分野紹介

教授  水野 恵理子  (みずの えりこ)

プロフィール

水野 恵理子

大学院

専門分野 精神看護学
研究キーワード 統合失調症、リカバリー、就労支援、精神科の身体ケア、ストレスマネジメント
授業科目区分 専門科目
博士前期課程
授業科目
精神看護学特論Ⅰ(精神医療福祉論)
精神看護学特論II(精神評価方法論)
精神看護学特論III(治療方法論)
精神看護学特論IV(援助支援論)
精神看護学特論V(リエゾン精神看護論)
精神看護学実習I(役割実習)
精神看護学実習II(診断・治療実習)
精神看護学実習III(統合実習)
演習(精神看護CNS)
特別研究
課題研究(精神看護CNS)
博士後期課程
授業科目
メンタルヘルス看護支援開発特論
看護学演習
看護学特別研究
授業科目区分 共通科目
博士前期課程
授業科目
コンサルテーション論

学部(医療看護学部)

所属 精神看護学
授業科目 ゼミナール
精神看護学概論
精神看護方法論Ⅱ
精神看護学実習

学位

修士(保健学)1995年
博士(看護学)2000年

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研究テーマ

  1. 統合失調症者の地域生活を支えるためのフィジカルマネジメントプログラムの開発
  2. 他国との比較に基づく日本型の精神障害者就労支援方策の提言
  3. 精神科熟練看護師の実践知の構造解明と伝授法の開発
  4. ダウン症をもつ青年・成人の生活実態との支援の構築

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研究内容

  1. 統合失調症患者の平均寿命は健常者のそれよりも短く、一般人口に比して心血管疾患による死亡リスクや糖尿病の有病率は高く、精神科入院患者の約3人に一人が何らかの身体合併症を併発しているとの報告があります。抗精神病薬は耐糖能や脂質代謝異常をもたらす面があり、薬理作用による身体症状のマスクや高い痛覚閾値から、身体疾患の発見が遅れるケースは少なくありません。又、スティグマが身体科受診や積極的治療の障壁になることもあります。統合失調症を病む人が地域で暮らし続けるために、身体管理と健全な生活習慣の形成を助けるフィジカルマネジメントプログラムの考案に取り組んでいます。
  2. 精神科リハビリテーションの実践が先駆的な米国、国民性が類似する台湾、精神障害者就労支援の企業連携が比較的整っている香港など各国の労働制度や精神障害者の就労実態と課題を知り、就労とその定着のために必要な精神障害者・精神医療福祉専門職・企業3者の役割を明らかにすることが目的です。我が国の文化や医療福祉制度に馴染む精神障害者の就労支援方策を検討しています。
  3. 精神科熟練看護師の臨床場面での複雑な問題解決を支える実践知はどのような構造を有すかを問いとし、実践知の伝授に向けた教育プログラムの構築について検討しています。精神科熟練看護師と新人看護師の実践知の構造と特徴を明らかにし、それらを踏まえた教育プログラムの開発を目指しています。
  4. ダウン症候群の平均寿命は50歳を超えている一方、身体活動の少なさから肥満になりやすく、健常者とは異なるその機序の可能性が指摘されています。生活習慣病を含め、彼らの青年・成人期の健康問題への対応が十分整っているとはいえない現状があります。ダウン症候群当事者の生活実態と生活に対する思いを明らかにするための調査を行っています。

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最近の活動と研究(過去5年間)

▶学会活動

  • 日本看護研究学会 評議員
  • 日本精神保健看護学会 編集委員、選挙管理委員長
  • 日本ストレス学会 評議員、第37回学術総会大会長
  • International Society of Psychiatric-Mental Health Nurses Archives of Psychiatric Nursing査読委員
  • 日本看護科学学会 和文誌専任査読委員
  • 日本精神障害者リハビリテーション学会 精神障害とリハビリテーション査読委員

▶社会活動

  • 山梨大学医学部倫理委員会・医学研究利益相反委員会・臨床研究審査委員会外部委員
  • 科学研究費委員会審査委員

▶著書

  • 水野恵理子, 岩崎みすず編著. 第1章精神看護とは. 精神看護の看護過程, pp.7-24, サイオ出版, 東京, 2020.
  • 水野恵理子. 連載 集まるつながる広がる若手研究者のバトン9 教育・研究の20年間を振り返る. 看護研究, pp.489-493, 医学書院, 東京, 2019.

