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教育


 

医学研究科 代謝内分泌学専攻の教育プログラム

 
当科では、大学院で学びたいという意思を持つ様々な人のバックグラウンドに合わせて、3つのプログラムを設けております。当科は臨床の科ですが、基礎研究を精力的に行っていますので医師でない方も大歓迎です。
1)前期研修終了直後の医師
2) 後期研修中の医師や専門医取得後の医師
3)医師ではないが、修士課程終了後の研究者やそれに殉ずる研究歴や研究に携わったことのあるかた(テクニシャン経験者、栄養師、薬剤師などの経験のあるかたも入学の可能性があります。)
大学院コース学年進行表
non-MD 学年進行表  
   当科としての本養成コースの最終的な目標は、代謝内分泌学分野の理解に不可欠である論理的思考を習得させ、今後の代謝内分泌学分野の発展に寄与する人材を養成することです。
   その目標達成のため、学生は、本コースを通じて、代謝内分泌学の臨床及び基礎的知識を学び、分子生物学的手法、生理学的手法、臨床疫学的手法のいずれかを獲得し、一つ以上の研究テーマに関して、独自に研究を遂行し、適切な考察を行います。

【到達目標】
学年 到達目標
1 一般的症状の鑑別ができる。
1 基本的診察技法、特に心肺蘇生法、救急処置法、栄養法を適正に実践できる。
1 合理的治療方針の立て方について述べることができる。
1 甲状腺エコー、トルコ鞍MRIなどの画像診断法の原理について説明し、結果を解釈できる。
1 代表的疾患の病因・発症機序と生体防御機能について説明できる。
1 内分泌負荷検査などの所見を解釈し、診断に利用できる。
1 内分泌臓器の形態・機能・病態とそれらの相関を評価できる。
2 臨床薬理学の基本を理解し、病態機序との関連で薬物療法について説明できる。
2 糖尿病をステージ別に捉え、その問題に応じた治療方針と投薬を決定することができる。
2 臨床判断学の手法に習熟し、論理的に適切な診察を実践できる。
2 臨床統計の手法を理解し、適正な適用と結果の評価ができる。
2 細胞・組織の増殖・分化・死について、それらの誘導の機序と経過を述べることができる。
2 細胞・組織の微細構造と分泌機能・受容体機能・細胞内情報伝達機構を理解し、相互作用と恒常性維持機構について説明できる。
2 遺伝子工学の基本的原理について説明できる。
2 分子生物学、細胞生物学の基本的技術を修得し、自分の実験計画に従って、実験を進められる。
3 病態機序を把握し、心理的社会的背景を考えて診察できる。
3 担当する症例について問題を抽出整理し、診断・治療・予後観察について必要な情報を適正に収集できる。
3 一般的統計手法を習得し、臨床統計及び実験研究に適正に応用できる。
3 症例報告論文をまとめることができる。
3 新しい診察法開発と適用のプロセスを理解し、科学的論理的根拠を整えることができる。
3 必要な分子生物学、細胞生物学のプロトコールを探し、自分で、実験系を立ち上げられる。
3 今までの実験結果から次に必要な実験を自分で企画立案できる。
4 糖尿病専門医、内分泌代謝専門医になるための十分な経験を有している。
4 倫理的、生物科学的、諸事項を考慮して臨床研究を企画し、プロトコールを作成し進めることができる。
4 対立する意見を理解し、論理的に対応することができる。
4 自ら行った研究結果を自ら論文で、まとめることができる。
PhDコース
学年 到達目標
1 研究に必要な論文や情報をネットなどを通して収集することができる。
1 法規を遵守して、実験動物を適切に扱うことができる。
1 合理的治療方針の立て方について述べることができる。
1 自分が携わる研究・実験の目的・意義を第三者に説明できる。
2 英語科学論文を読み、結果についてまとめ、考察することができる。
2 タンパク質の抽出、電気泳動による分離を適切に行なうことができる。
2 細胞・組織の増殖・分化・死について、それらの誘導の機序と経過を述べることができる。
2 細胞・組織の微細構造と分泌機能・受容体機能・細胞内情報伝達機構を理解し、相互作用と恒常性維持機構について説明できる。
2 遺伝子工学の基本的原理について説明できる。
