阿部幸男、石賀大介、各務 正、富野康日己:順天堂における初期臨床研修およびその周辺の現況、順天堂医学、52(4):603-607、2006。
  33. 檀原 高、清水俊明、小林弘幸、鈴木 勉、岡崎任晴、濱田千江子、森本真司、田村 剛、井原 裕、高田維茂、住吉正孝、田中茂樹、津村秀憲、佐藤憲一、阿部幸男、川島 徹、石賀大介、礒部 豊、各務 正、富野康日己:新制度臨床研修における順天堂のFaculty Development ―8回目を迎えた「臨床研修医のための研修会」の総括と展望―、順天堂医学、52(4):596-602、2006。
  34. 岡田隆夫他 (分担執筆):看護師国家試験問題 解答と解説 2007年版 系統看護学講座」編集室編 医学書院、2006.
  35. 岡田隆夫他 (分担執筆):最新看護学用語事典 山口瑞穂子(編)、医学芸術社 2006.
  36. 岡田隆夫他 (分担執筆):MCQによる生理学問題集 日本生理学会教育委員会編 文光堂、2006.
  37. ―改訂版第4版― 呼吸器学用語集(編 社団法人日本呼吸器学会)、社団法人日本呼吸器学会、東京、2006年。
  38. 檀原 高:呼吸器科領域の医師不足をいかに解消するか 一貫した卒前・卒後教育―専門医教育も含めて―、日本胸部臨床、65(6):519-533、2006。
  39. 檀原 高:順天堂における臨床研修の現況:順天堂を担う臨床研修、茶崖、124:24-25、2006。
  40. 岡田隆夫:医療系学部における教養教育とその工夫. 大学時報 316 44-47, 2007.
  41. 呼吸器内科Q&A ―研修医からの質問290-(編集 松岡 健)、総合医学社、東京、2007年、3-11
  42. 岡田隆夫他 (分担執筆):看護師国家試験問題 解答と解説 2008年版 「系統看護学講座」編集室編 医学書院、2007.

講座・研究室での研究希望者へ

体系的な医学教育法をもつことは将来に研究活動を行う際には有利である。そして、医学教育そのものは目的より方略としての位置付けもある。従って、新しい観点から医学教育のフィールドを主体に研究する場合と現在所属している講座やフィールドに関連した事項の教育法などを研究する場合がある。目的と方略の内容にもよるが、現在行なっている研究活動を利用した医学教育の研究に従事することも可能である。

医学における医学教育は新たらしい研究分野であり、今後様々な方向性をもった発展が大いに期待される領域である。

連絡先

順天堂大学医学部医学教育研究室
〒113-8421 東京都文京区本郷2-1-1
Tel:03-3813-3111(内線3548)  Fax:03-5689-2635
Mail:ikyoiku@juntendo.ac.jp