分野紹介

教授  上野 恭子 (うえの きょうこ)

プロフィール

上野 恭子

大学院

専門分野 精神看護学
研究キーワード リエゾン精神看護
共感援助行動
精神療法
高度実践看護技術
授業科目区分 専門科目
博士前期課程
授業科目
精神看護学特論Ⅰ(精神医療福祉論)
精神看護学特論Ⅱ(精神評価方法論)
精神看護学特論Ⅲ(治療方法論)
精神看護学特論Ⅳ(援助支援論)
精神看護学特論Ⅴ(リエゾン精神看護論)
精神看護学実習Ⅰ(役割実習)
精神看護学実習Ⅱ(診断・治療実習)
精神看護学実習Ⅲ(統合実習)
演習,演習(精神看護CNS)
特別研究
課題研究(精神看護CNS)
博士後期課程
授業科目
メンタルヘルス看護支援開発特論
看護学演習
看護学特別研究
授業科目区分 共通科目
博士前期課程
授業科目
コンサルテーション論

学部(医療看護学部)

所属 精神看護学
授業科目 ゼミナール
精神看護学概論
精神看護方法論
精神看護学実習

学位

博士(看護学) 2004年

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研究テーマ

  • 看護師の共感援助行動技術促進モデルと教育プログラムの開発
  • 緩和ケア対象の患者や精神病患者に対する精神看護支援方法の開発
  • 救急部門における精神看護支援方法の開発
  • Orem-Underwoodのセルケアモデルの精神力動理論を基盤とした援助に関する研究

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研究内容

  1. 看護師の共感援助行動技術促進モデルと教育プログラムの開発 H16年より,緩和ケアを必要とする患者に対する看護師の共感を伴ったかかわりについて研究し,看護師の行う共感の特徴の分析から“共感援助”の概念を構築し,質的探索的研究を繰り返し、16項目の看護師の共感援助尺度(Empathic Behavior Scale; EBS)を開発しました。現在は、このスケールを用いて様々な場で働く看護師に対し、共感援助能力を促進する教育プログラムを検討しています
  2. 緩和ケア対象の患者や精神病患者に対する精神看護支援方法の開発高度実践看護師として精神看護専門看護師が実施する技術開発を目指しています。看護師が実施する精神療法の効果検証や幻聴を有する統合失調症患者の自己コンロトールを強化する支援方法を検討しています。
  3. 一般病院における救急部門に搬送される患者の精神看護支援の可能性を探求し,救急看護師の活動の中で患者を安心に導く方法を検討しています。
  4. Orem-Underwoodのセルケアモデルはすでに幅広く知られていますが、その具体的な援助方法については明確な記述はなされておらず、看護師は、外見的な患者の行動のみでその能力を判断する傾向があります。そのため、患者の潜在的な能力に気づかず、セルフケア支援が効果的でないことがあります。そこで、PASセルフケアセラピィを基盤に多くの看護師にも精神力動論を用いて患者理解を促すための教育方法について検討しています。

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最近の活動と研究(過去5年間)

▶学会活動

  • 日本看護科学学会代議員(2015~2019)
  • 日本精神保健看護学会代議員(2015~現在)
  • 日本精神保健看護学会編集委員(2015~現在)
  • 第25回日本精神保健看護学会学術集会運営委員(2015)
  • 日本精神保健看護学会査読委員(2003~2017)
  • 日本精神保健看護学会選挙管理委員長(2014~2015)
  • PASセルフケアセラピィ看護学会理事(2019~現在)
  • PASセルフケアセラピィ看護学会 第2回学術集会大会企画委員長(2018)
  • 所属学会
    日本看護科学学会・日本精神保健看護学会・日本看護学会
    日本看護研究学会・日本うつ病学会・日本認知療法学会・日本公衆衛生学会
    Honor Society of Nursing Sigma Theta Tau International・PASセルフケアセラピィ看護学

▶和文原著

  1. 熊谷たまき,小竹久美子,藤村一美,三宮有里,上野恭子:the Oldenburg Burnout Inventory – German version邦訳の信頼性と妥当性の検討,大阪市立看護学雑誌,17,11-17,2021
  2. 櫻沢早人子,上野恭子,米倉佑貴:女性看護師の孤独感とSense of Coherence およびソーシャル・サポートとの関連性の検討―世代別の検討―,日本看護科学誌,40,553-561,2020
  3. 池内彰子,上野恭子:精神科看護師の批判的思考態度を促進するためのリフレクションを用いた教育プログラムの効果-統合失調症患者の身体症状の判断に焦点をあててー日本精神保健看護学会誌,29(2),9-18,2020
  4. 阿部美香,上野恭子:せん妄状態にある患者の精神内界に関する文献レビュー,医療看護研究,25,109,2020
  5. 上野恭子,小竹久実子,熊谷たまき:看護師の共感援助行動尺度における因子構造と妥当性の再検討,医療看護研究, 14(1) ,1-10, 2017
  6. 熊谷たまき,小竹久実子,上野恭子,藤村一美:看護系大学低学年における学業的援助要請と内発的動機づけならびに学習方略の関連,大阪市立大学看護学雑誌,13,29-36, 2017
  7. 野末聖香,宇佐美しおり,福田紀子,桑原武夫,石井美智子,福嶋好重,林田由美子,安藤幸子,上野恭子,下川恒生:がん患者の抑うつ状態に対する精神看護専門看護師によるケアの効果‐無作為化比較試験による検討‐日本看護科学会誌,36, 147-155, 2016
  8. 池内彰子,上野恭子:精神科の患者の身体症状の出現・変化に気づく能力に関する文献的研究,茨城キリスト教大学看護学部紀要,7(1), 45-53, 2015
  9. 宇佐美しおり,野末聖香,安藤幸子,上野恭子,福田紀子,石井美智子:抑うつ・不安を有する慢性疾患患者の精神看護専門看護師による介入の評価,日本CNS学会誌,1, 1-7,2015