▶論文

  • 水野恵理子, 坂井郁恵, 高田谷久美子. 雇用者が捉える精神障害者の就労と支援. ストレス科学(印刷中)
  • 水野恵理子, 坂井郁恵, 高田谷久美子. 統合失調症者にもたらす一般就労の意味. 日本健康医学会雑誌(印刷中)
  • Takataya K, Mizuno E, Kanzaki Y, et al(2019). Feelings of siblings having a brother/sister with Down syndrome. Archives of Psychiatric Nursing, 33, 337-346.
  • 水野恵理子, 坂井郁恵, 高田谷久美子, 他(2018). ダウン症候群の子どもをもつ母親が捉える精神障害者. 日本健康医療学会雑誌, 27, 144-150.
  • 水野恵理子(2017). 台湾の精神医療福祉. 精神障害とリハビリテーション, 21, 210-214.

▶学会発表

  • 高田谷久美子, 神崎由紀, 水野恵理子, 他(2021). ダウン症候群のある青年の生活に対する思い. 第39回山梨県小児保健学術集会, 中央市.
  • 水野恵理子, 坂井郁恵, 高田谷久美子(2021). 雇用者が捉える精神障害者の就労と支援. 第37回日本ストレス学会学術総会, Web(配信本部 山梨大学).
  • Mizuno E, Sakai I, Takataya K(2019). Living with schizophrenia-insight from conversational analysis-. 9th International Together Against Stigma Conference, Singapore.
  • Takataya K, Kanzaki Y, Mizuno E, et al(2019). Feelings of young adults with Down syndrome. 30th International Conference on Family Nursing and Health Care, San Francisco, USA
  • 水田明子, 水野恵理子, 丸尾智実, 他(2018). 若手研究者のシーズを育てるネットワークづくり 交流集会. 第38回日本看護科学学会学術集会, 松山市.
  • Takataya K, Mizuno E, Kanzaki Y, et al(2018). Feelings of siblings having a brother/sister with Down syndrome. 2nd Global Conference on Nursing & Healthcare, London, UK.

▶その他

  • 水野恵理子, 内山真, 中野友加里. 健康フォーラム-ストレスと睡眠に向き合う-. 東京新聞, pp.16-17, 2021年11月30日.

▶研究助成

  • 2022-2024年度科学研究費助成事業基盤研究(C), 統合失調症者の地域生活を支えるためのフィジカルマネジメントプログラムの開発, 研究代表者:水野恵理子, 研究分担者:坂井郁恵, 前田樹海, 高田谷久美子.
  • 2021-2024年度科学研究費助成事業基盤研究(C), 精神科熟練看護師が臨床看護実践で活用する実践知の構造解明と伝授法の開発, 研究代表者:坂井郁恵, 研究分担者:宮田知子, 水野恵理子.
  • 2020-2022年度科学研究費助成事業基盤研究(C), ダウン症をもつ青年・成人の生活実態及びその支援の構築, 研究代表者:高田谷久美子, 研究分担者:水野恵理子, 神崎由紀.
  • 2018-2022年度科学研究費助成事業基盤研究(C), 他国との比較に基づく日本型の精神障害者就労支援方策の提言, 研究代表者:水野恵理子.
  • 2015-2017年度科学研究費助成事業基盤研究(C), 統合失調症患者が健やかに生きるための地域力の構築, 研究代表者:水野恵理子, 研究分担者:岩崎みすず.