2 分子生物学、細胞生物学の基本的技術を修得し、自分の実験計画に従って、実験を進められる。
3 現在行っている実験について問題点を抽出整理し、問題解決にむけた必要な情報を適正に収集できる。
3 一般的統計手法を習得し、実験研究に適正に応用できる。
3 自分の実験結果を適切にまとめ、客観的に評価し、伝えることができる。
3 必要な分子生物学、細胞生物学のプロトコールを探し、自分で、実験系を立ち上げることができる。
3 今までの実験結果から次に必要な実験を自分で企画立案できる。
4 上級指導者のもと、他の大学院生の研究面での議論、サポートができる。
4 研究費申請のための計画書の立案ができる。
4 対立する意見を理解し、論理的に対応することができる。
4 自ら行った研究結果を自ら論文で、まとめることができる。
【学修できる主な研究課題】
1)膵β細胞容積調節のメカニズムの解明と新規膵β細胞容積増加法の確立
a) 膵β細胞におけるオートファジー機構
b) 妊娠時の膵β細胞容積増加機構の解明
c) インクレチン製剤をはじめとする膵β細胞容積調節に関与しうる因子の研究
d) 2型糖尿病疾患感受性遺伝子が糖尿病発症に関与する機序の解明
2)糖尿病における動脈硬化症進展危険因子の解明
3)肝、骨格筋のインスリン抵抗性の規定因子とそのメカニズムの検討
4) 糖尿病および糖尿病合併症に関する遺伝子多型解析
5) 臓器別インスリン感受性の決定因子としての細胞内脂肪量の意義
6) 頚動脈超音波検査法などによる初期動脈硬化の評価を用いた糖尿病治療のありかたの確立
7) 各種糖尿病治療法の臨床評価
8) 妊娠糖尿病、糖尿病合併妊娠の病態と適切な治療法の開発。
9) 糖尿病合併症の病態解明
10) 甲状腺疾患の臨床研究
【教育プログラム】
大学院コース:
1年目: 初期研修終了後、大学院へ入学、上級指導医のもとに患者担当医となり、臨床を履修する。概ね常時10名の患者を受け持つ。問診、診察、局所診断、病因診断、鑑別疾患、検査・治療計画の立案が行える能力を修得していく。全症例(主科、兼科のすべて)を臨床検討会・カンファレンス・教授回診などで発表し、教授や他の医局員と供に診断治療方針を検討する。また関連病院での研修も考慮する。内科認定医試験を受験する。
2年目以降は、臨床研究コースと基礎研究コースに分かれる。
  A) 臨床研究コースは、病棟を担当しながら、内分泌代謝疾患症例をおおむね、常時10名ずつ受け持ち、専門医としてのキャリアーを積みながら、臨床研究の課題をこなす。4年目の大学院卒業とともに、学位を取得、卒業の年に専門医試験を受験し、専門医取得を目指す。
  B) 基礎研究コースは、病棟を担当せず、指導医の指示で常時、実験室に在住し、研究に携わり、3年間の実験で論文を作成し、学位取得を目指し、大学院卒業。その後病棟を担当するとともに、初診外来や当直医師を担当し、入院に加え外来診療の研修を上級医の監督の下に行なう。臨床上の興味深い症例や臨床研究を上級医の指導の元行い出来るだけ学会などで発表を行なう。その後、上級医として、診療や研修医の指導に当たり、今まで培ってきた臨床能力を実践し、大学院卒業後3年目で専門医試験を受ける。
専門研修コース:
1年目: 初期研修終了後、上級指導医のもとに患者担当医となり、臨床を履修する。概ね10名の患者を受け持つ。問診、診察、局所診断、病因診断、鑑別疾患、検査・治療計画の立案が行える能力を修得していく。全症例(主科、兼科のすべて)を臨床検討会・カンファレンス・教授回診などで発表し、教授や他の医局員と供に診断治療方針を検討する。また関連病院での研修も考慮する。内科認定医試験を受験する。
2〜4年目: 病棟を担当しながら、内分泌代謝疾患症例をおおむね、常時10名ずつ受け持ち、専門医としてのキャリアーを積み、その後、チーフレジデント(上級医)として、診療や研修医の指導に当たり、今まで培ってきた臨床能力を実践し、4年目終了時に、大学院入学とともに、専門医試験を受験。
5〜7年目: 病棟を担当せず、豊富な臨床経験の結果、疑問に思うことに関して、研究テーマを見つけ、3年間で、大学院卒業を目指す。
代謝内分泌講座におけるキャリアパスの例
 
 
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