▶国内学会

  1. 阿部美香,上野恭子:せん妄状態に陥った患者の体験の意味-語りの現象学的分析から‐,第40回日本看護科学学会学術集会,2020
  2. 長津貴子,栗原加代,宇留野由紀子,上野恭子:救急看護師がICUで行っているメンタルケアの特徴-エスノグラフィーの手法を用いてー,第40回日本看護科学学会学術集会,2020
  3. 伊藤めぐみ,上野恭子:スピリチュアルケア実践時の患者‐看護師関係における看護師の傷つき体験と自己の再構築プロセス,第40回日本看護科学学会学術集会,2020
  4. 櫻沢早人子,上野恭子:女性看護師の首尾一貫感覚(SOC)とソーシャル・サポートが孤独感に及ぼす影響―世代別の検討―,第39回日本看護科学学会学術集会,2019
  5. 古田敏行,上野恭子:精神科看護師意思疎通の困難な重症うつ病患者と関係を構築するプロセスの研究,第39回日本看護科学学会学術集会,2019
  6. 栗原加代,宇留野由紀子,長津貴子,上野恭子:救急医療現場においてスタッフが行っている精神的ケア介入の実態に関する文献検討,第29回 日本精神保健看護学会,2019
  7. 上野恭子:シンポジウム講演, オレム・アンダーウッドモデルの実践・研究・教育の展開と課題,第2回PASセルフケアセラピィ看護学会,2018
  8. 上野恭子,重田ちさと,宇留野由紀子,栗原加代,長津貴子:精神科看護師の不穏状態にある患者を安心させるための入院時の対応に関する質的分析,第38回 日本看護科学学会学術集会,2018
  9. 池内彰子,上野恭子:精神科看護師の臨床経験からみた批判的思考態度の分析,第37回日本看護科学学会学術集会,2017
  10. 安達なさ子,上野恭子,立石彩美:リンパ浮腫を伴った婦人科がん患者のソーシャル・サポートとFighting Spirit がQOL に与える影響,第36回日本看護科学学会学術集会,2016
  11. 上野恭子,阿部美香,山口聖子,岡本隆寛,熊谷たまき,小竹久実子:緩和ケアを必要とする患者に対する共感に基づく援助行動に至るプロセス‐若手看護師を対象として‐,第36回日本看護科学学会学術集会,2016
  12. 岡本隆寛,上野恭子,阿部美香,山口聖子,小竹久実子,熊谷たまき:緩和ケアを必要とする患者に対する共感に基づく援助行動に至るプロセス‐中堅看護師を対象として‐,第36回日本看護科学学会学術集会,2016

▶国際学会発表

  1. Kyoko Ueno, Kumiko Kotake, Tamaki Kumagai: The Development of the Scale to Measure Nurses’ Empathic Support Skills, 30th International Nursing Research Congress, 2019
  2. Mika Abe, Kyoko Ueno: Patients with delirium in an intensive care unit and nursing that understands their intrapsychic state, 22nd EAFONS, 2019
  3. Takako Nagatsu, Kayo Kurihara, Yukiko Uruno, Kyoko Ueno: Current work and future challenges for nurses in medical institutions responsible for emergency care, 26th Quadrennial ICN, 2017
  4. Tamaki Kumagai, Kyoko Ueno, Kumiko Kotake, Kazumi Fujimura: Research on burnout, self-efficacy, and self-rated health among first- and second-year students in colleges of nursing: preliminary investigation, ICP, 2016
  5. Tamaki Kumagai, Kyoko Ueno, Kumiko Kotake, Kazumi Fujimura: Examination of reliability and validity of the Japanese version of the Oldenburg Burnout Inventory: Pilot study, 19th EAFONS, 2016
  6. Shoko Ikeuchi and Kyoko Ueno: A literature review on abilities necessary for psychiatric nurses to perceive changes in patients’ physical symptoms, 19th EAFONS, 2016
  7. Kyoko Ueno, Kumiko Kotake, Tamaki Kumagai, Mika Abe, Seiko Yamaguchi: Qualitative analysis of empathic behavior process among home-visiting nurses in Japan, 26th International Nursing Research Congress ,STTI, 2015

▶研究助成

  1. 平成29~令和3年度 科学研究補補助金 基盤研究(C),救急看護師が実践する共感援助モデルを適用した精神的プログラムの開発,課題番号17K12225, 研究代表者:上野恭子,分担者:栗原加代ほか4名
  2. 平成25~29年度 科学研究費補助金 基盤研究(C),看護師の共感的援助能力養成に関する教育プログラムの開発と効果検証, 課題番号 25463441 ,研究代表者:上野恭子,分担者:小竹久実子,熊谷たまき,阿部美香
  3. 平成25~27年度 科学研究費補助金 基盤研究(C),看護系大学生の学習バーンアウトを予防する自己調整学習支援システムの開発,課題番号 25463357 ,研究代表者:熊谷たまき,分担者:村中陽子,上野恭子