患者さんへのご挨拶

髙橋 和久院長 あいさつ

院長
順天堂医院
院長
髙橋 和久

人口の高齢化を迎え、わが国では2016年には新たに995,132人の患者さんががんと診断されるなどがん患者さんの数は増加の一途をたどっています。また、2017年には373,334人の方が亡くなっております。安全で質の高いがん診療を行うためには、すべてのがんに対して集学的治療(手術、放射線、化学療法)を提供するだけでなく、患者さんの目線に立った緩和ケア、リハビリテーション、患者さんのすべての悩み、相談に対応可能な「相談・支援」が大切です。すなわち中心におられる患者さんに対して医師、看護師、薬剤師、放射線技師、医学物理士、栄養士、臨床心理士、メディカルソーシャルワーカー、理学療法士などの多職種によるチームが診断・治療・ケアに当たることが必要です。順天堂医院は、2010年には厚労省指定地域がん診療連携拠点病院、そして2018年にはがんゲノム医療連携病院となりました。2017年の新規がん患者数は4,587件と都内の大学病院の中でも数多くのがん患者さんをご紹介いただいており、多くの診療実績があります。がん治療センターでは、外来化学療法、緩和ケアに加えて、看護外来、がん相談、心理士相談、就労支援を行っており、がんに関する情報を提供するための図書コーナー、そしてがん茶論やミニレクチャー等の情報交換する場を提供しています。さらに、チームで診断・治療方針を決める「キャンサーボード」に加えて最近増加傾向にある免疫療法による副作用(免疫関連有害事象)に対しても多科医師、看護師、薬剤師などのチームが対応しています。さらに2019年度からはいよいよ次世代シークエンサーを用いたがんゲノム診断が一部保険で実施可能になり、ゲノム情報に基づくprecision medicineの実現の第一歩が始まろうとしております。このようにがん治療センターのニーズ、役割は増しております。がんに関わる悩み、相談、質問などございましたらどうぞお気軽にがん治療センターにご相談ください。

加藤 俊介センター長 あいさつ

センター長
順天堂医院
がん治療センター長
加藤 俊介

患者さんの立場に立った総合的ながん診療を目指すことを目的として平成19年9月に順天堂医院がん治療センターは開設しました。設立以来10余年の月日が経ちましたが、この間にロボット手術、強度変調放射線治療、新規分子標的薬剤および免疫チェックポイント阻害剤など様々な新しいがんの治療法が開発され、患者さんに提供されるようになりました。また2019年度にはがんゲノムパネル検査も始まり、今後がん医療はますます高度な専門性が要求されるようになってきております。それと並行して、患者さんやご家族がお持ちの様々な不安、お悩みにも寄り添うことができるように、患者相談、がん茶論、ミニレクチャーなどの情報発信や、安心安楽に過ごせるような緩和ケアの提供もとても重要です。私たちは設立時の理念を忘れず、今後も常に患者さんを中心に考えた総合的な医療を提供してまいりますので、是非お気軽にがん治療センターに足をお運びください。