殺菌ペプチドによる肥満細胞の活性化

mast cell

hBD-2 とLL-37によって肥満細胞が刺激されると、G蛋白、特にGi/oαが活性化されると考えられる。 Gi/oαから解離したGβγ-サブユニットはホスホリパーゼCβ(PLCβ)を活性化する。PLCβはイノシトール3リン酸(IP3)とdiacylglycerol(DAG)を生成する。IP3は小胞体(ER)からCa2+を細胞内に放出し、ヒスタミン放出を誘導する。また、DAGはprotein kinase C (PKC)の活性化を介してCa2+チャネルを活性化し、細胞外Ca2+を細胞内に流入させると考えられる。PTxはGi/oαを、また、U-73122はPLCβを阻害すると考えられる。Ca2+依存性のホスホリパーゼA2によりアラキドン酸(AA)が遊離され、COX-1によってPGG2やPGH2になり、PG合成酵素により、PGD2が産生される。