対象疾患

放射線診断部門

当院は日本医学放射線学会の放射線科専門医総合修練機関であり、放射線診断部門では、当院のCT、MRIなどの画像診断機器を用いて各科から依頼のある画像診断検査を行い、その読影レポートの作製することと、低侵襲治療(IVR:Interventional Radiology)を行っています。
外来では、医療連携などでご紹介いただきました患者さんの画像検査および読影の結果説明の外来と、低侵襲治療(IVR)外来を行っています。
画像診断検査数に関しては、2017年度の診療実績に記載しましたが、CT 63,807件、MRI 38,987件、超音波検査 3,613件、マンモグラフィー 6,005件、核医学検査 4,647件、PET-CT検査 2,917件と、多くの画像検査を施行しています。放射線科画像診断医が検査計画を立てて検査に立ち会い、質の高い検査を行い、質の高いレポートを各診療科に報告するように努めています。
低侵襲治療(IVR)に関しては、当院は日本IVR学会専門医修練施設で、桑鶴教授、白石准教授、岡田助教(一般放射線部門)の3人の専門医と加藤助手を中心に、多くの医局員が専門医を目指して低侵襲治療(IVR)を施行しています。
桑鶴教授着任以来、低侵襲治療の件数は増加し、2017年度は608件になりました。特に、腎血管筋脂肪腫の予防的腎動脈塞栓術、子宮筋腫に対する子宮動脈塞栓術、肝細胞がんや転移性肝がんに対する肝動脈化学塞栓術は多くの患者さんに対して施行しています。その他、中心静脈用ポート留置術やマンモトームによる乳腺生検も、毎年数多く施行しています。
また、2017年度は、腎腫瘍に対する凍結治療を開始し、多様な低侵襲治療を施行しています。

*悪性腫瘍に対する経動脈的化学塞栓術が可能な病変

  1. 肝細胞がん、転移性肝がん
  2. 種々のがんの骨・肺・リンパ節転移
  3. 種々のがんの局所再発
  4. 悪性褐色細胞腫(原発部位、転移部位)

*良性疾患に対する経動脈塞栓術が可能な病変

  1. 腎動脈瘤、脾動脈瘤、腹腔動脈瘤、総肝動脈流などの内臓動脈瘤
  2. 腎動静脈奇形(瘻)、臀部・四肢などの動静脈奇形(瘻)
  3. 腎血管筋脂肪腫
  4. 子宮筋腫
  5. 種々の原因の子宮からの出血(産科出血、仮性動脈瘤からの出血)
  6. 種々の原因による消化管出血、腹腔内出血など