順天堂医院のSOGIへの取り組み

順天堂医院のSOGIへの取り組みMV

順天堂医院では、LGBTQsをはじめ多様な性的指向・性自認(SOGI:ソジ*)を有する方たちが安心して受診・治療を行なえるよう、院内環境整備を進めています。
* SOGIとは
SOGIとは「Sexual Orientation & Gender Identity」の頭文字を取ったもので、"好きになる相手の性(性的指向)"と"自分の性別に対する認識(性自認)"のことを指します。性的指向も性自認もすべての人が持つものですが、好きになる性も性別も人によって様々です。「私には私のSOGIがあり、あなたにはあなたのSOGIがある」
――"SOGI"は、そのようなすべての人を対象としている言葉になります。

SOGI相談窓口

SOGI相談窓口
SOGI相談窓口をメディカル・コンシェルジュ内に開設
LGBTQsをはじめ多様な性的指向・性自認(SOGI)を有する方たちの受診・入院に伴う相談窓口として、院内に「SOGI相談窓口」を開設しています。毎週、月曜日の午後(13:30~16:30)に相談の時間を設けています。受診・入院にあたり、SOGIに関連してご心配やご質問がある方は、どなたでもご利用いただけます。

お問い合わせやご予約は、お電話で受け付けています。最初は匿名でも構いません。相談料は無料で、院外からでもご予約いただけます。また、当院1号館1階総合案内カウンターや入院手続きカウンターに、レインボーバッジを付けたアライ(Ally:LGBTQsなど性的少数者への支援者や理解者であることを示す)の職員がおりますので、そちらでご予約をお取りすることも可能です。相談窓口もアライの医師・看護師が対応いたします。

相談窓口でのご相談によって、いずれかの診療科受診を希望される場合には、SOGIに配慮した診療が受けられるように院内の担当診療科の受診を手配いたします。その際には、診察券(IDカード)を作成していただく必要があります。
  • 受付時間:月曜日 13:30~16:30
    ※医師のスケジュールが合えば随時対応(退院時相談など)
  • 場所:順天堂医院1号館2階2C メディカル・コンシェルジュ内「SOGI相談窓口」
  • 担当医師:武田 裕子 ※アライの看護師が同席します。
  • 相談料:無料
  • お問合せ先:03-3813-3111(代表)にお電話のうえ、「SOGI相談窓口」宛てである旨、お伝えください。
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診療

当院では、トランスジェンダーの方の性別違和に対する治療(性別適合手術やホルモン療法など)は現時点では行っておりません。これらの専門的な対応を希望される方には、「SOGI相談窓口」を通じて、外部の医療機関や支援団体をご紹介させていただいています。

入院時の病衣(パジャマ)

当院では、入院時はご自身のパジャマをお使いいただけますが、院内で用意している病衣も、性別を気にせず利用いただけるように、色味は1色にしています。

同性パートナー

当院では、同性パートナーも家族と同様に面会し、代諾者として同意書などに署名いただける体制をとっています。

レインボーバッジ研修(職員研修)の実施

LGBTQsをはじめ患者さんの多様な性のあり方に配慮した院内環境づくりの一環として、当院では2021年5月に有志職員を募りワーキンググループを立ち上げ、「アライ(Ally:LGBTQsなど性的少数者への支援者や理解者であることを示す)」の職員を増やす研修(レインボーバッジ研修)を実施しています。
患者さんと最初に接する窓口業務の職員を中心に医師、看護師を含め多数の有志の参加者が研修を受け、研修修了者はアライであることが伝わるように"レインボーバッジ"を身につけています。
なお、レインボーバッジを付けた職員のいる窓口にはレインボーフラッグを置き、「バッジをつけている職員に安心してご相談ください」と表示しています。
レインボーバッジ研修01研修修了者は名札にレインボーバッジを身につけています
レインボーフラッグを設置している総合受付レインボーフラッグを設置している総合受付
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